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Packers - Falcons Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年12月10日
- マイク・マッカーシーHC。 「よい勝利だった。シーズン10勝というのはつねに1つの基準だ。今年は11勝かもしれないが。オフェンスはきわめてよい結果が出せたが、ディフェンスは前後半でまったく別物になった。ビッグプレーを許し過ぎた。コミュニケーションがしっかり取れていなかった。大量リードで気が抜けた、という議論も成り立つだろう。ハーフタイムの雰囲気がどうだったか、私自身も見直す必要がある。4クォーターを通してチーム全体が機能することができなかった。しかしもう一度言うが、これはよい勝利だ」
- RG T.J.ラング。 「毎試合30点差や40点差で勝つことはできないよ。後半のファルコンズはすごい気合を示した」 「前半の流れからして、こんな打撃戦を僕らは予想していなかった。でも、勝つために必要なことをする、というのが僕らのアイデンティティだ。たしかに大量リードのまま終わればストレスは少ないよ。でもこういう風にやり遂げられたのは、自分たちの力を示していると思う」
- CBマイカ・ハイド。 「フィールドを去る時、苦い味が残ったのはたしかだ。(ディフェンスとして)あんな風に終わりたくはない。でも同時に、よいチームというのはこういう醜いゲームも勝っていくものだ。NFLでは、勝利を手に入れたことを喜ばなきゃいけない。10勝目だからなおさらね」
- QBアーロン・ロジャース。 「僕はこのチームに興奮している。オフェンスもディフェンスも、シーズンを通してみればアップダウンがある。でも今はホームフィールドアドバンテージに向かって進んでいるし、クラウドノイズや足場の有利さもあって、とてもバランスの良いオフェンスができている。ディフェンスはフィルムを見て反省点を修正していくだろうし、僕は心配していない。もし勝利に38得点が必要なら、それを実行するだけのことだ。オフェンス側に言い訳はない。ハーフタイムには24点リードして、多少リラックスしてしまったところがあるかもしれない。こうしたことがたまに起きるのは自然なことだ」
- QBロジャースはレギュラーシーズン先発100試合を勝利で飾った。
- 通算100試合で68勝32敗はブレット・ファーヴの100試合時点とぴったり同じ。
- 通算100試合時点で通算レーティング106.7はダントツでNFL史上最高。パス27520ydsもトニー・ロモを抜いて史上最多。
- 「とても楽しんでいるし、100試合先発できたのは素晴らしい。若手だったころを思えば夢のような話だ。あと100試合先発できたらと思う」
- RBレイシー(ラン7/パス4)、WRネルソン、WRコブの3人が今季10タッチダウン以上を記録。3人が10TD以上は球団史上初の快挙。
- RBエディー・レイシーは「ラン・パス合わせて100yds以上」がこれで6試合連続。ラン1回平均4.7yds以上がこれで4試合連続。シーズンの1回平均も4.5yds(10位)まで上昇してきた。
- RBジェームズ・スタークスは先週までの5試合でラン17回わずか19ydsの不振だった。ところが今回は10回75yds・1TD、パスキャッチでも2回26yds。最後のドライブでは、彼の41ydsランがファルコンズの息の根を止めた。
- ランニングゲームの成功についてLTバクティアリ。 「相手が2ハイ・セーフティで守る時、彼らRBたちは舌なめずりしてるよ。スタークスはトップスピードがよくて、エディーが疲れてきたときにギアを上げてくる。サンダー&ライトニングだね」と振り返っている。WRコブも、「相手が2ハイ・セーフティだったのもあるけど、こちらのランニングゲームがよかったんだ。今日の彼らは素晴らしかったよ」
- RG T.J.ラング。 「過去数回のファルコンズ戦ではランニングゲームがシャットアウトされてた。だから僕らとしてはいっそう気合が入っていた。ランでボールが進むのは見ていて気持ちがいいものだ。とくに前半がよかった」 「相手側からこちらのオフェンスを見ると、どちらかを選ばなきゃいけない。シングル・ハイ(ラン守備重視)にすればこちらのレシーバーが危険だ。下がって守ると、好調なラン攻撃が脅威になる」
- MIN戦、NE戦、ATL戦と3試合連続で試合最後に時間を使い切るオフェンスができた。 「このところの4ミニッツオフェンスは非常にいい。望ましい仕事ができている。(オンサイドキックをリカバーして)オフェンスになり、残り2分強で相手はタイムアウト3つ。彼らは勝利に必要な仕事をしてくれた」
- FBジョン・クーンは15スナップに出場し、今季3番目に多かった。今季はオフェンス出場が計130スナップで、1試合平均10スナップ。
- 60ydsTDパスキャッチについてWRジョーディ・ネルソン。 「完璧なエクセキューションだった。相手のカバレッジもまさにこちらの望みどおりだった。アーロンが素晴らしいボールを投げ、ビッグプレーにすることができた」
- WRネルソンは50yds以上のTDパスキャッチが今季5回目となり、NFL最多。40yds以上のTDパスキャッチが今季だけで7回目となり、ビリー・ホウトン(1952年)と並んで球団史上最多タイ。
- WRネルソンは今季ホームゲーム7試合すべてでTDパスをキャッチ。
- 4番手WRジャレット・ボイキンはオフェンスでの出場がゼロだった。
- 第2シリーズの3rdダウン17、TEアンドリュー・クウォレスへの30ydsパス成功がオフェンスに勢いをつけた。しかしQBロジャースによると、あのプレーはTEクウォレスが間違ったルートを走っていたとのこと。
- シーズン前半終了時点でパッカーズの被サックは21回、NFL26位。しかしその後の5試合で計6回しか許さず、NFL14位まで浮上してきた。次に対戦するビルズディフェンスはNFL最多の48サックを挙げており(9.5サック以上が3人!)、大きな試金石となりそうだ。
- ファルコンズ守備はペイトリオッツと同じくブリッツが少なく、14.6%のみ。
- LTデヴィッド・バクティアリのProFootballFocus評価はいつもと逆で、ランブロック(+1.3)がよくパスプロテクション(-2.1)が悪かった。被サック1を含むプレッシャー5回は、MIA戦とならんで今季最悪タイ。
- パッカーズは20yds以上のゲインが8回あったうち3回がランプレー。先週まで、20yds以上のランは3回しかなかった。
- 先週はレッドゾーンオフェンスが苦戦したが、今回は4回すべてタッチダウンに。
- ホームゲームではここ6試合連続で、前半に23点以上を挙げている。
- ディフェンスについてマッカーシーHC。 「フリオ・ジョーンズにとってはビッグ・ナイトになった。彼をこちらのディフェンスの焦点としてゲームプランを組んだのだが、勝ったのは彼の方だった」 「こちらのアウトサイドのコミュニケーションは拙かった。後半はディフェンスのためにタイムアウトを3つ使わなければならなかった。選手交代のパターンもうまく実行できていなかった」
- OLBジュリアス・ペッパーズ。 「前半とか3クォーターだけじゃダメだ。どれだけリードしていようが、1試合を通してよいプレーをしないと。試合最後までやり遂げないと」
- CBマイカ・ハイド。 「フリオはすごく優秀なプレーヤーだと思うけど、こちらのバック・エンドの問題の方が大きかった。こちらは何もかもがおかしくて、後半は何一つ適切にやれなかったと思う。フィルムを見て相手オフェンスを調べ直す必要があるけど、こちらのゾーンカバレッジも、マンカバレッジもしっかり攻略された」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「フリオ・ジョーンズは巧みにこちらの穴を見つけてくる。その穴というのが8ydsや10ydsじゃなくて、20yds以上のビッグゲインにされてしまった。こちらはシングル・ハイ・セーフティが多く、彼をあまりダブルチームしなかった」
- LBクレイ・マシューズ。 「またもマット・ライアンを”マティー・アイス”(氷のように冷静、とのニックネーム)のように見せてしまった。彼をほめるべきだと思うけど、それ以上にこちらの守備が悪かった」
- LBマシューズは通算55.5サックとなり、ティム・ハリスを抜いて球団史上3位に浮上。(リスト)
- LB陣の出場スナップ配分(全68)は、LBマシューズ(68)、OLBペッパーズ(59)、OLBニール(46)、ILBジョーンズ(22)、ILBホーク(8)。
- LBマシューズは2試合連続の全スナップ出場。3-4のベース隊形は今回8スナップしかなく、そのときはマシューズがOLBに回ってILBホークが出場した。
- 第4Q初めにCBサム・シールズを交代させたのはケガとは関係ない、とマッカーシーHC。
- Sモーガン・バーネットのインターセプトは2012年第13週MIN戦以来、約2年ぶり。あるいは32試合ぶり。 「QBが投げてくるとは思わなかった。アウトオブバウンズに投げ捨てようとしてるのかと思ったけど、ジャンプしてボールをつかむことができた。タッチダウンまで行こうと頑張ったけど、最後はガス欠になった。すごくいい気分だよ。自分たちのディフェンスを信じ、基本に忠実にプレーしていれば、今日みたいにいずれチャンスは来る」
- Kメイソン・クロスビーは貴重な53ydsフィールドゴールを成功させた。50yds以上を4回成功は今季NFL6位タイ。今季のFG成功率88.5%はNFL10位タイ。
- ProFootballFocusのファルコンズ戦レビューから。
- オフェンス選手の総計は+12.5、ディフェンス選手の総計は-11.9。
- オフェンスでよかった選手は、QBロジャース(3.4)、WRネルソン(3.4)、LGシットン(3.1)、RBレイシー(2.5)、FBクーン(2.1)、RBスタークス(1.0)。
- オフェンスで悪かった選手は、TEクウォレス(-2.1)、WRアダムズ(-1.8)。
- ディフェンスでよかった選手は、OLBペッパーズ(1.2)だけ。彼はパスラッシュ(-1.1)が不振だったがラン守備(2.1)がよかった。
- ディフェンスで悪かった選手は、CBシールズ(-3.7)、ILBジョーンズ(-2.4)、NTガイオン(-2.0)、Sクリントン=ディクス(-1.2)、OLBペリー(-1.1)。
- マッカーシーHCは通算98勝目(プレーオフ含む)を挙げ、ヴィンス・ロンバルディと並んで球団史上2位に。 「私は今年の10勝目を喜んでる」
- 今回ランボーフィールドでの退場者は36人、逮捕者は11人。合計47人は今季2番目に多かった。(最多は第2週NYJ戦での52人)
- あらたに創設された NFL Sportsmanship Award に、パッカーズ代表としてWRネルソンがノミネートされた。賞の定義は、「フィールド上でスポーツマンシップ、フェアプレー、対戦相手とフットボールへのリスペクト、競技における高い品位を示した選手」となっている。 ノミネート選手リストはこちら。ここから8人のファイナリストが選ばれ、スーパーボウル・ウィークの投票(元選手たちによる選考委員会)を経て、"NFL Honors"イベントの中で表彰される。