1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (8-7-1) | 0 | 13 | 7 | 13 | 33 |
Bears (8-8) | 7 | 0 | 14 | 7 | 28 |
気温-4℃、小雪舞うソルジャーフィールド。強めの風も吹いている。勝てば地区優勝の決戦は、期待にたがわぬ好ゲームとなった。パッカーズは序盤の2INTから立ち直って第2Qにリードを広げたものの、後半に入るとディフェンスが崩れ、交互にTDを奪い合うシーソーゲームに。1点を追う第4Q末、4thダウン8のギャンブルでWRコブに逆転のロングTDパスが通り、相手攻撃はインターセプトで終了。
パッカーズは8勝7敗1分ながら3年連続の地区優勝を果たし、プレーオフはNFCの第4シードに。今週末は第5シードの49ersをランボーフィールドに迎えることになった。
◆ ◆ ◆
試合序盤はパッカーズオフェンスが優勢に進めたものの、2シリーズ連続インターセプトで得点機を逃し、RBフォーテイに先制TDパスを許す。第2Q、QBロジャースのファンブルに相手側はボールデッドと勘違いして反応せず、拾ったWRボイキンがゆっくりエンドゾーンに走って逆転タッチダウン。フィールドゴールも加えて6点リードでハーフタイムへ。
第3Q、WRヘスターのビッグリターンからベアーズが5連続ランであっさり逆転。WRコブの復帰初キャッチがTDとなって再びパッカーズのリード。ベアーズはWRジェフリーへの67ydsパスからまた逆転し、さらにWRマーシャルのスーパーキャッチで8点差に広げる。パッカーズはRBレイシーのTDランで1点差に迫り、残り6s分半から最後のオフェンス。2回の4thダウンを成功させてハーフラインまでボールを進め、3回目のギャンブルでWRコブに決勝の48ydsTD成功。残り31秒からベアーズ攻撃となるが、ヘイルメリーパスをCBシールズがインターセプトして試合終了。
◆ ◆ ◆
オフェンスは序盤こそインターセプトを2つ犯したものの、その後は大きなミスをすることなく、ラン・パスともよく機能した。QBアーロン・ロジャースは普段どおりのキレと頼りになる判断力を見せた。WRネルソンが両軍トップの161ydsレセプションを記録したほか、2か月半ぶり復帰のWRランドール・コブは2回のキャッチがどちらもタッチダウンという勝負強さ。ラン攻撃ではRB2人が32回154yds(平均4.8)とよく貢献した。
OLBマシューズを欠くディフェンスはやはり不安定で、ラン守備で24回121yds(平均5.0)を許したほか、マーシャルとジェフリーの両スターWRの個人能力には圧倒されどおしだった。KRデヴィン・ヘスターにビッグリターンを2回許したスペシャルチームも完敗。なんといってもオフェンスの力でつかんだ勝利だが、反則を1回しか犯さなかった規律も大きな勝因となった。
大きなケガ人はなかった模様。DEジョシュ・ボイドがでん部を痛めて一時退場したがすぐに復帰。RBエディー・レイシーは相変わらず足首が悪く、本来の走りはできていない。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Bears | |
Points | 33 | 28 |
Total Yards | 473yds | 345yds |
First Downs | 25回(ラン9・パス14・反則2) | 17回(ラン9・パス8・反則0) |
Rushing | 160yds (34回・平均4.7) | 121yds (24回・平均5.0) |
Passing | 318yds (25/39・2TD・2INT) | 226yds (15/24・2TD・1INT) |
Sacked | 3回5yds | 1回2yds |
Passer Rating | 85.2 | 103.8 |
3rd Down Efficiency | 9/18 (50%) | 5/10 (50%) |
Turnovers | 2回 (INT2/FUM0) | 2回 (INT1/FUM1) |
Field Position | 自陣30yds | 自陣32yds |
Punt | 2回40.0yds(ネット15.5yds) | 4回34.3yds(ネット29.3yds) |
Kickoff Return | 2回平均20.0yds | 7回平均19.7yds |
Punt Return | 1回0yds | 1回49yds |
Field Goals | 2/2 | 0 |
Penalty | 1回15yds | 5回40yds |
Time of Possession | 35分09秒 | 24分51秒 |
トータルヤーデージはパッカーズ473ydsに対してベアーズが345yds。タイムオブポゼッションもパッカーズが35分09秒とリードしている。
3rdダウン成功率はパッカーズが9/18の50%。ベアーズも5/10の50%とぴったり同じだった。ただベアーズは3rdダウンまで行かずに更新できてしまうことが多いのに対し、パッカーズは細かく刻まざるをえなかった。
オフェンスの犯したターンオーバーは2回。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは2回。
ターンオーバーではないが、QBロジャースの被サック&ファンブルを拾ったWRボイキンに対し、ボールデッドと勘違いしてプレーをやめてしまったのはベアーズ側のきわめて大きなポカ(ビデオ)。うっかり笛を吹かなかった審判団も適切な判断だった。いわゆる「タック・ルール」は今年の春に廃止され、以前の「腕が前に動いてさえいればインコンプリート」ということがなくなった。
8試合ぶり復帰の先発QBアーロン・ロジャースは25/39、315yds、2TD、2INTでレーティング85.2。
チームラッシングは34回160yds(平均4.7)、1TD。
WR/TE陣は以下のとおり。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
パス守備はQBジェイ・カトラーを相手に15/24、226yds、2TD、1INTのレーティング103.8。
ラン守備は24回121yds(平均5.0)。
スペシャルチーム
反則は試合最初の1回15ydsのみ。アウェー戦とは思えない内容だった。ベアーズの反則は5回40yds。
ケガ人
その他
インジャリーリザーブ(復帰可能枠)のまま練習を続けていたWRランドール・コブがロースターに復帰し、これで試合出場が可能となった。インジャリーリポート上では"Questionable"となっているものの、出場濃厚であると見られている。
今年のプロボウル選手リストが発表されたが、パッカーズからの選出はなんとゼロ。ベストシーズンを過ごしているLGジョシュ・シットンには何とも気の毒な結果となった。パッカーズからの選出ゼロは2005年(4勝12敗)以来8年ぶり。今年のプロボウルはNFC/AFC別でなく選出され、本番のゲームでは元WRジェリー・ライスと元CBディオン・サンダースが「ドラフト」をしてチームを決めることになっている。
RBエディー・レイシーは補欠1番手であることがあきらかになっているので、1人欠場者が出れば繰り上げ出場となる。その他の補欠は、QBロジャース、FBクーン、WRネルソン、LGシットン、OLBマシューズ、CBシールズ、CBウィリアムズ。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Clay Matthews | OLB | Thumb | Out | Out | Out | Out | 欠場 |
Aaron Rodgers | QB | Collarbone | △ | 〇 | 〇 | Probable | 出場 |
Eddie Lacy | RB | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場 |
Andrew Quarless | TE | Ankle | - | △ | △ | Probable | 出場 |
Ryan Taylor | TE | Illness | - | × | 〇 | Probable | 出場 |
Jake Stoneburner | TE | Illness | - | - | × | Probable | 出場 |
Ryan Pickett | DT | Knee | × | △ | △ | Probable | 出場 |
Mike Neal | OLB | Abdomen | × | △ | × | Probable | 出場 |
Nick Perry | OLB | Foot | × | △ | × | Probable | 出場 |
Brad Jones | ILB | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場 |
Chicago Bears Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Earl Bennett | WR | Not Injury Related | × | × | × | Questionable |
Lance Briggs | LB | Shoulder | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Probable | : | 75% chance a player will play |
---|---|---|
Questionable | : | 50% chance a player will play |
Doubtful | : | 25% chance a player will play |
Out | : | Player will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
祭日明けの木曜、今週の初練習が行われた。「ロジャースがフリンより先にプレー」という第一報から、ファンもメディアも大騒ぎだった。
木曜の練習後に行われた会見において、マッカーシーHCはQBアーロン・ロジャースの先発復帰をあきらかにした。QBロジャースは第8週ベアーズ戦で左鎖骨を骨折して以来7試合を欠場。くしくもそのベアーズ戦、しかも地区優勝決定戦で8試合ぶりの復帰を果たすことになった。「我々はアーロン・ロジャースを先発QBとして、シカゴ・ベアーズ戦の準備をしている。彼はこの時のために準備をしてきた。そして、その時が今やってきた」
「どのフットボール選手にもリスクはつきものであり、みなそれは理解している。我々は十分な検査を行い、あらゆる評価を行ったうえで、アーロンは復帰の準備が整ったと判断した」とマッカーシーHC。すでに火曜に復帰許可が下りていて、(水曜は練習がなかったので)対戦相手を待たすためにここまで発表を遅らせたようだ。本人はこの日の練習にフル参加し、記者見学の範囲でもQBフリンよりも先にプレー。おそらく非公開のチーム練習でもすべて1stチームで練習したのだろう。すでに1か月前の11月26日から練習再開しているので、問題は実戦の勘やレシーバーとのタイミングといった微妙な部分だろう。
クリスマスを家族と過ごせるよう、今週は変則スケジュールとなっている。ふだん全休日の火曜に仕事をし(練習はないが準備スタート)、クリスマスの水曜を全休に。初練習は木曜となる。コーチ陣は先週からベアーズ戦の予習を始めていたという。
選手もコーチも、ベアーズ敗戦を知る前のコメント。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Steelers (7-8) | 7 | 3 | 21 | 7 | 38 |
Packers (7-7-1) | 7 | 7 | 7 | 10 | 31 |
ランボーフィールドの気温は-5℃。試合を通して弱い雪が降り続き、後半はヤード表示が見づらくなった。7試合連続でQBロジャースを欠くパッカーズは前半をリードして終えたものの、第3Qには反則やターンオーバーから逆転を許す。第4Q半ばには10点差を追いついたが、最後に大きなミスを立て続けに犯して勝ち越され、逆転のチャンスも反則でふいにしてしまった。
残念な敗北を喫して勝率5割に戻ったパッカーズだが、ベアーズとライオンズも敗れたため状況に変化なし。最終週のベアーズ戦に勝った方が地区優勝となる。
◆ ◆ ◆
前半のパッカーズはRBレイシーのランがよく出て14-10でリード。しかし第3Qに相手フェイクパントから逆転TDを許し、こちらも誤審がらみで再逆転TDランを決めたものの、すぐにTDパスを許し、直後にINTリターンTDを喰らって10点リードされる。ILBホークのインターセプトからモメンタムを取り戻し、10連続得点でついに同点。しかし残り2分でQBフリンが自陣でファンブルロスト犯して再び7点リードされる。最後はビッグリターンから同点のチャンスを作るが、ゴール前でのフォルススタートが響いて同点ならず。
オフェンスはパス攻撃がなんとも非力だが、好調なラン攻撃と3rdダウンでのショートパスを着実に通してヤードを稼いだ。ディフェンスはラン守備で苦しんだものの、ロングパス成功を許さず、3rdダウン守備(2/10)もよかった。悪かったのはスペシャルチームで、フェイクパントをTDに結び付けられたほか、ビッグリターンを2回許した。
最大の敗因は反則だろう。第3Qには2つのパーソナルファウルがどちらも相手のタッチダウンに結び付いた。第4Q末には相手FGの場面でOLBペリーがオフサイドを犯して大きな1stダウンを与え、終了直前にはRTバークレーが敵陣ゴール前でフォルススタートを犯している。
主力のケガも心配なところだ。OLBクレイ・マシューズは右手親指をふたたび骨折したかもしれない。RBエディー・レイシーは足首を悪化させて退場している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Steelers | |
Points | 31 | 38 |
Total Yards | 370yds | 343yds |
First Downs | 26回(ラン11・パス12・反則3) | 21回(ラン8・パス10・反則3) |
Rushing | 151yds (30回・平均5.0) | 151yds (29回・平均5.2) |
Passing | 232yds (21/39・1TD・1INT) | 197yds (17/29・2TD・1INT) |
Sacked | 3回13yds | 1回5yds |
Passer Rating | 69.6 | 87.9 |
3rd Down Efficiency | 6/14 (43%) | 2/10 (20%) |
Turnovers | 2回 (INT1/FUM1) | 2回 (INT1/FUM1) |
Field Position | 自陣37yds | 自陣34yds |
Punt | 5回41.6yds(ネット33.4yds) | 5回35.6yds(ネット32.4yds) |
Kickoff Return | 5回平均33.4yds | 5回平均23.4yds |
Punt Return | 2回平均8.0yds | 2回平均20.5yds |
Field Goals | 1/2 | 1/1 |
Penalty | 9回90yds | 7回58yds |
Time of Possession | 33分20秒 | 26分40秒 |
オフェンスの犯したターンオーバーは2つ。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つ。
先発QBマット・フリンは21/39、232yds、1TD、1INTでレーティング69.6。
チームラッシングは30回151yds(平均5.0)・3TD。ランによる1stダウンが11回もあるのは珍しい。
WR/TE陣は以下のとおり。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
パス守備はQBベン・ロスリスバーガーを16/28(57.1%)、167yds、2TD、1INTのレーティング83.5に抑えた。
ラン守備は29回151yds(平均5.2)。
スペシャルチームはスティーラーズ側にビッグプレーが多く、ここも勝敗を分けた。
反則は9回90yds。タイムリーなボーンヘッドを繰り返し、最大の敗因となった。スティーラーズの反則は7回58yds。
ケガ人
その他
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Aaron Rodgers | QB | Collarbone | △ | △ | Out | Out | 欠場 |
Brandon Bostick | TE | Foot | × | × | Out | Out | 欠場 |
Johnny Jolly | DT | Shoulder/Neck | × | Out | Out | Out | 欠場 |
Eddie Lacy | RB | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場 |
Ryan Pickett | DT | Knee | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Nick Perry | OLB | Foot | × | × | △ | Probable | 出場 |
Mike Neal | OLB | Abdomen | × | × | △ | Probable | 出場 |
Brad Jones | ILB | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場 |
C.J. Wilson | DE | Ankle | △ | △ | △ | Questionable | 微妙 |
Pittsburgh Steelers Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Kelvin Beachum | OT | Knee | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Jerricho Cotchery | WR | Shoulder | × | 〇 | 〇 | Probable |
Marcus Gilbert | OT | Ankle | △ | 〇 | 〇 | Probable |
Brett Keisel | DE | Foot | △ | △ | 〇 | Probable |
Steve McLendon | NT | Ankle | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Heath Miller | TE | Not Injury Related | × | 〇 | 〇 | Probable |
Troy Polamalu | S | Not Injury Related | × | 〇 | 〇 | Probable |
Emmanuel Sanders | WR | Foot | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Probable | : | 75% chance a player will play |
---|---|---|
Questionable | : | 50% chance a player will play |
Doubtful | : | 25% chance a player will play |
Out | : | Player will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
マンデーナイトでライオンズが敗れたため、パッカーズは残り2戦を勝てば自力で地区優勝となった。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Packers (7-6-1) | 3 | 0 | 14 | 20 | 37 |
Cowboys (7-7) | 13 | 13 | 3 | 7 | 36 |
パッカーズにとってはスーパーボウル以来のAT&Tスタジアム。前半は攻守とも圧倒されて23点リードを許したパッカーズだったが、後半に入ると猛追を開始。5シリーズすべてでTDを挙げ、残り1分半でついに逆転。ディフェンスは最後の3分間で2つインターセプトを奪って大逆転勝利を成し遂げた。
試合は序盤からパッカーズディフェンスがズタズタ。最初の2シリーズこそFG止まりとするが、第3シリーズでTEウィッテンにTDパスを許すと、攻守とも一方となって23点リードを許す。しかしは後半はRBレイシーの60ydsランからオフェンスが勢いに乗り、WRネルソン、TEクウォレス、RBスタークスと3シリーズ連続でTDパスが通って5点差に。そこで再びTDを許して突き放されるが、WRジョーンズへのTDパスで再び5点差とし、CBシールズのインターセプトからついに逆転。最後はCBウィリアムズがインターセプトを奪ってとどめを刺した。
◆ ◆ ◆
前半のオフェンスはライン戦で圧倒され、ケガ人だらけのDALディフェンスを攻めることができなかったが、後半はランもパスも圧倒し、なんと全シリーズでタッチダウン。QBマット・フリンは4人にTDパスを投げ分けてレーティング113.1を記録したほか、新人RBエディー・レイシーは今季1000ydsラッシングを達成している。
ディフェンスは前半だけでトータル332ydsを許す体たらくだったが、後半は134ydsに抑え、中でもCBサム・シールズとCBトラモン・ウィリアムズのインターセプトは素晴らしかった。カウボーイズは大量リードにもかかわらず後半にわずか7回しかランをせず、ラン守備不振のパッカーズを助ける結果となった(ランは平均7.4ydsだった)。カウボーイズ側のこの采配はすでに大きな批判の的となっている。
ケガ人はDEジョニー・ジョリー(肩)とTEブランドン・ボスティック(足)の2人。ILBジョーンズ、WRジョーンズ、RBレイシーはそれぞれ一時退場したあと復帰している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Cowboys | |
Points | 37 | 36 |
Total Yards | 433yds | 466yds |
First Downs | 26回(ラン8・パス16・反則2) | 27回(ラン6・パス17・反則4) |
Rushing | 134yds (18回・平均7.4) | yds (回・平均) |
Passing | 299yds (26/39・4TD・1INT) | 358yds (29/48・2TD・2INT) |
Sacked | 2回16yds | 3回26yds |
Passer Rating | 113.1 | 80.0 |
3rd Down Efficiency | 7/13 (54%) | 2/9 (22%) |
Turnovers | 1回 (INT1/FUM0) | 2回 (INT2/FUM0) |
Field Position | 自陣30yds | 自陣27yds |
Punt | 4回49.3yds(ネット42.5yds) | 2回51.5yds(ネット28.5yds) |
Kickoff Return | 0回 | 2回平均23.0yds |
Punt Return | 1回26yds | 1回7yds |
Field Goals | 1/1 | 5/5 |
Penalty | 7回59yds | 7回79yds |
Time of Possession | 28分20秒 | 31分40秒 |
3rdダウン成功率はパッカーズが7/13の54%。前半は1/6だったが後半は6回すべて成功し、これが逆転成功の一因となった。カウボーイズは2/9の20%。得点圏に攻め込みながら3rdダウンで攻めきれずFG5回に終わったことが最後になって効いてきた。
オフェンスの犯したターンオーバーは1つ。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つ。
先発QBマット・フリンは26/39、299yds、4TD、1INTでレーティング113.1。
チームラッシングは24回153yds(平均6.8)、1TD。(ニーダウン3回除く)
WR/TE陣は以下のとおり。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
パス守備はQBトニー・ロモを29/48、358yds、2TD、2INTのレーティング80.0に抑えた。
ラン守備は18回134yds(平均7.4)と今回も非常に悪かった(ランはすべてRBマレー)。なぜか相手が後半6回しかランをしなかったことが逆転勝利の一因となった。
スペシャルチーム
反則は7回59yds。カウボーイズの反則は7回79yds。
ケガ人
その他
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Aaron Rodgers | QB | Collarbone | △ | △ | △ | Out | 欠場 |
C.J. Wilson | DE | Ankle | × | × | × | Out | 欠場 |
Evan Dietrich-Smith | C | Knee/Ankle | △ | △ | 〇 | Probable | 出場 |
Eddie Lacy | RB | Ankle | × | × | △ | Probable | 出場 |
Mike Neal | OLB | Abdomen | × | × | △ | Probable | 出場 |
Nick Perry | OLB | Foot | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Brad Jones | ILB | Ankle | × | × | 〇 | Probable | 出場 |
Jamari Lattimore | ILB | Knee | × | × | △ | Probable | 出場 |
Dallas Cowboys Injury Report | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Dwayne Harris | WR | Hamstring | × | × | × | Out |
Sean Lee | LB | Neck | △ | △ | × | Out |
Bruce Carter | LB | Hamstring | × | × | × | Out |
Morris Claiborne | CB | Hamstring | × | × | × | Questionable |
Jason Hatcher | DT | Neck | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Justin Durant | LB | Hamstring | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
DeVonte Holloman | LB | Neck | 〇 | 〇 | 〇 | Probable |
Orie Lemon | LB | Not Injury Related | - | - | × | Probable |
Probable | : | 75% chance a player will play |
---|---|---|
Questionable | : | 50% chance a player will play |
Doubtful | : | 25% chance a player will play |
Out | : | Player will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
今週唯一のフルパッド練習とあって、QBロジャースの一挙手一投足に記者たちの視線が集まる。相手コーチ陣の仕事量をすこしでも増やすため、マッカーシーHCとQBロジャースのコメントはこれまで以上にあいまいな表現となっている。
この日のグリーンベイは気温-16℃だが、次の試合が@ダラスのため屋内練習場を使っている。
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | Total | |
---|---|---|---|---|---|
Falcons (3-10) | 0 | 21 | 0 | 0 | 21 |
Packers (6-6-1) | 7 | 3 | 6 | 6 | 22 |
気温-13℃、うっすらと雪におおわれたランボーフィールド。雪はかなり弱いが、試合を通してやむことなく、フィールドの数字がやや見づらい。第2Qに痛いターンオーバーを2つ犯して11点リードを許したパッカーズだが、第4Qに入ったところで逆転に成功。最後はディフェンスが粘りを見せて逃げ切った。パッカーズはQBロジャース負傷後の初勝利をようやく挙げ、地区首位ライオンズに再び0.5ゲーム差と迫った。
試合はパッカーズがRBレイシーのTDランで先制したものの、すぐにTDドライブを返されて同点に。その後は2つのターンオーバーから14失点し、10-21でハーフタイム。後半は再びパッカーズペースとなるが、TDを奪えず連続FGで5点差に。第4Qに入ったところでサック&ファンブルフォースを奪い、ついにTDパスを決めて逆転。自陣でのディフェンスを2回連続で無失点でしのぎ、最後のディフェンスはインターセプトでかろうじて逃げ切りに成功。
◆ ◆ ◆
オフェンスは第2Qのターンオーバー2回が痛かったが、相手ディフェンスが不振ということもあり、それなりにドライブはできていた。TEアンドリュー・クウォレスはパスキャッチ6回66yds・1TDとみごとな働き。ディフェンスはロングドライブを許したのが1回だけで、あと2つのTDはオフェンスのターンオーバーからだった。後半は136ydsに抑えてけっきょく無失点。とくに、自陣に入られてからの粘りが勝利を引き寄せた。
スペシャルチームはこれまでよりキックオフリターンがよくなり、平均フィールドポジションがGB33-ATL28とリードすることができた。残り1分を切ったところでPマステイが62ydsのスーパーパントを蹴っている。
第4QにILBブラッド・ジョーンズ(足首)とその代役ILBジャマリ・ラティモア(ヒザ)がたて続けに負傷退場したのが心配なところ。RBエディー・レイシーは前半最後で右足首を痛めたが、後半途中から復帰。DEジョニー・ジョリーも第4Qに負傷退場している。
Final Team Statistics | ||
---|---|---|
Packers | Falcons | |
Points | 22 | 21 |
Total Yards | 334yds | 285yds |
First Downs | 18回(ラン6・パス12・反則0) | 20回(ラン7・パス12・反則1) |
Rushing | 112yds (33回・平均3.4) | 83yds (23回・平均3.6) |
Passing | 258yds (24/32・1TD・1INT) | 206yds (20/35・2TD・1INT) |
Sacked | 5回36yds | 1回4yds |
Passer Rating | 95.6 | 81.4 |
3rd Down Efficiency | 7/15 (47%) | 6/13 (46%) |
Turnovers | 2回 (INT1/FUM1) | 2回 (INT1/FUM1) |
Field Position | 自陣33yds | 自陣28yds |
Punt | 3回47.3yds(ネット44.7yds) | 4回44.5yds(ネット41.5yds) |
Kickoff Return | 3回平均24.3yds | 6回平均21.0yds |
Punt Return | 1回12yds | 1回8yds |
Field Goals | 3/3 | 0/1 |
Penalty | 2回10yds | 3回15yds |
Time of Possession | 33分32秒 | 26分28秒 |
トータルヤーデージはパッカーズ334ydsに対してファルコンズが285yds。前半はヤーデージでリードしながらターンオーバーのせいで10点負けていたが、後半に2つ奪い返したことでヤーデージ通りの結果となった。
タイムオブポゼッションはパッカーズが33分32秒。
3rdダウン成功率はパッカーズが7/15の47%とよかった。ファルコンズも6/13の46%。
オフェンスの犯したターンオーバーは2つ。
ディフェンスの奪ったターンオーバーは2つ。
先発QBマット・フリンは24/32(75%)、258yds、1TD、1INTでレーティング95.6。(今季ベスト)
チームラッシングは33回112yds(平均3.4)、1TD。
WR/TE陣は以下のとおり。
先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTバークレー。
ディフェンスの陣容は以下のとおり。
パス守備はQBマット・ライアンを20/35(57.1%)、206yds、2TD、1INTのレーティング81.4に抑えた。
ラン守備は23回83yds(平均3.6)。
スペシャルチーム
反則は2回10ydsのみ。ファルコンズも3回15ydsと少なかった。
ケガ人
その他
日曜は最高-7℃で雪も予想されているため、屋外のレイ・ニチキ・フィールドで金曜の練習が行われた。ここは芝も地下のヒーティング装置もランボーフィールドと全く同じ。「ウィスコンシンで最高のフィールドだ。ランボーを悪く言うわけではないが(笑)、フィールドは最高の状態だよ」とマッカーシーHC。
Green Bay Packers Injury Report | |||||||
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Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status | Notes |
Aaron Rodgers | QB | Collarbone | △ | △ | △ | Out | 欠場 |
C.J. Wilson | DE | Ankle | × | × | × | Out | 欠場 |
Evan Dietrich-Smith | C | Knee/Ankle | △ | × | × | Questionable | 微妙 |
Brandon Bostick | TE | Concussion | 〇 | 〇 | 〇 | Probable | 出場 |
David Bakhtiari | OT | Illness | - | × | 〇 | Probable | 出場 |
Ryan Pickett | DT | Knee | - | × | △ | Probable | 出場 |
Mike Neal | OLB | Abdomen | × | × | △ | Probable | 出場 |
Nick Perry | OLB | Foot | △ | △ | △ | Probable | 出場 |
Jamari Lattimore | ILB | Quadricep | 〇 | 〇 | 〇 | Probable | 出場 |
Atlanta Falcons Injury Report | ||||||
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Player | Pos. | Injury | Wed | Thu | Fri | Status |
Tony Gonzalez | TE | Toe | △ | △ | △ | Questionable |
Zeke Motta | S | Hand | △ | △ | △ | Questionable |
Peter Konz | C | Ankle | △ | 〇 | 〇 | Probable |
Sean Weatherspoon | LB | Knee | △ | 〇 | 〇 | Probable |
Probable | : | 75% chance a player will play |
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Questionable | : | 50% chance a player will play |
Doubtful | : | 25% chance a player will play |
Out | : | Player will not play |
○ | : | Full Participation |
△ | : | Limited Participation |
× | : | Did Not Participate |
- | : | Not Listed |
RBフランクリンのIR入りにともない、パッカーズはRBカリル・ベル Kahlil Bell と契約した。ベルはUCLAから2009年ドラフト外でヴァイキングスに入団、開幕前に解雇されてベアーズのプラクティス・スクワッドへ。シーズン途中でロースターに昇格すると、以後5年間でキャリー148回633yds(平均4.3)、パスキャッチ22回150yds・1TDを記録している(通算スタッツ)。代役スターターとして121ydsラッシング走った2011年12月パッカーズ戦が彼のキャリアベストゲーム。
昨年10月に解雇されてからジェッツ、ベアーズ、ジェッツと行ったり来たりしたが、今夏開幕前に解雇され、ここまでフリーのままだった。昨年11月にはパッカーズのワークアウトを受けたことも。キックオフリターン経験は2回平均22.5ydsのみ。今週月曜には元パッカーズのRBブランドン・ジャクソン(2007年2巡指名)も彼とともにワークアウトを受けていた。
RBベルと入れ替わりにSジェロン・マクミリアン Jerron McMillian が解雇された。4巡指名入団から2年目の今年はシーズン序盤まで先発争いを続けていたが、パスカバレッジがまったく向上せず、パス守備不振の元凶に。第7週以降はダイムバックでの出番も失い、スペシャルチームだけの存在になっていた。