前半8試合を終えたところでチームスタッツのまとめ。2013年・2012年・2011年のスタッツも参照のこと。まだ7試合しか消化していないチームもあるので、TD数など実数の順位については参考程度に。
オフェンス | ||||||||||||||||
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Total | 得点 | ラン | ランavg | ランTD | Fum | Lost | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rate | サック | 3rd% | Red | TOP |
346.1 | 27.8 | 97.5 | 4.0 | 7回 | 8回 | 3回 | 248.6 | 67.1% | 8.2 | 19回 | 4回 | 110.3 | 21回 | 42.2% | 64.5% | 28:06 |
19位 | 6位T | 24位 | 20位T | 9位 | 7位T | 5位T | 12位 | 7位 | 4位 | 4位 | 7位T | 2位 | 26位 | 13位 | 8位 | 26位 |
トータルヤーデージが伸び悩んでいるのは、昨年よりラン成績が悪化したこと(一昨年までと同水準だが)、それに第3Qまでで勝負が決まってしまった試合が4つ(3勝1敗)あったことも影響しているはず。
ヤードが少ないのに得点力があるのは、ターンオーバーレシオが非常によいことと、TDが獲れる決定力があるため。敵陣でボールを奪ってすぐTDを獲れば自然とこうなる。1試合あたりのTD(3.4回)はNFL5位。レッドゾーン進出(1試合平均4.1回)はNFL5位なのに、1試合あたりのFGトライ(1.5回)は26位と少ない。
昨年急上昇したラン攻撃が一昨年までのレベルに逆戻り。ランに期待の大きかったシーズンだけに残念なところだ。ただ、ラッシングTDがそこそこ取れていること、ファンブルが少ないことは評価できる。
パス攻撃は例年どおりの好成績。QBロジャースの決定力の高さは、昨年の代役QBたち(ほぼシーズン半分を担った)とは比べ物にならない。INTが少なくサックが多いのも彼ならでは。パスヤーデージがイマイチなのは、前述のとおり第3Qで勝負が決まった試合が多いため。
タイムオブポゼッションが悪いのはラン攻撃の問題もあるが、それより大きいのはディフェンスの不振のはず。(後述)
なお、NFL全体のパス成功率は昨季の61.2%から63.4%へと大きくアップしている。カバレッジの反則を厳しく取るようになったため、パス失敗に終わったプレーが反則で帳消しになっているのだろう。
ターンオーバー | 反則 | |||||||
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Takeaways | Giveaways | DIFF | 回数 | ヤード | ||||
Total | Int | FumRec | Total | Int | FumLos | |||
15回 | 10回 | 5回 | 7回 | 4回 | 3回 | +8 | 47回 | 386yds |
4位 | 3位T | 11位T | 7位T | 7位 | 5位T | 3位 | 10位 | 10位 |
昨年急減したディフェンスによるインターセプトが大幅に増え、これがチームの勝利に直結している。むしろ、これだけターンオーバーレシオがいいのに5勝3敗に留まっているところに、ディフェンスの地力のなさが表れている。
オフェンスのボールセキュリティのよさは例年どおり。QBロジャースのインターセプトの少なさは2011年(MVP)と並ぶペースだ(QBフリンがINT1回)。RB陣もファンブルが少ない。
◆ ◆ ◆
反則は回数、ヤーデージとも10位でまずまず。これは7試合消化のチームがあるためで、1試合平均ではどちらも8位となっている。個人ではLTバクティアリの5回がチーム最多。
なおNFL全体では、1チーム1試合あたりの反則が昨季の6.08回から6.90回へと増加。反則ヤーデージも昨季の52.49ydsから58.05ydsへとアップしている。
ディフェンス | |||||||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | Fum | FumRec | パス | パス% | パスavg | パスTD | INT | Rating | サック | 3rd% | Redzone |
379.2 | 23.9 | 153.5 | 4.8 | 9回 | 10回 | 5回 | 225.8 | 62.2% | 6.9 | 12回 | 10回 | 82.1 | 18回 | 47.1% | 51.7% |
22位 | 19位 | 32位 | 29位 | 31位 | 16位T | 11位T | 9位 | 12位 | 7位T | 9位T | 3位T | 5位 | 15位 | 28位 | 8位 |
トータルディフェンスは昨年とほぼ同じ。そのわりに失点が少ないのはターンオーバーを数多く奪っているため。
インターセプトが大幅に増えたのはいいが、ターンオーバー以外で相手を止める力は非常に弱い。相手パントは1試合平均わずか3.2回で、NFLで2番目に少ない。ランが止まらずプレーアクションパスも決まるようになり、いつまでもドライブが終わらない。これがタイムオブポゼッションの数字にも表れている。
ラン守備のひどさはさんざん報じられてきたとおり。昨年の25位から、NFL最下位へと悪化してしまった。DLが弱く、LBやDBもミスタックルを繰り返すのだからどうしようもない。
いっぽう昨季悪かったパス守備は大幅に改善されてきた。セーフティ陣の充実でカバレッジミスが減り、OLBペッパーズ加入でアウトサイドからのラッシュがよくなっている。サック数は昨季より減っているものの、QBヒットとハリーも合わせたプレッシャー回数は昨季より15%ほど多い。
スペシャルチーム | ||||||||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret. | Punt Ret. | Field Goals | ||||||||||
Avg. | TB | TB率 | Coverage | Avg. | In20 | TB | Coverage | Net | Avg. | Long | Avg. | Long | 成功率 | 回数 |
61.9 | 26回 | 54.2 | 24.6 | 45.4 | 9回 | 3回 | 5.8 | 40.8 | 23.6 | 41 | 9.6 | 24 | 91.7% | 11回 |
28位 | 11位T | 21位 | 21位 | 12位 | 27位 | 16位 | 5位 | 11位 | 19位 | 16位T | 11位 | 17位T | 13位 | 21位T |
スペシャルチーム全体はまずまずといったところか。
キックオフ飛距離がやけに悪いのは、サプライズ・オンサイドキックを2回もトライした影響ではないか。Kクロスビーの飛距離そのものは昨季のスランプから立ち直り、タッチバック回数が昨季より大幅に増えている。キックオフカバレッジは昨季よりマシになったものの、まだ物足りない。
Pマステイのパントは非常によく、ネットが40ydsの大台に乗っている。相手パントリターンがわずか5.8ydsなのも、彼のハングタイムが大いに貢献している。ただこれから寒くなってくると飛距離はダウンしていくはず。
おもにRBハリスが担当しているキックオフリターンは昨季(30位)と比べればマシになったが、たまには一発長打がほしいところ。ブロッキングが悪い点は昨季からあまり改善されていない。リターナーのRBハリスもやや期待外れで、低空飛行が続くようなら新人WRジャニスにチャンスを与えるかも。パントリターン(WRコブとSハイド)は合格点だが、こちらも一発がない。
Kクロスビーはフィールドゴールの失敗が1回(それもブロック)だけで、キャリアベストだった昨季(89.2%)を超えている。50yds超を2回とも成功させたのも立派。ただこれから寒くなるので、多少は数字が下がるのが自然だ。