グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年8月28日
キャンプもいよいよ最終日。1時間01分のノーパッド練習で今年最後の公開練習を打ち上げた。円陣を解いた選手たちはいっせいに観客席に歩み寄り、ファンとハイファイヴをして感謝の気持ちを伝えている(写真)。次のファン公開練習は来年5月のOTAとなる。
- ESPNによると、今年のキャンプでのフィールド上の時間はわずか35時間30分。80年代にプレーした元選手によると、「私たちの頃はキャンプ第1週だけでそれぐらいやったよ」とのこと。
- オフェンス
- 1stチームではCコーリー・リンズリーがQBフリンにスナップ。先発組の中で彼だけは今週出場となりそうだ。最後のチーム・ドリルではジョシュ・シットンがずっとセンターを務めた。彼らセンターは2人ともQBへのエクスチェンジミスあり。
- 今週の先発OLは、LTシェロッド、LGテイラー、Cリンズリー、RGゲアハート、RTアダムズになりそう。
- CトレッターとCリンズリーについてB.J.ラジの評価。「JC(トレッター)は頭が良くてアスレチックだ。リカバーもうまい。相手に一瞬やられても運動能力でリカバーできる。サイズ(体重)のないところをそうして補うことができる」 「リンズリーはアスレチック能力ではJCに劣るけど、すごく優秀だよ。十分なパワーがある。ラインで相手を動かす馬力があり、相手を押し込める」
- WR陣はボイキンとアダムズが1stチームに入り、彼らがチーフス戦の先発コンビになりそう。WRダヴァンテ・アダムズはエンドゾーンでのダイビングキャッチを含むタッチダウン2回。
- NFLオフィスが認めたところによると、プラクティス・スクワッド資格の大幅緩和により、QBスコット・トルジーンは今年もPS資格がある。NFL経験が3年あるとはいえ、どのシーズンも9試合以上ロースターに入っていなかったためらしい。ただ、解雇したらPSに入れる前に他球団にさらわれてしまうだろう。
- ディフェンス
- ルトロイ・ガイオンがノーズタックルの1番手でプレー。
- 昨日に続いてカール・ブラッドフォードとネイト・パーマーがILBに。
- ハイドとクリントン=ディクスの先発セーフティ争いもいよいよ最終段階。「プレーのスタイルとしては、どちらが出場してもあまり変わらないと思う。チーフス戦を終えたら、チームにとってベストな決断を下すだろう」とダレン・ペリーSコーチ。
- 1巡指名Sハハ・クリントン=ディクスについてペリーSコーチ。 「彼は規律正しくプレーする。おい、時にはもっと思い切って行っていいんだぞ、と言いたくなるほどにね。若い選手はミスを心配しすぎることがある。リスクを犯して失敗したくないからだ。彼はまだ考えながらやっているところがあるが、その気になりさえすればやれるよ。非常に優秀になれる可能性のある選手だ。ただまだ若い」
- 今夏好調のCBデヴォン・ハウスは3試合で12回ターゲットになって成功5回33yds(41.7%)、パスディフェンド5回。相手レーティングはわずか49.3。
- スペシャルチーム
- Kメイソン・クロスビーは33、38、43ydsを3本成功させて終了。今キャンプは53/63の成功率.841に。
- この日のスペシャルチーム練習はふだんの2ndチーム級が数多く1stチームに入った。
- WRケヴィン・ドーシーがキックオフを落球。
- パントリターナーはSハイド、WRジャニス、WRアダムズ。
- プレシーズン最終戦についてテッド・トンプソンGM。 「最終戦は重要だし、若手選手はみなそれをわかっている。1996年の今ごろ、WR/KRデズモンド・ハワードはケガもあってよいプレーができず、ロースター圏外だった。ところがプレシーズン最終戦でリターナーに投入すると、2タッチダウンの大活躍をした」 (5か月後にはスーパーボウルMVPに)
- 他球団から解雇されてくる選手のスカウティングについてトンプソンGM。 「他のチームを研究し、誰をキープするつもりか、誰が当落線上にいるか、どの選手がウチのチームにフィットするかをつかむ努力をする。スカウトとしては非常に面白い時期だよ」
- ケガ人情報
- 見学組は、TEボスティック(右腓骨骨折)、Cトレッター(ヒザ)、ILBジョーンズ(太もも)、CBグッドソン(脳震盪)。
- 既報どおり、インジャリーリザーブには、RBラジオン・ニール(ヒザ)、WRジャレッド・アブレデリス(ヒザACL断裂)、OLドン・バークレー(ヒザACL断裂)、OGアンドリュー・ティラー(ふくらはぎ)、NT B.J.ラジ(上腕二頭筋断裂)、ILBジョー・トーマス(ヒザ)が入っている。
- 先日インジャリーリザーブに入ったTEコルト・ライエラが、"Injury Settlement"にサインして解雇となった。ケガはヒザの内側側副靭帯(MCL)と後十字靭帯(PCL)の断裂で、回復期間はあと6週から10週ほど。代理人によると、支払われるサラリーはシーズンの8週分だという。インジャリーリザーブではチーム練習に参加することが禁じられているが、こうして退団することで他球団と契約でき(6週間経てばパッカーズとも)、たとえばプラクティス・スクワッドで修業を再開することもできる。
- 毎年恒例、地元商工会との Welcome Back Luncheon がランボーフィールドのアトリウムで開催された。1つのテーブルに選手が1人つき、ファンと歓談する形。どういう趣向なのか、QBロジャースとQBフリンは全身デニムの装いだった。(写真)