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FA Notebook: ILBラティモアにRFAテンダー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年3月12日
3月11日の夕方、NFLは新年度に突入。フリーエージェントおよびトレードが解禁となった。いまは3日間の事前交渉期間が設けられているとあって、米東部4時を過ぎた瞬間から数え切れないほどの契約合意が伝えられている。もちろんパッカーズはまったく動きがない。FA解禁直前の契約延長もなかった。
- 制限つきFAであるILBジャマリ・ラティモアに対し、パッカーズは$1.431ミリオンの最低額テンダーをオファー。先日は「オファーはまずない」との情報もあったが、代役先発でポテンシャルを見せたので、こうしなければキープできないと球団側は判断したのだろう(KCとOAKが狙っていたとの情報あり)。ドラフト外入団なので抑止力は強くないが、おそらく他球団に横取りされることはないはず。今夏は先発コンビに挑戦か。
- いっぽう、おなじくRFAのS M.D.ジェニングスにはRFAテンダーをオファーせず、彼は無制限FAとなった。
- Cイヴァン・ディートリック=スミスはバッカニアーズ訪問へ向かった。先日にはジャイアンツが興味を示している、との噂もあった。
- TEジャーマイケル・フィンリーの最初の訪問地はシーホークス。ただこちらはお金よりも首の状態をチェックするのが重要。現地水曜朝にシーホークスのチームドクターの診断を受ける。
- DE B.J.ラジをはじめ、パッカーズのDL選手たちについてはなにも情報なし。「○○が興味」という話もまだ聞かない。
- FA解禁前に「パッカーズが興味を示している」と報道されたのはDL選手が多い。DEアーサー・ジョーンズ(BAL→IND)、DEラマー・ヒューストン(OAK→CHI)、DEレッド・ブライアント(SEA→JAX)、Sジャラス・バード(BUF→NO)、TEギャレット・グラハム(HOU)。
- こうした「興味」は代理人の側が大げさに吹聴するものであることに注意。とくにパッカーズの場合「値札を見てみただけ」ぐらいのことがほとんどなので、いちいち真に受けない方がいい。
- ふつうFA解禁直後は高額契約の飛び交うオーバーペイ市場になるもので、お買い得品が手に入るのはFA第一波が過ぎて買い手市場になってから。かつてCBチャールズ・ウッドソンやNTライアン・ピケットと契約したのもそういう時期だった。
- 来年FAとなる主なパッカーズ選手は、WRジョーディ・ネルソン、WRランドール・コブ、OTブライアン・ブラガ、CBトラモン・ウィリアムズといったあたり。とくにWRネルソンとWRコブは非常に重要なので、彼らと契約延長するためのキャップスペースを残しておく必要がある。
- DEジョニー・ジョリー本人のツイートによると、「接合した(第五・第六)頸椎は完全に癒えて、ドクターからウェイトトレーニングの許可が出た」とのこと。喜ばしい知らせだが、フットボールをする許可ではまだない。