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Notebook: スタジアム西方の開発計画
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2015年3月28日
- DBカイル・セベティック Kyle Sebetic と契約。デイトン大から昨年ドラフト外でジャイアンツに入り、プラクティス・スクワッドにも1週間だけいた。大学ではずっとCBだったがジャイアンツでセーフティにコンバートされ、パッカーズでもセーフティをプレーする見込み。ウィスコンシン州プレザント・プレーリーの出身で、祖父母はパッカーズの株主。身長6-0(180cm)、体重197ポンド(89kg)、40yds走は4.51秒。
- WRジャレット・ボイキンはパンサーズと1年契約。パッカーズからRFAとなる予定だったがテンダーをオファーされず、無制限FAとなっていた。2013年にはWRコブ(10試合欠場)の穴をよく埋めたが、昨年はただの「遅いWR」になってしまった。
- パッカーズが再契約を望んでいるといわれるNTルトロイ・ガイオンだが、金曜にシーホークスを訪問。マリファナ所持の事件では司法取引が成立し、$5000ドルの罰金と訴訟費用の負担だけで決着している。NFLからの処分はまだわからない。
- NT B.J.ラジはパッカーズとの再契約に向けて交渉中、との報道あり。
- CBダレル・リーヴィス(5年$70ミリオンでNE→NYJ)が先日のインタビューで、「パッカーズも獲得に動いていた球団の1つ」とコメント。しかしこんな大物を相手に本気で高額オファーをするはずはなく、おそらくちょっと感触を探ってみただけだろう。
- ESPN(有料コーナー)は今年のFA補強のランキングでパッカーズを単独トップの「A評価」としている。自前の有力選手としっかり契約延長していることが理由。
- ここまでILBを補強する動きがまったく見られないことから、来季もクレイ・マシューズをILBで使うつもりだろう、という見方が強まりつつある。
- QBロジャースがふくらはぎを痛めていた時期に多用したピストル隊形だが、今後もこれを活用していくことをマッカーシーHCが示唆。リード・オプションをやるわけではないが、QBロジャースの負担を減らしつつ、RBレイシーのパワーランニングも犠牲にしなくて済む。
- WRジョーディ・ネルソンはプロボウル後に股関節の手術を受けたことをマッカーシーHCがあきらかに。深刻なものではなく、6週から8週で回復する見込みとのこと。そのとおりならば、悪くてもオフシーズンプログラムへの合流が遅れる程度で、キャンプに影響するようなことはないだろう。
- Compensatory Pickは発表翌日になってNFLから訂正があり、パッカーズの6巡指名権2つが1つずつ下がることに。元から持っていた205位が206位に、Compensatory Pickの2つ目が212位から213位に下がった。
- 2015年シーズンにはスローバック・ジャージを新調する、とマーク・マーフィ社長。いつの時代のデザインが選ばれるかはあきらかにしなかった。
- かつてパッカーズで活躍したSダレン・シャーパー(在籍1997-2004)はドラッグを用いたレイプ容疑で複数州から訴追を受けた。有罪を認めることで各州と司法取引がまとまり、ルイジアナ州では禁固20年、アリゾナ州では禁固9年、ネヴァダ州では禁固8年と決まった。単純加算して37年服役するのではなく、ルイジアナ州での20年にすべて含まれてしまうらしい。
- パッカーズはランボーフィールド西の商業地帯の買収を完了し、"Titletown District" として再開発することになっている。ロンバルディ・アベニューに沿って東はリッジ・ロードから西はマーリー・レーンまでパッカーズの所有となり(地図へ)、以前はスーパーやガソリンスタンドやモーテルなどだった場所がすでにサラ地になった模様。パッカーズが直接経営するというより、価値を上げたうえで大家として安定した収入を手に入れるということだろう。レストラン、ホテル、小売店が入ることが想像できるが、中には公共の広場も作ることをマーフィ社長は明言している。テナント選定については「すでに多くの問い合わせが来ている。正式発表となればもっと増えるだろう。ただ、慎重に、ゆっくり進めたい」とのこと。
- こうした開発でもっとも成功しているのがペイトリオッツ(というよりオーナーのボブ・クラフト)。ボストンから数十キロ離れた森の中に、スタジアムだけでなくホテル、ショッピングモール、レストラン街、映画館、ヘルスケアセンターまで建設し、巨大な複合商業施設を作り上げている。(写真)
- ランボーフィールド内では選手エリアでトレーニング施設をさらに拡充中。また、ファンから要望の多いWiFiシステムの導入や、ボックス席の窓を開けられるよう改善を計画しているとのこと。