2005 Green Bay Packers Draft Picks | |||||
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Pick | 全体 | Pos. | Name | College | 備考 |
1巡24位 | 24位 | QB | Aaron Rodgers | California | ファーヴの後継者候補 |
2巡19位 | 51位 | S/CB | Nick Collins | Bethune-Cookman | ディビジョンI-AA出身 |
2巡26位 | 58位 | WR | Terrence Murphy | Texas A&M | リターナーとしても期待 |
4巡14位 | 115位 | S | Marviel Underwood | San Diego State | こちらもスピードは猛烈。サイズは小さい |
4巡24位 | 125位 | LB | Brady Poppinga | Brigham Young | ストロングサイドLBの予定 |
5巡 7位 | 143位 | C/G | Junius Coston | North Carolina A&T | センター経験もあるがまずはガード |
5巡31位 | 167位 | CB | Michael Hawkins | Oklahoma | 大学中退してアリーナリーグでプレー |
6巡 6位 | 180位 | DE | Mike Montgomery | Texas A&M | ストロングサイドDEとして使う |
6巡21位 | 195位 | WR | Craig Bragg | UCLA | WRだけでなくパントリターンで優れた実績 |
7巡31位 | 245位 | LB | Kurt Campbell | Albany | こちらもディビジョンI-AA校 |
7巡32位 | 246位 | OG | Will Whitticker | Michigan State | 荒削りな大型ラインマン |
1巡24位 QB アーロン・ロジャース Aaron Rodgers | |||||
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California | Junior | 6-2 (188cm) | 223lb(101kg) | 40yds/4.71秒 | 1983年12月2日生 |
経歴 : カリフォルニア州北部のチコ市出身。高校卒業時には一部校から奨学金のオファーを貰えず(学業成績の問題ではない)、ジュニアカレッジへ。そこで全米2位にランクされる活躍を見せ、わずか1年でカリフォルニア大に転入を許された。その直後の2003年シーズン途中からスターターに昇格し、2年間でパス5,469yds、成功率63.8%、43TD、13INTの大活躍。同大にとって久しぶりの2年連続勝ち越し、2年連続のボウルゲーム出場に導いた。 Strengths : 今年のQBの中では最も強い肩を持つ1人で、NFLで要求される全てのパスをこなすことができる。基礎やメカニックが非常にしっかりしており、かなりのクイックリリースで、タッチやタイミングも良い。手も大きい。ポケットでの落ち着きがあり、ヒットを恐れずにぎりぎりまで待つことができる。ポケットで素早くセットし、フィールド全体を見渡すことができる。レシーバーを探すプログレッション・リードもトップクラスになるまでに向上してきた。無理な場所に投げ込むことが少なく、それはINT率の低さに表れている。 大学でもウェストコーストオフェンスをプレーしてきたのは強み。また、レシーバー陣に恵まれないチーム状態でこれだけの数字を残したのも高く評価できる。ポケットでの(ラッシュを感じ取る)感覚が非常に良く、自分の足でセカンドチャンスを生み出すことができる。40yds走4.71秒のスピードは、いわゆる「モバイル系」でないQBとしては最速クラス。タフでリーダーシップに優れる。人格面や熱心さでもコーチからの評判は非常に良い。 Weakness : 身長がやや低い(ファーヴと同じ)。短大経由でカリフォルニア大に入り、しかもアーリーエントリー(3年終了時点でのプロ入り)のため、一部校での先発経験が多くない。スターターとなったのは2003年シーズンの半ばから。ショートパス中心のオフェンスでプレーしており、ミドルからロングのパスの精度については未知数な点もある。足はあるが、ランの脅威は少ない。 ジェフ・テッドフォードHCは、フレズノ州立大、オレゴン大、カリフォルニア大で、トレント・ディルファー、アキリ・スミス、ジョーイ・ハリントン、デヴィッド・カー、カイル・ボラーとドラフト1巡指名QBを育ててきたが、まだ1人も「フランチャイズQB」にはなっていない。どれもしょせんは「システムQB」にすぎず、カレッジではすごい数字は残せてもプロで伸びないのではないか、という漠然とした経験論が専門家の中にもあるようだ。ロジャース自身もテッドフォードの教えに忠実に、高い位置でボールを持つが、そのフォームが「ロボティックだ」という声もある。 メンタル面 : 落ち着いていて自信にあふれ、リーダーシップもあり、精神面は申し分なさそう。謙虚で、無意味な鼻っ柱の強さはないタイプ。ドラフト当日、1位指名候補から指名順がどんどん落ちて4時間半も待たされるという試練を経たが、それでもポジティブにパッカーズ入団を喜ぶ姿勢を崩さなかったことで、ジュニアカレッジから這い上がった苦労は伊達ではないことを証明して見せた。学業成績は良く、ワンダーリックテスト35点も優秀。 指名の経緯 : 49ersは1巡1位でアレックス・スミスかロジャースのどちらを指名するか、直前まで迷った末にスミスを選んだ。10位は外れないだろうと予想されていたが、さまざまな展開のアヤが重なって、あれよあれよという間にロジャースが24位まで落ちてきてしまった。パッカーズにとっては想定外に近かったが、滅多にないチャンスであり、思い切って指名しないわけにはいかない。待ちくたびれたロジャースの一家に対する同情がドラフト会場には満ち満ちており、パッカーズの指名と同時に大歓声が上がった。 もともとパッカーズは2巡指名権が2つあったが、そのどちらかでQBを獲る可能性が高かった。トンプソンGMはロジャースが落ちてくることなどないと最初はやや準備不足だったが、直前の週にその可能性を示唆する情報を得て、あらためてロジャースのテープを入念にチェックしたのだという。 パッカーズにとって : チーム首脳は2002年ごろから、「ファーヴの後継者探し」が大きなテーマだと公言してさまざまな道を探ってきたが、これでようやく本格候補を手に入れた。ファーヴの現役生活はあと1年か2年という見方が主流で、ロジャースはその間ファーヴの下でじっくり修業を積むことになる。しかし、「ファーヴにはあと何年でもやってもらいたい」というのが今でもパッカーズ首脳の公式見解であり、引退への道筋を固めたばかりにファーヴの気力が萎えるようなことは避けたい、という意図がよくわかる。 etc. : 北カリフォルニア出身とあって、彼のかつてのアイドルはジョー・モンタナ。彼の引退後はファーヴが好きだったとのこと。モンタナが去った直後にQBスティーヴ・ヤングが49ersを率いてスーパーボウルを制覇したように、ファーヴの後にグリーンベイに再び栄光をもたらすことを彼は夢見ている。なお、ファーヴがスーパーボウルを制覇した時、彼はまだ13歳だった。 |
2巡19位 S/CB ニック・コリンズ Nick Collins | |||||
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Bethune-Cookman | Senior | 5-11(180cm) | 206lb(93kg) | 40yds/4.37秒 | 1983年8月16日生 |
経歴 : フロリダ州クロス市出身で、高校ではRBとDB、バスケと陸上。ディビジョンI-AAのベスーン・クックマン大は、彼の父親がQBをプレーした大学でもある。学業成績が基準に達しなかったため、大学1年の時は出場資格が得られなかった。2年目シーズンの終盤からストロング・セーフティとしてスターターに定着。2003年と2004年はフリー・セーフティとして先発、合計12INTを決めて2年連続でオールMEACに選ばれた。 Strengths : 40yds走4.37秒は、SだけでなくCBとしても上位クラスのスピード。ジャンプ力(垂直跳び40インチ)もあり、方向転換も素早く、アスレチック能力は申し分ない。身長は低いが、上体はがっちりと発達している。マンカバー能力は高く、CBでもSでも務まる。手が大きくボールスキルに優れていて、高いボールにうまくアジャストしてインターセプトを奪う。タックル能力やランサポートはあまり高く評価されていないが、かなり良くなってきたという見方もある。 Weakness : セーフティとしては身長がやや低い。がっちりしている割には、上体のパワー(225lbベンチプレス11回)は物足りない。ハードヒットを好むが、しっかり腕を回してのタックルは改善の余地あり。プレー判断はイマイチで、フェイクにつられやすい。時おり集中力を欠くことがある。下記のように学習能力に難があるとすれば、一人前になるのに時間がかかるかもしれない。ディビジョンI-AAの競技レベルも懸念材料。 メンタル面 : ワンダーリックテスト14点は良くない。CBならこのぐらいはゴロゴロいるが、セーフティとしては最低クラスだ。パッカーズ側の懸念も当然そこにあり、ジョー・ベイカー・セカンダリーコーチを派遣してマンツーマンで綿密にチェックを行った上で、「学習能力は十分」と判断しての指名となった。コリンズを面接に呼んだ他チームの首脳も、「ディフェンスを黒板に書いても、理解力に全く問題はなかった。彼を低く評価する人々は、実際に彼を呼んでボードを使っての話し合いをしていないのだ。小さい学校の選手はいつもこのように不当に扱われるものだ」と証言している。 性格やリーダーシップなど精神面は、情報が少ないせいもあって、よくわからない。最初のミニキャンプでは、上記のような学習能力の問題を質問されても、非常に謙虚な姿勢で受け答えをしていた。うぬぼれの強いタイプではなさそう。大学のコーチは、「苦しい時にみんなが頼りにする、優れたリーダーだ」と語っている。 指名の経緯 : 一般には知られていない選手で、2巡中位での指名には誰もが驚いた。メディアの「専門家」も実際の彼のプレーをよく知らず、また聞きで評価記事を追加しているような状況なので、どれほどアテにしてよいものか。しっかりとした調査をして確信を得た上での指名であることは疑いないが、1年目のトンプソンGMの評価にも関わってくる重要な指名となりそうだ。セーフティ補強が急務である現状で、即戦力タイプではなく荒削りな選手を獲ったことは、契約最終年を迎えるシャーマンHCに少し気の毒でもある。 パッカーズにとって : 「プロではCBをやらせた方が無難」と見る向きも多いが、パッカーズではFSとして育てる予定。経歴からして、1年目からスターターになるのは期待しない方がいいかもしれない。あらかじめFA市場で安価なベテランを2人獲得しておいたのは、このような素材重視の指名に備えるためでもあった。コリンズが即戦力となれるかどうかは、ディフェンスの理解や判断力を磨くことなど、フィジカル以外の面にかかっている。カバー能力を活かしてニッケルバックとして使う手もあるが、チーム首脳は、セーフティ修業と両方では負担が大きすぎる、と乗り気ではないようだ。 etc. : ディビジョンI-AA出身で2巡指名のFSといえば、移籍したダレン・シャーパー(ウィリアム&メリー大)と全く同じだ。コリンズはシャーパーよりスピードがあり、背が低く、勉強が苦手といったところ。シャーパーは1年目はスペシャルチームでプレーしながら、しだいにダイム守備で出番を増やしていった。2年目にスターターとなったがまだ足手まとい。3年目から一人前のスターターとなり、4年目に9INTを記録してプロボウラーとなった。シャーパーの大学時代よりも、コリンズの方が周囲の競技レベルは高かった、とチーム首脳は見ている。ベスーン・クックマン大からは2003年にもDBラショーン・マティスがジャガーズから2巡指名され、ルーキー年から全試合に先発出場している。 |
2巡26位 WR テレンス・マーフィ Terrence Murphy | |||||
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Texas A&M | Senior | 6-1(185cm) | 202lb(92kg) | 40yds/4.39秒 | 1982年12月15日生 |
経歴 : テキサス州タイラー出身。高校まではQBだったが、大学進学時にWRに転向。それまでWRは全くの未経験だったが、1年目からパスキャッチ36回、518ydsの活躍を見せた。大学4年間で45試合に出場、29試合に先発。通算172キャッチ、2,600ydsはどちらもテキサスA&M記録だ。3年時はキックオフリターナー(27.2yds)としてオール"Big12"に選ばれ、4年時はWRとして同賞に選ばれている。 Strengths : 身長はまずまず、ガタイもまずまず。スピードやジャンプ力(垂直跳び41インチ、立ち幅跳び10フィート8)などアスレチック能力は申し分ない。加速が鋭く、フェイクや鋭いカットを踏んでスクリメージでのジャムを避ける。競り合いに強く、アクロバティックなキャッチを決める。ルート取りがスムーズで、ランアフターキャッチも良い。ブロッキングも進んで行うタイプで、かなり上手くなってきた。 Weakness : 大学に入ってからのWR転向なので、ルート取りなどはまだ磨かれていない面が多い。相手守備の読みや、ゾーンカバレッジ相手にフリーになることは向上の余地がある。素晴らしいキャッチをしたかと思うと、イージーな落球をすることがある。走りながらのキャッチでボールをお手玉することがある。無理にボールを進めようとしてファンブルすることもある(4年時にファンブル3回)。 メンタル面 : チームキャプテンとしてリーダーシップを発揮しており、精神的にはしっかりしている。QBからの転向がスムーズにできたのは、ハードワークのおかげだろう。4年時にはアカデミック・オール・ビッグ12に選ばれているので、学業もしっかりやっていたと言える。ワンダーリックテスト15点はあまり良くない。 指名の経緯 : 彼がこのあたりの順位で指名されたのはほぼ前評判どおり。しかしパッカーズが要補強ポイントでないWRをここで指名したのは驚きだった。1巡で将来のエースQBロジャース、2巡19位でも荒削りなSコリンズと、即戦力とは言えない選手を指名していたので尚更だ。「ロン・ウルフ・フィロソフィーで、その時点で最も高く評価していた選手を獲ったのだ」とシャーマンHC。リターナー実績はかなりアテにしているようだ。WRジャヴォン・ウォーカーの契約問題が影響を与えた可能性もある(首脳陣は認めていないが)。マーフィが即戦力として3番手が務まれば、ウォーカーが欠けても大きな痛手にはならないかもしれない。 パッカーズにとって : この2年間のパッカーズは4番手WR以降の層がかなり薄く、1人でもケガ人が出るととたんに苦しくなった。これでWR陣のデプスは大丈夫。スロットでのプレーが得意のようなので、3番手を争うのにはちょうどいいかもしれない。豊富な実績を誇るキックオフリターンと比べるとパントリターンの経験は少ないが、それは先発WRをケガさせたくないという理由が大きかったようだ。パッカーズとしてはコーチを派遣して彼のパントリターン練習も調べ、十分やっていけると見ている。 etc. : かつてのエース、アントニオ・フリーマンの背番号86を着ける。テキサスA&Mで2巡指名のWRといえば、2001年入団のWRファーガソンと全く同じだ。同大学に1年しか在籍しなかったファーガソンと比べ、マーフィはまる4年間たっぷりと実戦経験を積み、着実に成長してきた。精神的にもルーキー時のファーガソンよりしっかりしていそうだ。ただし、ファーガソンの方がさらにガッチリしており、当たりに強いタイプ。 |
4巡14位 S マーヴィエル・アンダーウッド Marviel Underwood | |||||
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San Diego State | Senior | 5-10(178cm) | 205lb(93kg) | 40yds/4.38秒 | 1982年2月17日生 |
経歴 : カリフォルニア州オークランド出身。高校ではRBやQBとして活躍し、シーズン1300ydsラッシング、18TDも記録。サンディエゴ州立大では、1年目はスペシャルチーマーだったが、2年生から先発フリーセーフティとなった。3年間で36試合に先発して222タックル、7INTを記録。Mountain West Conferenceでは最速のDBの1人だった。 Strengths : どこが長所でどこが短所か、メディアによって評価がさまざま。ハムストリングを痛めていたコンバインでは4.65秒という不本意な数字だったが、キャンパスでのPro Dayでは4.38秒と素晴らしいスピードを証明した。背は低いが、ガタイはまずまずで、タフにプレーする。クイックネスがあり守備範囲が広く、レシーバーにぴったりとついていくことができる。嗅覚に優れ、ボール・スキルがある。プレーの読みや、ランサポートも良い。両セーフティの経験に加え、パスシチュエーションではスロットのレシーバーをカバーしたように、ヴァーサタイルな能力がある。 Weakness : サイズが小さく、ブロッカーに飲み込まれやすい。ブロックを払いのけるのに時間がかかるため、スクリメージ近くでのプレーは得意ではない。時おり、やや勝手なプレーがある。プレーの理解に手間取ったり、フェイクに引っかかりやすい面もある。ハードヒットを見舞おうとするあまり、しっかり相手の体をラップアップせず、タックルをミスる時がある。 メンタル面 : ワンダーリックテスト24点はDBとしては良い方だ。即戦力となれるかはパッカーズのディフェンスの習得がスムーズに出来るかにもかかっている。精神面に関しては、全くと言っていいほど情報がない。サンディエゴ州立大では、ディフェンスのクォーターバックのような立場で、仲間に指示を出していたとのこと。 指名の経緯 : 「トンプソンGMはトレードダウンして指名権を増やすのを好む」という前評判の通り、3巡指名権をトレードに出して4巡指名権を2つ受け取った。2巡指名のニック・コリンズはCBとSを行ったりきたりしていたため、こちらのアンダーウッドの方がセーフティ経験は豊富で完成されている、とパッカーズ首脳は考えている様子。「10チームぐらいから、『これは素晴らしい指名だ』と言われた」とトンプソンGMは変な自慢をしている。メディアよりも玄人筋の評価が高いのは確かのようだ。 パッカーズにとって : 両先発セーフティの座が完全にオープンであり、アーテュロ・フリーマン、アール・リトル、マーク・ローマンの3人と、2巡指名のニック・コリンズと4巡のアンダーウッドが2つの椅子を争う。FA加入のフリーマンもリトルも、ドラフト指名のコリンズもアンダーウッドも、どれもフリーセーフティのタイプ。ここまで徹底されてくると、両セーフティを後ろに下げることを好むジム・ベイツDCの意向が人事に反映されているのは間違いない。サイズが似ていることもあり、「アンダーウッドはブロック・マリオンを思い出させる」とベイツDC。 etc. : 背番号はRBドーシー・レヴェンズの25番を着ける。サンディエゴ州立大と言えばRBマーシャル・フォークが有名だが、DTラロイ・グローヴァー(1996年5巡)やDEバジャ=ビアミラ(2000年5巡)といった、下位指名から良いディフェンス選手も輩出している。 |
4巡24位 LB ブレイディ・ポピンガ Brady Poppinga | |||||
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Brigham Young | Senior | 6-3(191cm) | 259lb(117kg) | 40yds/4.72秒 | 1979年9月21日生 |
経歴 : ワイオミング州エヴァンストン出身。高校ではMLBとTEとして活躍し、オールステートにも選ばれた。2年間の海外生活を経て、2001年からブリガムヤング大でプレー。2年目には主に控えDE(先発2試合)ながら8サックを挙げた。3年目に先発右DEに昇格し55タックル、5サックを記録してオールMWCの1stチームに選出。左アウトサイドLBにコンバートされた4年目には79タックル、6サックを挙げ、2年連続でオールMWCの1stチームに選ばれている。 Strengths : スピードやクイックネスはまずまず。"High Energy guy" であり、笛が鳴るまで決して手を抜かない "Non-stop motor"を持っている。タフでアグレッシブ。クイックで捕まえにくいパスラッシャーで、パスートが非常によい。手の使い方がよく、ブロッカーをかわすのが上手い。ラン/パスの判断が良い。横方向の動きがよく、体勢を低くできる。コンバインの時の40yds走は4.72秒だったが、別のワークアウトでは4.60秒を出しているらしい。 Weakness : DEなのかOLBなのかどっちつかずの"Tweener"タイプ。DEとしてはややサイズやパワーに欠け、OLBとしてはややアスレティシズムに欠ける。パスラッシュ能力があるので3-4隊形のOLBに向いているが、そうでないパッカーズで使い道があるのか。守備範囲はあまり広くなく、パス守備での動きが固いこともある。すでに25歳。 メンタル面 : 真面目なハードワーカーであり、規律がしっかりしていてインテリジェント。精神面は申し分ない。海外布教で苦労したことや、妻子を養う責任を果たしてきたことで、ルーキーとしてはかなり成熟している。 指名の経緯 : 特にポピンガとは関係ないが、テッド・トンプソンGMも、カレッジスカウト部長のジョン・ドーシーも、現役時代はLB兼スペシャルチーマーだった。LBを見る目は確かだと期待したいところ。 パッカーズにとって : ストロングサイドLBとして使う予定。コンバインの時は259ポンドだったが、パッカーズ公式サイトではLBらしい247ポンドとなっている。パッカーズの両アウトサイドLBは定まっていないが、先発経験豊富なディッグス、ネイヴィーズ、新加入のトンプソンが争っていて、ルーキーがそこに加わるのは難しそう。手薄なパスラッシュDEとして活用する可能性もある。スペシャルチーマーとしては即戦力だろう。 etc. : 彼はモルモン教徒(ブリガムヤングはモルモンの大学)で、1998年から2年間、ウルグアイで布教活動をしていた(2年間の海外布教はよくあるパターン)。「家族や友人から離れての暮らしで、僕にとって最もつらい経験だった。そこで学んだのは、自分がいかにフットボールを愛しているか、だった。引き離されてみるまでは、自分にとってどれだけの意味を持つのかは理解できないものだ」 父デニスも同じくBYUでTEをプレーし、兄のケイシーもユタ州立大でTE、弟のケリーはBYUでLBをしているフットボール一家。すでに2002年に結婚し、子供が1人いる。 |
5巡7位 C/G ジュニアス・コストン Junius Coston | |||||
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North Carolina A&T | Senior | 6-3(191cm) | 310lb(141kg) | 40yds/5.31秒 | 1983年11月5日生 |
経歴 : ノースカロライナ州ラレイ出身。ディビジョンI-AAのノースカロライナA&Tに進み、1年目の2001年は左ガードとして4試合に先発。2002年には右タックルに移って全試合に先発出場した。2003年、今度はセンターにコンバートされ、オールMEACの2ndチームに選ばれる活躍。2004年もセンターとして全試合に先発し、オールMEACの1stチームに選出された。3年連続で1試合平均300yds以上という優秀なオフェンスに大きく貢献している。 Strengths : まずまずのサイズがあり、クイックネスやアスレティシズムがある。腕が長く手が大きい。横方向の動きがスムーズで、相手の動きにぴったり追随してパスプロテクションできる。良くバランスを保ち、踏ん張るとなかなか崩されない。上体が強く、パワフルなハンド・パンチがある。アップフィールドに進んでLBを捕まえるのも上手い。複数のOLポジションの経験があり、ヴァーサタイル。 Weakness : スモールカレッジのためにトップレベルでの経験が少なく、テクニックを磨く必要がある。姿勢が高すぎてブロックをしくじることがあるので、ボディコントロールを向上させなければならない。相手DLにもたれるようにして押すことがあり、ランブロッカーとしてはもっと馬力をつけるべき。時おり練習での熱心さが足りず、「試合にとっておく」という感じが見受けられる。モノクロの顔写真しか見つからないのも残念。 メンタル面 : ハードワーカーで、笛が鳴るまで頑張り続ける。ケガを押してもプレーするタイプ。ワンダーリックテスト19点は、OL選手としてはやや物足りないが、まあ普通。 センターとしてラインマンたちに指示を出す能力を疑問視する声もある。 指名の経緯 : ノースカロライナA&Tからは8年ぶりのドラフト指名選手。パッカーズのCBジェイソン・ホートン(ドラフト外入団)も同大学の出身だ。 2巡のSニック・コリンズ(ベスーン・クックマン大)、5巡のC/Gコストン、そして7巡のLBカート・キャンベル(アルバニー大)と、ディビジョンI-AAの選手を3人も指名するのは珍しい。今年のパッカーズは完成度よりも素材重視の指名をしたと見るのが妥当だろう。 パッカーズにとって : センターの経験もあるが、センターの層が厚くガードが薄いチーム事情から、コストンは左ガードとして使っていく予定。 先発両ガードが抜けたパッカーズは、エイドリアン・クレム(元NE)、マット・オドワイヤー(元TB)を獲得し、いったん解雇したグレイ・ルーガマーとも安価で再契約した。いっぽうドラフトでは4巡目までにOLを獲らず、5巡でコストン、7巡でウィティカーを指名。どちらも即戦力とは言えそうもないタイプなのを見ると、パッカーズ首脳は今年はベテラン組でスターター争いをさせるつもりなのだろう。左ガードはクレムでほぼ決まりの情勢、右ガードはルーガマー、オドワイヤー、バリーが争う。バリーを右タックルに入れてタウシャーを右ガードに回す案もある。 etc. : 背番号はOGマルコ・リヴェラが着けていた62番。また、彼は2番手TEのデヴィッド・マーティンの従弟でもある。 |
5巡31位 CB マイク・ホーキンズ Mike Hawkins | |||||
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Oklahoma | アリーナ経由 | 6-1(186cm) | 175lb(79kg) | 40yds/4.38秒 | 1983年7月15日生 |
経歴 : テキサス州ダラス出身。悲惨な家庭環境で育ち、養親の元からようやく高校に通った。そこで全米トップクラスのCBと評価されてオクラホマ大へ。1年目から5試合に出場してインターセプトも決めるが、遅刻常習などトラブルを繰り返し自ら退部した。1年のブランクを経て2004年にはアリーナ・リーグのダラス・デスペラードスに入団したが、ケガに悩まされて出場は5試合に留まった。 Strengths : スピードやクイックネスなど、アスレチック能力は申し分ない。身長も高い。パッカーズのスカウトが「これまで見た中で最高のアスリート」と絶賛し、オクラホマ大のアシスタントコーチも「ストゥープスHC時代では最高のアスリート」と評している。方向転換がクイックで、バックペダルもバランスがよくスムーズ。ボールへの感覚や読みに優れ、キャッチがうまい。 Weakness : 上記の経歴が示すとおり経験が少なく、荒削りな面が多い。線が細くパワー不足。そのためかプレスカバレッジで躊躇することがある。人格面のリスクがある。 メンタル面 : フットボール頭はいい、と見られている。何度もコーチとトラブルを起こしてきただけに人格面での不安は大きく、パッカーズは面接に呼んでチェックをした。オクラホマ時代の反省を率直に語る彼の姿に、コーチ陣はむしろ感心したという。「呼んでみると、彼は成熟した大人だった。彼は人生において、我々よりも多くのことを経験してきた。苦難の時期を経て成熟してきた。もし我々が彼を選手として成長させられれば、大変な拾い物となるだろう」とベイツDC。 ユニークな経歴 : 両親は離婚、母はヤク中、父はアル中。16歳の時には暴力的な父から逃れて、数週間ひとりで路上生活をしたこともある(今は実父とは和解している)。養家から高校に通い、フットボールでようやく自分の道を見出したかに思えたが、オクラホマ大ではコーチとしっくり行かずに結局飛び出すことに。家に近いテキサス・クリスチャン大に移ろうとしたが、オクラホマ大の側が許さず断念。アリーナリーグのダラス・デスペラードスで1年間プレーし、いくつものケガに悩まされたが、そこでは特に問題行動はなかったとのこと。今春、サザン・メソジスト大のPro Dayのワークアウトに参加し、そこでNFLスカウトたちの目にとまった。 パッカーズにとって : 「潜在能力は高いが未熟で荒削り」という若いCBをまた1人増やしたことになる。DB陣としては今年3人目の指名。昨年と合わせると5人。ホーキンズがいきなり即戦力となるのは無理そうだが、いずれはキャロルやトーマスとともに主力となってほしいところ。最初のミニキャンプでは初日・二日目と見事なインターセプトを連発し、注目を浴びた。 etc. : Micheal という彼のファーストネームは、普通のマイケル Michael とは e と a の位置が逆。それがわずらわしいのか、パッカーズは略称の Mike でロースター登録してしまった。 |
6巡6位 DE/DT マイク・モンゴメリー Mike Montgomery | |||||
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Texas A&M | Senior | 6-5(195cm) | 276lb(125kg) | 40yds/4.94秒 | 1983年8月18日生 |
経歴 : テキサス州センター出身。高校時代はバスケでも活躍。おそらく学業成績が足りずにジュニアカレッジで2年過ごし、そこでオールアメリカンに選ばれる活躍を見せて、2003年にテキサスA&Mへ。生まれつきの不整脈を治す手術を受け、体調不十分ながらベンチから常時出場して45タックル。4年生になると先発DEに定着し、78タックル、6サック、12ロスタックルの大活躍で、オール"Big12"カンファレンスの1stチームに選ばれた。 Strengths : やや物足りない直線スピードの割にはクイックネスやアジリティに優れ、アスレチック能力は十分ある。サイズがあり、必要ならばかなりバルクアップできる骨格を持っている。腕が非常に長く、手が大きい。よい嗅覚を備え、注意深さもある。ボールキャリアーを素早く見つけ、"High Motor"でパスートする。オープンフィールドのタックルもよい。 Weakness : バルクが足りず押し負けることがあるので、DTをやるなら体重を増やす必要がある。DEとしては、4.94秒のスピードはやや物足りない。つまり、悪い意味で"Tweener"の恐れあり。からだ全体のパワーが不足気味。姿勢が高すぎることがある。ジュニアカレッジ経由のため先発経験がわずか1シーズンで、トップクラスの経験が不足している。下記のように頭脳面は心配。 メンタル面 : ワンダーリックテストがわずか9点というのは非常に悪い数字。スキームを身に付けるためには多くの練習量をこなす必要がある(つまり覚えが悪い)のでは、と見られている。いっぽうハードワーカーぶりは非常に高く評価されており、試合でも練習でも骨身を惜しまず最後まで頑張るタイプ。向上心が強い。 健康面 : 不整脈の手術から2年が経ち、もう全く心配はないと本人は強調する。「検査してみると、生まれつき余計な心臓の血管があって、そのためプレー中に頻脈になることがあり、ちょっと疲れやすかった。でも手術で治してからは、問題は何もないよ」とモンゴメリー。手術直後の2003年シーズンは体力が完全には戻らず苦しんだが、2004年には大活躍で不安を払拭して見せた。 パッカーズにとって : アウトサイドのスピードパスラッシャーが必要と見られていたが、今年はDL選手は彼1人の指名に留まった。「プロでは、バルクアップしてDTにした方がいい」という声もあるが、大学時と同様にストロングサイドのDEをやらせていく予定。キャンプでは、DEコーリー・ウィリアムズ(昨年の6巡)やDT/DEピーターソン(一昨年の3巡)らとともに、キャンプマンの控えの座を争うことになるだろう。 etc. : 母のロージーはかつてバスケで活躍した選手。大学ではオールアメリカン、プロバスケットボール(WBL)のネブラスカ・ラングラーズでは1981年の全米制覇にも貢献している。 |
6巡21位 WR/KR クレイグ・ブラッグ Craig Bragg | |||||
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UCLA | Senior | 6-1(185cm) | 196lb(88kg) | 40yds/4.45秒 | 1982年3月15日生 |
経歴 : カリフォルニア州サンノゼ出身。高校ではWRとRBとリターナー、野球でも活躍した。UCLAに進み、レッドシャツを経た1年目からWR/KR/PRとして3試合に先発。2年目には全試合に先発して889yds、パントリターンでも平均16.0ydsと素晴らしい数字を残した。3年目にはキャリア最高の1065ydsを記録したが、4年目は肩の脱臼に苦しんでわずか483ydsに留まった。通算193レセプションはUCLA記録。4年連続でレセプション回数がチームトップだったのもUCLA初。 Strengths : サイズもスピードもまずまず。信頼のおける、安定したレシーバー。集中力があり、パスキャッチは上手い。肩越しのキャッチやフルスピードでのキャッチも安定している。クイックネスに優れ、滑らかな動きができる。マンカバレッジを相手とするのが得意で、ルート取りも進歩してきた。リターナー、特にパントリターナーとして素晴らしい実績がある。ブロッカーとしても良い。 Weakness : どの分野でも飛び抜けたところがなく、ややスケールが小さいかもしれない。NFLではディープスレットになれそうもない。ゾーンカバレッジが苦手で、フリーになる能力を磨く必要がある。サイドライン際のキャッチで足をインバウンズに残すことにもっと注意が必要。下記のように、ケガの懸念がある。 メンタル面 : ハードワーカーという他は、よくわからない。ワンダーリックテスト27点はWRとしては優秀な方。 健康面 : 昨季は肩の脱臼のために先発6試合に終わり、数字も大幅に落ちた。スカウティングコンバインでの40yds走の際にハムストリングを痛め、キャンパスでのワークアウトも万全ではなかった。3巡あたりの評価をされていた時期もあったが、ケガのためにドラフトでの順位が落ちたと本人は悔しがっている。入団後も、6月のミニキャンプではハムストリングを痛めて全くプレーできなかった。 パッカーズにとって : 要補強ポイントと思われていなかったWRを2人も指名したのは意外だったが、ウォーカーのホールドアウトが長引くようだと、この補強が吉と出る可能性もある。すでに2回のミニキャンプでかなり高い評価を得た2巡指名のWRマーフィと比べると、ブラッグはケガのためにかなり出遅れてしまった。パントリターナーとしての期待は大きく、開幕ロースター入りするためには、リターナーとして光るところを見せる必要がありそう。 WR陣のロースター枠は通常5人。多い年で6人。ウォーカー、ドライバー、ファーガソン、マーフィの4人まではロースター入り確定として、5番手・6番手の座をチャットマンやドラフト外のヴィンス・バトラーらと争うことになる。 etc. : 弟のダリンはノートルダム大の2年生で控えQBをしている。かつてMLBのヤンキースなどで活躍(通算1390安打・打率.290)したロベルト・ケリーは従兄。 |
7巡31位 LB カート・キャンベル Kurt Campbell | |||||
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Albany | Senior | 6-1(186cm) | 230lb(104kg) | 40yds/4.43秒 | 1982年7月30日生 |
経歴 : ジャマイカで生まれ、1995年に一家でフロリダに移ってきた。アメフト以外にもサッカーや陸上で活躍したが、高校3年でヒザの前十字靭帯を断裂し、そのせいで一部校から奨学金のオファーがなかった。ディビジョンI-AAのアルバニー大に進み、最初の2年間はCB。3年目からはセーフティや、4-4隊形のローバーをプレー。同大学史上初のNFLドラフト指名選手となった。 Strengths : アスレチック能力は素晴らしい。4.4秒台というCB並みのスピード、垂直跳び42.5インチ、3コーン・ドリル6.99秒も申し分ない。肩幅が広く、全身の筋肉が発達している。クイックネスを活かして常にボールの近くにいる。しっかりラップアップしてタックルできる。ハードヒッター。マンカバレッジでレシーバーについていくこともできる。複数のポジションを経験し、ヴァーサタイル。頭がよい。 Weakness : そのスピードは直線的で、やや動きが硬く、方向転換がスムーズでない、という評価もある(ただしそれはDBとして使う場合、ということのようで、LBなら当てはまらないかも)。全般的にテクニックが足りず、嗅覚も物足りない。プレー判断がイマイチで、オーバーパスートすることがある。もっと素早くブロッカーを振り払う必要がある。ディビジョンI-AAでプレーしていたため、トップレベル相手の経験が不足している。 メンタル面 : チームキャプテンを務め、頭もいいようだ。この5月には情報科学の学位も取得したはず。 健康面 : キャリアを通じて、ケガの多さに悩まされてきた。高校ではヒザの前十字靭帯を断裂、大学2年では足首の捻挫で3試合欠場、3年では肩のケガで5試合しか出場できず。4年ではシーズン終盤にヒザを捻挫。一部校の選手も多数参加するオールスター戦の一つ、"Las Vegas All-American Classic"に招待されたが、そこでの練習で再びヒザを捻挫してしまった。 パッカーズにとって : パッカーズではウィークサイドLBとしてプレーさせる。荒削りだがスピードは抜群で、「ベイツDC好みの選手だ」とトンプソンGM。今年のパッカーズでは2人目のLB指名だが、5巡のポピンガはDE寄りのストロングサイドLB、こちらのキャンベルはSS寄りのウィークサイドLB。 LB陣のロースター枠は通常6人。5人の年もある。キャンベルの開幕ロースター入りは微妙なところで、ダメだった場合はプラクティス・スクワッドの有力候補となるだろう。 |
7巡32位 OG ウィリアム・ウィティカー William Whitticker | |||||
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Michigan State | Senior | 6-5(196cm) | 336lb(152kg) | 40yds/5.36秒 | 1982年8月2日生 |
経歴 : インディアナ州マリオン出身。高校では3年間、先発OTとして活躍し、有力ラインマンとして注目を浴びる。ミシガン州立大に進み、レッドシャツを経た1年目から早くも先発に定着。ガードだけでなくセンターも経験したようだ。しかし2年目には、コーチの交代もあり、先発の座を失った。3年目は控えで過ごし、4年目の昨季にようやくスターターに復活した。 Strengths : 素晴らしいサイズがあり、その割りにクイックネスや瞬発力もある。ランブロックはパワフル。手の使い方が上手く、嫌らしいプレーができる。ガードだけでなく、センターやタックルも経験があり、ヴァーサタイル。 Weakness : 体重過多の問題を常に抱えており、体重が重いときはクイックネスも鈍ってしまう。第二列(LB)へと向かう動きはあまりスムーズでない。ボディバランスはいまひとつ。テクニックや判断力を磨く必要がある。パワフルなランブロックと比べるとパスプロテクションは向上の余地あり。 メンタル面 : 性格は良いと言われているが、それ以外はよくわからない。 健康面 : シーズン最後のラスベガス・ボウルでヒザの内側側副靭帯(MCL)を断裂してしまい、十分なワークアウトはドラフト直前になるまでできなかった。"Pro Day"でワークアウトをした時も状態はまだ90%で、そのためにドラフト指名順位が下がった、と本人は残念そう。大学ではケガのために欠場したのは1試合のみ。 パッカーズにとって : ウィティカーの本職である右ガードは、RGマルコ・リヴェラが抜けたばかりなのでちょうどよい。6月のミニキャンプでは、右ガードだけでなく右タックルもプレーさせてみたようだ。2回のミニキャンプでの評判はまずまずよかった。 OL陣のロースター枠は通常9人、多い年で10人。両先発が抜けたガードは競争が激しく、ウィティカーがロースター入りするにはよほど頑張らなければならない。ダメだった場合はプラクティス・スクワッド入りが濃厚だ。 etc. : ランボーフィールドでプレーするのがずっと夢で、もし指名されなくてもドラフト外でパッカーズに入るつもりだった、とのこと。契約はすでに済ませてある。総額$1.607 ミリオンの4年契約で、契約ボーナスは$41,000ドル。 |