グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2002年2月 9日

QBジョシュ・ハイプルと契約

パッカーズは、QBジョシュ・ハイプル Josh Heupel と契約を結んだ。ハイプルは昨年のドルフィンズのドラフト6巡指名。 しかし昨夏のキャンプで左手首を痛めて長期離脱を余儀なくされてしまい、結局ロースターに残れず開幕直後に解雇。その後9月末頃にはパッカーズ他数チームが彼の獲得に興味を示したが、手首のケガがネックとなって契約には至らず、パッカーズも「手術した手首が治ってから考える」という結論を出していた。ハイプルは現在、手術した左手首のリハビリをオクラホマで行っている。

ハイプルは身長6フィート2インチ(188cm)、215ポンド(98kg)、左投げ。 エースQBとしてオクラホマ大を2000年の全米王座に導き、 通算50TDを挙げてチーム記録を作った。LBトランス・マーシャルとは同僚だったということになる。4年時にはハイズマン賞の次点だったほか、数々の賞を受賞したスター選手。

ドラフト時の一般的な評価は、「短めのパスを、早いタイミングで正確に投げ分けることができる」 「視野が広く、相手ディフェンスを良く読み、非常に落ち着いている」「リーダーシップもある」「足は速いと言うほどではないが、そこそこ動ける」と、まさにウェストコーストオフェンス向き。弱点としては「肩がやや弱く、長めのパスに難がある」「プロで先発になれるほどの(肩を含めて)フィジカル能力があるのかどうか」といった点。ロン・ウルフ元GMは、昨年のドラフト直後に「本当は6巡でハイプルを獲りたかったのだが、直前でドルフィンズに指名されてしまった」と明言していたように、 以前からパッカーズ首脳が彼を評価していたことは間違いない。

とにかく今年に関しては、ハイプルが即座に2番手を務めることは考えにくく、ピダーソンまたは誰か他のベテランQBが2番手、ハイプルが3番手ということになる。 また4月のドラフト(の真ん中から下の指名)でQBを指名し、ハイプルとキャンプで3番手の座を争う、ということも考えられる。「いろんな意味でここは彼に合ったチームだと思う。 彼はパッカーズのコーチたちを気に入っている。また、ブレット・ファーヴの下で勉強できるのも素晴らしいチャンスだ。システムも彼に合っている。QBの素早い判断に頼るところの多いシステムは、彼の得意とするところだ」と代理人。

彼の姓の発音やカタカナ表記について、あちこちで混乱があるのですが、パッカーズ公式サイトに"pronounced HYPE-pull"と明記してあるので、「ハイプル」で行こうと思います。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player