グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年11月 2日

WRテリー・グレン 「6勝1敗ならそれで十分」

28キャッチ401ydsという数字は、WRテリー・グレンにしては十分な数字とは言えない。しかし彼は「チームが勝ってさえいれば全然問題ない」と同じセリフを繰り返す。自分でも吹き出してしまうほどに。「結局6勝1敗っていうチーム成績の話に戻っちゃうんだよね。でもこれは動かしようがない。もしチームが勝っていれば、僕の数字が悪くても、それでいい。本当に気にしていないんだ。僕はスーパーボウルに勝つためにここにいるんで、個人記録のためじゃない。そりゃあ数字がいいに越したことはないけど、これはチームスポーツで、僕はスーパーボウルに勝ちたいんだ。もし毎試合勝つのに1キャッチが必要なら、僕はそうするよ」

「僕はここに来てまだ1年目。『何故オレの所にもっとボールが来ない?』なんて言わないよ。今年僕がしたいことをするチャンスをくれたのはパッカーズだ。それはスーパーボウルに勝つこと。それ以上のことは求めない。僕がまだニューイングランドにいたら、スタッツで自分を判断していただろうね。でも今は、僕は言わばキャリアをここで再出発させたんだ。殿堂入りするクォーターバックと、新しいスタートを切るチャンスを手に入れたんだ」

ベアーズ戦でドライバーと2人合わせて274ydsの大活躍を見せて以後、2試合で2人合わせて121yds。明らかにマークはきつくなっている。多くのチームがドライバーとグレンへの長いパスを警戒し、セーフティを2人ともディープゾーンに下げるケースが増えている。そのおかげで、RBアーマン・グリーンは2試合で55回224yds。パスの脅威がランオフェンスを助けている。「自分がパスをキャッチしようとしまいと、僕がこのオフェンスの重要な一部だということはわかっている。自分の役割には満足してるよ」とグレン。ドライバーも「アーマンがあんなに走れるなら、僕らにはボールは必要ないよ」と語る。

次のドルフィンズ戦はパッカーズのWR陣にとって大きな試練だ。ヒザのケガによってファーヴの動きが制限されるだけではない。ドルフィンズには優秀なDBがずらりと揃い、しかもフィジカルなCBたちはバンプ&ランを得意としている。いっぽう、ドライバーもグレンも比較的軽量で、フィジカルなタイプとはとても言えない。「こちらも相手と同じように、できる限りフィジカルに行くとなると、ドッグファイトになるだろうね。彼らのバンプ&ランに対してもプレーできるということを、僕らは示さなければならない」とドライバー。

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