グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年5月21日

Executive committeeに新メンバー

過去11年にわたってパッカーズのExecutive Committeeの顔ぶれは変ることがなかったが、ジム・テンプ(元パッカーズ選手)が、内規で定められた70歳で退任し、エネルギー関連企業WPS Resources社の社長兼CEOのラリー・ウェイアーズがCommitteeに加わることになった。長年にわたって会計担当を務めてきたジョン・アンダーウッドも来年には70歳のため、ウェイアーズはその後任となるべく、アンダーウッドと共に1年間仕事をして準備するとのこと。

Executive Committee(経営委員会または執行委員会?)は7人のメンバーで構成され、ボブ・ハーラン社長を中心として、非営利団体グリーンベイ・パッカーズの、特にビジネス面での最高意思決定機関の役割を果たしている。

Executive Committee の下に、45人からなる Board of Directors(理事会?)があり、Executive Committeeの7人はここから選ばれている。理事は、業種は様々だがウィスコンシンの地元財界の人々が多く、他には元選手のウィリー・デイヴィス、MLBコミッショナーのバド・セリグ(ブリュワーズの実質オーナー)、ブラウン郡の判事、大学の総長なども名前を連ねている。任期は3年で、3分の1の15人ずつが毎年夏の株主総会で改選される。さほど実権はなく、Executive Committeeの決めたことを承認するのが主な仕事らしい。

Executive Committee も Board of Directors も球団社長以外は無給である。

かつての名HBトニー・カナデオ(昨年の死亡記事はこちら)は1958年から1993年までExecutive Committeeのメンバーで、ヴィンス・ロンバルディの採用にも貢献したことがある。そして元DEジム・テンプ(NFL引退後は保険会社に勤め副社長にまでなった)がカナデオの後任となり、今年まで務めてきた。しかしテンプの退任により、50年ぶりに Committee から元パッカーズ選手が消えることになる。50年前の1954年も、わずか1年だけ空白があっただけなので、実質的に球団史上初めて元選手のいないExecutive Committeeということになりそうだ。

カテゴリ : Contract/Personnel, Team/Organization