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Packers Statistics Notebook 2
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2014年2月14日
今回もおもにJournal Sentinel紙の集計による雑多なスタッツ集のディフェンス編。但し書きがないかぎりプレーオフを含めた17試合での数字であり、記者が映像を見て判定した主観的なデータが多いことにも注意。
◆ タックリング関連
- チーム全体のミスタックルが前年の100回から127回へと大幅増加。近年最悪だった2011年(140)ほどではないがやはり残念。優勝した2010年は20試合で133回だった。
- ディフェンスの個人ミスタックル数は、Sバーネット(17)、OLBニール(13)、ILBホーク(12)、CBシールズ(12)、ILBジョーンズ(9)、Sジェニングス(8)、ILBラティモア(6)、CBウィリアムズ(6)、OLBマシューズ(5)、CBハウス(5)、Sバンジョー(5)、Sマクミリアン(4)、DEラジ(3)、OLBペリー(3)、NTピケット(2)、DEダニエルズ(2)、DEジョーンズ(2)、OLBムルンバ(2)、CBハイド(2)、CBヘイワード(2)、Sリチャードソン(2)、DEジョリー(1)、DEウィルソン(1)、DEボイド(1)、DEウォージー(1)、CBブッシュ(1)、OLBパーマー(0)。
- Sバーネットは3試合欠場しながらチーム最多のミスタックル17回。大型契約延長したチームの期待を裏切っている。CBシールズも前年の3回から12回へ。いっぽうCBウィリアムズはミスタックル6回で、前年の11回(チーム最多タイ)、2011年の17回から改善してきた。
- スペシャルチームのミスタックルは30回で、前年の19回から大幅に悪化。2011年の37回よりはマシだ。
- スペシャルチームの個人ミスタックル数は、OLBムルンバ(5)、ILBラティモア(3)、CBブッシュ(3)、CBハイド(3)、CBハウス(3)、TEテイラー(2)、TEストーンバーナー(2)、Sバンジョー(2)、FBクーン(1)、ILBバーリントン(1)、OLBパーマー(1)、CBニクソン(1)、Sジェニングス(1)、Pマステイ(1)、LSグード(1)。
- ロスタックルはチーム全体で48回。2012年の41回、2011年の42回とくらべて向上している。
- 個人のロスタックル数は、ILBホーク(5.5)、DEダニエルズ(5)、DEジョリー(4.5)、OLBニール(4.5)、OLBマシューズ(3.5)、DEラジ(3)、ILBジョーンズ(3)、CBウィリアムズ(2.5)など。
- いっぽうロスタックルがゼロだったのは、DEジョーンズ、CBシールズ、CBハウス、Sマクミリアンなど。
- パッカーズコーチ陣の判定によるタックル数(トータル)は、ILBホーク(159)、Sバーネット(113)、ILBジョーンズ(104)、CBウィリアムズ(93)、Sジェニングス(84)、CBシールズ(64)、OLBニール(62)、NTピケット(54)、OLBマシューズ(50)、OLBペリー(48)、DEダニエルズ(41)、DEラジ(40)、DEジョリー(38)、ILBラティモア(38)など。
- DL陣のタックル・パー・プレー(何スナップに1回タックルを決めたか)は、DEジョリー(7.6)、NTピケット(9.9)、DEウィルソン(10.3)、DEボイド(11.6)、DEダニエルズ(13.2)、DEジョーンズ(13.9)、DEラジ(16.4)。
- ILB陣のタックル・パー・プレーは、ILBジョーンズ(6.2)、ILBホーク(6.7)、ILBラティモア(7.0)。
- OLB陣のタックル・パー・プレーは、OLBペリー(8.9)、OLBムルンバ(9.4)、OLBパーマー(10.8)、OLBマシューズ(11.2)、OLBニール(11.9)。
- CB陣のタックル・パー・プレーは、CBハイド(7.7)、CBブッシュ(10.5)、CBウィリアムズ(11.9)、CBシールズ(13.8)、CBハウス(14.6)。
- S陣のタックル・パー・プレーは、Sバーネット(8.1)、Sジェニングス(9.9)、Sマクミリアン(11.2)、Sリチャードソン(11.4)、Sバンジョー(12.8)。
- スペシャルチームでのタックル数は、CBハウス(12)、Sバンジョー(10)、CBハイド(8)、TEボスティック(7)、ILBラティモア(7)、CBブッシュ(7)、ILBアイエワ(6)、TEテイラー(6)、OLBムルンバ(5)、Sジェニングス(5)、Sリチャードソン(5)など。
◆ パスラッシュ関連 (プレッシャーとはサック + ノックダウン + ハリー)
- チーム全体のサックは47回で、1試合あたり2.76回。2012年は2.83回、2011年は1.76回だった。
- 個人サック数は、DEダニエルズ(7.5)、OLBマシューズ(7.5)、OLBペリー(5)、OLBニール(5)、ILBホーク(5)、ILBジョーンズ(4)、DEジョーンズ(3.5)、CBウィリアムズ(2.5)、ILBラティモア(2)、DEジョリー(1)、OLBムルンバ(1)、CBハイド(1)、CBハウス(1)、Sジェニングス(1)。
- サックがゼロだったのは、NTピケット、DEラジ、DEウィルソン、DEボイド、OLBパーマー、CBシールズ、CBブッシュ、Sバーネットなど。
- アンネセサリーラフネス判定が厳しくなってきたため、ノックダウンは2012年の52回から31回へと大幅減。OLBマシューズ(7.5)、DEジョーンズ(4)、OLBニール(4)、DEダニエルズ(3.5)など。ハリーはOLBニール(21)、DEダニエルズ(20)、OLBペリー(13)など。
- 個人のプレッシャー回数は、DEダニエルズ(31)、OLBニール(30)、OLBマシューズ(21)、OLBペリー(18.5)、DEジョーンズ(10.5)、ILBホーク(10)、ILBジョーンズ(8)、DEラジ(7.5)、OLBムルンバ(6)、DEジョリー(4)、ILBラティモア(4)、CBウィリアムズ(3.5)、NTピケット(3)、OLBパーマー(3)、CBハイド(2.5)、CBハウス(2)など。
- チーム最多プレッシャーが31回(DEダニエルズ)というのは2000年(DEジョン・シエリー)以来チーム最少。
- DL陣のプレッシャー回数は58回で、前年の64.5回からダウン。2011年は37回。優勝した2010年は101.5回もあった。
- DL陣のプレッシャー・パー・スナップ(何スナップに1回プレッシャーをかけたか)もDEダニエルズがベストの17.4回。以下DEジョーンズ(25.1)、DEジョリー(71.8)、DEラジ(87.3)、DEボイド(116)、DEウィルソン(123)、NTピケット(178)。つまり、パスラッシャーとしてそれなりに使えるのはDEダニエルズとDEデイトン・ジョーンズだけということだ。
- OLBマシューズのサック大幅減(16→7.5)は親指負傷によるもの。プレーオフふくめ6試合を欠場し、出場はディフェンス全体の50.8%。ギブスをしながらのプレーも多かった。入団以来4年連続でチーム最多プレッシャーだったがそれも途切れた。
- ProFootballFocusによると、OLBペリーの Pass Rushing Productivity は10.2で、3-4のOLB中14位。左サイドが7.6(28位)なのに対し、右サイドからが16.8(2位)と極端だった。
- いっぽうOLBマシューズの Pass Rushing Productivity はキャリア最低の9.6(21位)にとどまった。左9.3/右9.6と大差ないが、その前の2年間は左サイドの方がパスラッシュ成功率がよかった。
- DEラジは優勝した2010年シーズンにプレッシャー33回を記録。以後、2011年19.5回、2012年19回、そして2013年は7.5回と減少が続いている。DEダニエルズの台頭もあってパスラッシュ機会そのものが減っている。
- ブリッツ(5人以上ラッシュ)はパスプレーの35.9%で、2012年の35.4%とほぼ同じ。2011年はパスラッシュ不振のため42.2%の高率だった。
- 6人以上のラッシュは6%にのぼり、2012年の3.3%から倍増。ケイパースDC就任5年間でもっとも高かった。7人以上のラッシュは2012年はゼロだったが、今季は5回あった。
- ILB陣のラッシュは165回。2012年は188回、2011年は348回もあった。
- いっぽうCB陣のラッシュは84回で、2012年(64)より大幅に増えているが、2011年(154)よりは普通だ。S陣のラッシュはわずか38回で、2012年の96回とくらべて激減している。ウッドソン移籍のせいか。
- もっとも効果的なブリッツァーはILBラティモアで、ラッシュ3.5回に1回プレッシャーをかけている。以下ILBジョーンズ(6.1)、CBウィリアムズ(9.7)、ILBホーク(10)、Sジェニングス(12.7)、CBハイド(14.8)。
- (ラインで)パスを叩き落としたのはわずか7回で、パッカーズでは2004年以来最少だった。過去8年間の平均は13.8回。今季の内訳は、NTピケット(2)、OLBマシューズ(2)、DEジョリー(1)、OLBペリー(1)、CBウィリアムズ(1)。
◆ ビッグプレー関連
- (ラン・パス合わせて)20yds以上のゲインを許したプレーは85回にのぼり、2012年の71回(試合数が1つ多い)よりも大幅に増えてしまった。2011年とならび、Journal Sentinel紙が1994年に集計を始めて以来最悪の数字。
- 20yds以上のゲイン85回の内訳は、ランが18回、パスが67回。ランによる18回はパッカーズの過去20年で最多。
- 20yds以上のランに責任のあった個人はILBホーク(3.5)、OLBニール(3)、ILBジョーンズ(2.5)、DEダニエルズ(1.5)、Sバーネット(1.5)、OLBペリー(1)、OLBムルンバ(1)、Sバンジョー(1)、DEジョリー(0.5)、DEラジ(0.5)、NTピケット(0.5)、ILBラティモア(0.5)。
- 以下は20yds以上のランに責任のなかった選手。OLBマシューズ、OLBパーマー、CBウィリアムズ、CBシールズ、CBハイド、CBハウス、CBヘイワード、CBブッシュ、Sジェニングス、Sリチャードソン。
- 20yds以上のパスに責任のあった個人は、CBシールズ(10)、CBウィリアムズ(8.5)、CBハウス(6.5)、ILBホーク(6)、CBハイド(5.5)、ILBジョーンズ(5)、Sバーネット(5)、Sジェニングス(3.5)、Sマクミリアン(3)、OLBマシューズ(2.5)、OLBニール(2)、OLBペリー(1.5)、OLBムルンバ(1.5)、Sバンジョー(1)、DEジョリー(0.5)。
- CBウィリアムズは20yds以上のパスが2011年の16回、2012年の9回から減ってきている。逆にCBシールズは2012年の4.5回から倍増してしまった。
- TDパスを許したのは31回で、2012年の27回から増えてしまった。
- TDパスに責任のあった個人は、Sジェニングス(4.5)、CBウィリアムズ(4)、CBシールズ(3.5)、Sバーネット(3.5)、ILBホーク(3.5)、CBハウス(3)、Sマクミリアン(3)、CBハイド(1)、Sリチャードソン(1)、ILBジョーンズ(1)、ILBラティモア(1)、OLBムルンバ(1)、OLBマシューズ(0.5)、OLBペリー(0.5)。
- パスディフェンドでは、CBブッシュが31.5プレーに1回パスを叩き落としてチームベスト。以下、CBハウス(32.9)、CBシールズ(35.2)、CBウィリアムズ(64.8)、CBヘイワード(87)、CBハイド(87.8)、Sバーネット(92)、Sリチャードソン(172)、Sマクミリアン(190)、Sバンジョー(192)、Sジェニングス(417.5)。
- LB陣のパスディフェンドは計12回。ILBホーク(5)、OLBマシューズ(3)、ILBジョーンズ(2)など。
◆ テイクアウェイ関連 (インターセプト + ファンブルリカバー)
- レギュラーシーズンのテイクアウェイは22回でNFL21位。2年前はNFL1位タイの38回もあった。
- ターンオーバーレシオは2011年が+24(2位)、2012年が+10(10位)、2013年が-3(19位)。2年連続の大幅ダウンとなり、マッカーシーHCが就任して以来初のマイナスに。
- ターンオーバープレー(INT、ファンブルフォース、ファンブルリカバー)は、CBウィリアムズ(8)、CBシールズ(4)、Sバーネット(3)、ILBホーク(3)、OLBマシューズ(3)、OLBペリー(3)、CBハイド(2)、ILBジョーンズ(2)、OLBニール(2)、Sジェニングス(1)、ILBラティモア(1)、DEジョリー(1)、OLBムルンバ(1)、CBハウス(1)、DEジョーンズ(1)、CBブッシュ(1)。
- ターンオーバープレーがゼロだったのは、NTピケット、DEラジ、DEダニエルズ、Sリチャードソンなど。
- CBウィリアムズは2010年(12回)以来3年ぶり2回目のチーム最多。
- ILBホークは過去2年連続でターンオーバープレーがゼロだったが、今季は3回。(インターセプト1回、ファンブルフォース1回、リカバー1回)