過去の記事 |
2004年 >
11月 >
Packers - Redskins Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2004年11月 2日
- マイク・シャーマンHC。「バイウィーク前に勝てたのは非常に大きい。おかげで、これから2週間、やっていくのが楽になる。それに今のウチには、バイが必要だ。傷だらけのフットボールチームだから」
- ケガを押して勝利に貢献した選手たちについて、マイク・シャーマンHC。「もし彼ら抜きで戦ったとしたら、結果は変わっていたかもしれない。幸運にも私は、何よりも勝利を求める選手たちに恵まれている。彼らはチームメイトを気遣い、何とかして試合に出場しようと頑張ってくれた。今週試合に出るために彼らがどれだけ努力したかわからないほどだ」
- 右手のケガについてQBブレット・ファーヴは、「すでに右手を痛めているところへ、親指も痛めてしまった。確かにプレーへの影響はあったと思う」と説明している。そう語る間にも、右手をポケットに入れたまま左手だけでロッカールームの片づけをしている。「いいタイミングでバイウィークが来た・・・毎年そう言ってるような気がするけど。身体的にも精神的にも、いい時にバイが来たよ」
- QBブレット・ファーヴ。「後半の自分のプレーには満足はしていない。出来の悪さを他の何かのせいにできたら楽だけど、そんなことはしない。マイク(シャーマンHC)が試合後に僕のところに来て、『フラストレーションはよくわかる』と言ってくれた。でも、試合結果にフラストレーションを感じてないのは言うまでもないよ。これは受け入れる。(4勝4敗より)もっとひどい成績になってたかもしれないんだから」
- 不調のQBブルネルにパッカーズのパス守備が助けられた感があるのは否めない。左にロールしてのパスは良かったが、ポケットからのパスはミスが多かったようだ。「彼は、移籍してすぐから、ジョー・ギブスが復活してかつての地位に返り咲くのを助けようとしている、たいへんな立場だ。同情するよ」とQBファーヴ。
- 逆転タッチダウンをイリーガルモーションの反則で取り消されたレッドスキンズ側は、「いったいどの選手が動いたというのか」とカンカンになっている。公式記録ではWRスラッシュが反則を犯したことになっているが、審判はギブスHCに対して、Hバックのクリス・クーリーが動いたのが反則だと説明したようだ。目の前で見ていたDEトゥルーラックはその判定に同意。「彼は動いちゃいけなかった。たぶんブリッツのピックアップを考えたんだと思う」
- 「あのインターセプションがこの勝利の鍵だった」とシャーマンHC。ヒザが悪いCBアル・ハリスはTDパス成功を許すこともあったが、昨季プレーオフのシーホークス戦のように、勝負どころでWRの前に飛び込み、ビッグプレーでチームを救った。「WRガードナーはすでに3回か4回、僕に対してあのルートを走っていた。僕は同じことを何回もやってはいたんだけど、QBは別の方に投げていたんだ。ようやくあそこで、こっちに投げてくれた。ホントよかったよ」
- 後半冒頭のキックオフで、レッドスキンズは意表を突いたオンサイドキックを敢行。しかしSバウ・ジューが素早く反応して押さえたためにピンチを逃れ、貴重な3点追加につながった。「時々ああいうことが起きるから、決め付けないのが一番だ。考えるより先に体が動くから。僕はただボールに反応しただけ」と本人。ボナメイゴSTコーチは、「素晴らしいプレーだった。サプライズ・オンサイドキックの成功率を見てみるといい。たぶん50%近いだろう」
- ボブ・スロウィックDCは、「RBポーティスをスローダウンさせるのが最優先事項だった。特に、試合の序盤でね」と語っている。しかしまだ、彼の望むようなブリッツ主体のコールはできていないと言う。
- レッドスキンズディフェンスは、RBアーマン・グリーンのランをほぼ完全にシャットアウトし、24回のランのうち、なんと9回を1ydsゲイン以下に封じ込めた。「向こうの目標は、こちらを混乱させ、誰かが真ん中をフリーで突破できるようにすることだった。あちらのディフェンスと、コーディネーターには脱帽だ。こちらは何度も混乱してしまった。素晴らしいスキームだった」とFBルーチー。
- 第3Q、3rdダウン3でフラットパターンのパスをキャッチしたFBニック・ルーチーは、CBスプリングスのヒットでヘルメットが脱げたが、そのまま振り切って11ydsゲインした。「ヘルメットが脱げた時には、自分がどの位置にいるかわからなくなったけど、アウトオブバウンズに逃げて『ヘルメットが脱げたから1stダウンが獲れなかった』と言うつもりはなかった。あまり賢くはないよね、2人か3人が追いかけてくるんだから。最後ぎりぎりのところで、1stダウンが取れたことがわかったから、サイドラインに出たんだ」
- RBアーマン・グリーンの48ydsパスキャッチはキャリア最長。ごく普通の右サイドへのフレアーパスだったが、スピードでLBを縦にぶち抜いてロングゲイン。
- RGマルコ・リヴェラは痛めていた足首の捻挫を悪化させてしまったのか、ひどく脚をひきずりながら帰りのバスに乗り込んだ。「痛みはかなりある。バイがあるから、十分に休めるだろう」
- 内側側副靭帯(MCL)を捻挫しているCBアル・ハリスは、「金曜日の練習に参加してみて、行けると確信が持てた。試合前半はいい感じだったけど、後半に入るとヒザがこわばって、プレーするのに苦労した」
- FSダレン・シャーパーは試合前のウォームアップで、出場させてくれとコーチ陣にアピールしたが、まだ不十分との判断で欠場が決まった。
- 復帰して2試合を経たDTグレイディ・ジャクソンのヒザは、「95%に近い」と本人。「100%に近い」と表現するならわかるが、じゃあいったい何%なのだ。
- 大統領選の直前の試合でレッドスキンズが負けると現職大統領が負ける、という1936年以来のジンクスがあるため、両陣営からも注目されていたこの試合。「パッカーズは彼らの役割を果たした。火曜日には、我々が自分たちの役割を果たす」とケリー候補はコメントしている。共和党のある上院議員は、「レッドソックスが『バンビーノの呪い』を破ることができたのだから、ブッシュ大統領とパッカーズも両方勝つことは可能だ。ブレット・ファーヴはどんな呪いでも破れる。私は心配していない」と語っている。QBファーヴは茶目っ気たっぷりに「投票って火曜日だっけ? もう済んだかと思った」