グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年3月 5日

RGリヴェラとLGウォールの移籍先決まる

RGマルコ・リヴェラはカウボーイズ、LGマイク・ウォールはパンサーズとの契約が決まった。どちらもかなりの高額契約で、パッカーズが希望していた額とはかけ離れているのは間違いない。パッカーズのトンプソンGMは、両選手の幸運を祈ると語り、「少し驚いたね。しかしどちらも、彼らにふさわしい契約だ。非常に才能あるプレーヤーなのだから。同じ日に2人の先発OLを失うのはつらい。能力の高い選手たちがチームを去るのは見たくないものだ」

ベクトルOLコーチ。「彼らの健闘を祈るよ。私は6シーズンも彼らと一緒にやれて幸運だった。フリーエージェントになれば、こういったことは常にありうるものだ。どれだけの市場価格が付くかはわからないものだが、今回は2人とも相当な額だと思う。彼らと、家族のために喜んでいるよ。死ぬまで家族の面倒を見られるだけの経済的な保証を手に入れたんだからね」

RGリヴェラは今回の入団記者会見で、何度もカウボーイズをパッカーズと言い間違えたらしい。

現在32歳のRGマルコ・リヴェラは、ペン州立大から1996年のドラフト6巡でパッカーズ入り。ワールドリーグのスコティッシュ・クレイモアズ派遣を経て、3年目の1998年シーズンから先発に定着。猛烈なタフガイで、2002年には両ヒザの内側側副靭帯(MCL)を部分断裂しながら、全試合出場を果たした。ここ3年連続でプロボウルに出場し、リーダーシップ面でも存在感は大きい。カウボーイズとは、契約ボーナス$9ミリオンを含む総額$21ミリオンの5年契約、と報道されている。

もうじき28歳となるLGマイク・ウォールは、1999年のSupplemental Draftの2巡指名でパッカーズ入り。ステロイド違反のため海軍士官学校で出場資格を失い、1年早いNFL入りだった。2000年には先発左タックルとして期待されたが失敗し、翌年から左ガードでスターターに。大学入学時にはWRやTEだったためOLとしては遅咲きだったが、クイックネスを活かして年々成長を続け、トップクラスのガードと認められるまでになった。パンサーズとは、契約ボーナス12ミリオンを含む総額$25ミリオンの5年契約と言われている。

左右のガードを新たに探すことになったパッカーズだが、ベクトルOLコーチは、Cマイク・フラナガンをガードに回す可能性について、「彼にはガードもこなす能力がある。しかしヒザの大ケガからの回復途上でもあるしね。私に関しては、フラナガンがウチの先発センターだ」と語った。

イーグルスからFAになっているOGジャーメイン・メイベリー(31歳)も、今年のFA市場では有力なガードだ。代理人によると、今のところ、ライオンズ、バッカニアーズ、セインツ、パッカーズが興味を示しているとのこと。しかしパッカーズにはたぶん無理。

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