グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年3月24日

Sマーク・ローマンと契約

パッカーズは、ベンガルズのSマーク・ローマンと契約した。Wisconsin State Journal紙によると、3年契約で契約ボーナスは$750,000ドル、今年のベースサラリーは$535,000ドル。大物FAではないが、昨年までのSエドワーズやSアンダーソンと比べれば、「ちゃんとタックルする能力さえあれば、それだけで十分アップグレードになる」との見方が一般的。代理人によると、パッカーズとベンガルズと、他にも1チームが彼にオファーをしていたとのこと。

CBとしても先発経験があるように、スピードがありカバー能力の高いフリー・セーフティ。タックルの確かさにも定評がある。「ヴァーサタイル、というのが自分の特徴だと思う。コーナーができるセーフティであり、セーフティができるコーナーでもある。ニッケルもできる。シンシナティでは、セーフティもやり、コーナーもやり、ニッケルもやった」とローマンは説明する。彼は、ダフナーLBコーチがベンガルズのDCだった時の教え子でもある。

Sマーク・ローマンはルイジアナ州立大出身の27歳。身長5フィート11(180cm)、体重200ポンド(91kg)。大学では4年間スターターを務め、主にセーフティだったが、4年生の途中でCBにコンバート。2000年のドラフト2巡(全体34位)で指名されたが、CBとSのどちらが向いているかは見方が分かれていたらしい。ベンガルズでは最初の2シーズンはCBをプレーし、2001年は8試合に先発。2002年にFSに移ったがケガにも悩まされ1試合しか先発出場できず。2003年にようやくフルタイムのスターターとなり、73タックル、1INTを記録した。

バトラーの引退以後、Sシャーパーの相棒が安定しないのがパッカーズの悩みの種。パッカーズはロン・ウルフ元GM時代から、ハードヒッタータイプのオーソドックスなストロングセーフティよりも、CBもこなせるようなカバー能力の高いタイプを好んできた。今年もSSマイク・ローガン(PITと再契約)よりもこのSマーク・ローマンを上位候補としており、またSSジョン・リンチ(TB→DEN)を無理して獲りに行くことは全く考えていなかったようだ。

ドナテル元DCと同様にスロウィック新DCも、2人のセーフティをFS・SSとあまり固定せず、臨機応変に使う方針らしい。安定感のあるローマンの加入により、バトラー時代末期のように、シャーパーのビッグプレー能力をより活かせるようになるかもしれない。「シャーパーと一緒にやることで、僕の能力も上がると思う。彼だけじゃない、セカンダリー全体に優れたDBが揃っている。彼らのようなレベルの選手から尊敬を勝ち取るには、自分の能力全てを出し切らなくてはいけない」とローマンは語っている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player