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Packers - Steelers Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年12月24日
選手もコーチも、ベアーズ敗戦を知る前のコメント。
- マイク・マッカーシーHC。「この"チーム93"(創立93年目のチーム)は負けることを拒み、最後まで戦い続けた。ただ、あと1プレーを決めることができなかった。アップダウンの激しいゲームだった。天候が大きな影響を与えたのもたしかで、クレイジーなゲームだった」
- CBトラモン・ウィリアムズ。「試合最後にビッグリターンが出たときには、また素晴らしい瞬間がやってくると思った。結果的にはそうならなかったけど、彼ら(オフェンスとスペシャルチーム)は最後までファイトしてくれた。あれ以上のことは望めない」
- QBマット・フリン。「受け入れるのがつらい、タフな敗戦だ。オフェンスもディフェンスもハードに戦った。両軍ともすべてを賭けて戦った」
- CBマイカ・ハイド。「反則はとても大きかった。そのうちのいくつかは3rdダウンだったし。タフな状況に陥ったけど、それでもウチは最後まで勝つチャンスがあった。僕ら全員が、もう少しだけよいプレーを決めていればと思う」
- RBエディー・レイシーは今季1112ydsラッシングとなり、RBジョン・ブロキントン(1971年新人王)の持つ球団記録1105ydsを42年ぶりに破った。オフェンス新人王を獲得した場合もブロキントン以来となる。(ディフェンスを含めれば1972年のCBウィリー・ブキャノン以来)
- RBレイシーは過去10試合のうち8試合でタッチダウンを挙げ、今季第7週以降の9ラッシングTDはNFL最多。1112ydsラッシングは現在NFL7位、10ラッシングTDは3位タイに。
- RBジェームズ・スタークスはRBレイシーの代役として10回47yds、パスキャッチ1回23ydsとよい働きだった。「スタークスは気合の入ったプレーぶりで、誰にも負けないほどハードに走ったよ」とWRネルソン。
- QBフリンの出来についてマッカーシーHC。「彼はよい仕事もたくさんしたと思う。とくに後半はチームに勢いをつけてくれた」
- 第3QにTEクウォレスと衝突してインターセプトリターンTDとなったプレーについてQBフリンは、「ラン・ソリューション・スロー(ラン・パス・オプションを指すと思われる)だった。アウトサイドの1on1のマッチアップを簡単に活かせるプレーだ。ただタイトエンドがどこをブロックしようとしているか、僕がもっとよく把握し、どいてやるべきだった。気が付いた時にはボールが手を離れていた」とのこと。マッカーシーHCは、「むしろ私の責任だ。十分な練習量を積ませてやれなかった。TEクウォレスはILBをブロックするという自分の仕事をしていた」
- 同プレーについてTEクウォレス。「ふだんはお互いによけることができているんだけど、こちらの動きが速すぎたのかもしれない。自分の担当する相手(ILB)がほとんどホールに入ってきていて、僕は彼をブロックに行かなきゃいけなかった。フィルムを見てみないとわからない。僕のせいかもしれないし、マットのせいかもしれないし、よくわからない」
- 第4Q残り2分でのファンブルロストについてQBフリン。「3rdダウンで、ボールを持ってスクランブルに出た。1stダウンが必要とわかっていた。相手の間に飛び込むつもりだったけど、もっとしっかりボールを守らなきゃいけなかった」
- 最後に時間がなくなったことについてQBフリン。「何が起きたのかはわからないけど、(審判団の)オペレーションがなにか変だった。時計が動き出したのは知っていた。本来なら(残り10秒から)2プレーできていたはずなのに、副審がセンターにボールを渡してくれなかった」
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解は試合最後のWRボイキンへのパス失敗。フォルススタートで敵陣06yds地点、左にWRボイキンとWRネルソン、右にTEクウォレスとWRジョーンズを置いた対称形のショットガン。残り10秒から時計が動き出し、残り5秒でQBフリンが左のWR2人にシグナルを送り、残り3秒でセンターがスナップ。相手はSクラークが右のTEクウォレスをヘルプし、Sポラマルがどこへ動くかわからないワイルドカード。左サイドのWR2人ともスラントを走る。QBフリンは最初からWRボイキン(ポラマルもヤマを張っていた)に決めていたように見えるが、CBアイク・テイラーが完璧なカバレッジ。WRネルソンの方がオープンだった。
- 第3Qの敵陣ゴール前03ヤード、先週に続いてDEラジとDEダニエルズがフルバックに入ったが今回はTDならず、RBレイシーが-2ydsロスに止められた。
- RBレイシーの同期ライバルであるRBレヴィオン・ベルに26回124ydsラッシング(平均4.8)を許し、中でも20yds以上のランが2回あったのがいただけない(2つともTDドライブに結び付いた)。どちらもセーフティ陣が派手なミスタックルを犯している。
- ILB A.J.ホークは2010年第16週NYG戦以来3年ぶり、48試合ぶりのインターセプト。ビッグプレー能力の低さを指摘される彼にしては素晴らしいプレーだった。
- 残り1分半、パッカーズはわざとTDランを許したが、2ndダウンでなく1stダウンでそうすべきだった。貴重な時間とタイムアウトを無駄にした。マッカーシーHCは、1stダウンでその指示を出さなかった責任を認めている。
- OLBクレイ・マシューズ(右親指を再負傷)の戦線離脱についてDE B.J.ラジ。「素晴らしい働きをしていただけに、チームとして悲しんでいる。でも僕らはケガ人を乗り越えて戦い続けることを教わってきたし、今回もそれができたと思っている」
- 反則が最大の敗因に。「本来の僕たちらしくない反則をしてしまった。僕自身の反則(アンネセサリーラフネス)もよくなかったし、大事なところで反則があった。フットボールはこういうことが時々ある。審判も誰も責めることはできない。僕ら自身が反省するしかない」とDEラジ。
- 相手のフェイクパントの場面でラフィングザパサーを犯したTEジェイク・ストーンバーナー。「パンターがボールを持って走ったらヒット可能だと思い、ラフィングザパサーになるとは知らなかったんだ。パンターが動き出したとき、相手は走ってくると思ったので飛び込まず(コンテインし)、投げる構えを見て突進した。たぶん半歩遅かったんだろう」
- QBフリンのファンブルロストで自陣レッドゾーンのピンチ。残り1分35秒で4thダウン3に追い込んだが、相手FGの場面でOLBニック・ペリーが手痛いオフサイド。3失点のはずが7失点となり、タイムアウトを使い果たす結果となった。「規律に欠けたプレーだった。ロングスナッパーの手の中でボールが動いたように見えたんだけど。僕だけ飛び出して、相手に1stダウンを与えてしまった。あれじゃ何にもならない。お粗末なプレーだった」
- 試合残り20秒で敵陣ゴール前01ydsに迫ったところでフォルススタート。反則さえなければRBスタークスの同点TDランが決まっていたように思える。「僕のミスだ。クラウドノイズが大きくなり、マットの声がよく聞こえなかった。こちらは相手のスキを突くために急いでプレーを始めようとし、スナップカウントが完全にはわからない状態で、スナップが遅れてしまった。責任は僕にある」とCディートリック=スミス。
- 今季はLSブレット・グードのスナップミスが何度かあるが、パンターの捕れないような低いスナップは初めてのはず。さいわいPマステイが落ち着いて拾い直し、かろうじてパントブロックされずに済んだ。
- パントフェイクから30ydsのパス成功を許したことについてCBハイド。「あれは厳しかった。リターナーの僕は45yds先にいた。パンターが右にロールするのが見えたけど、何が起こっているかはよくわからなかった。パスが来たのが見え、なんとか防ごうと走ったけど・・・。あちらのコールが素晴らしかった」
- 第3Q残り5分半、Kクロスビーのフィールドゴールはブロックされたが、転がったボールをスティーラーズ側が「違法に前に転がした」との反則でパッカーズ側のオートマティック1stダウンに。実際はその前にいったんスティーラーズ側が確保したように見えるので、ポゼッションはスティーラーズのまま反則罰退とすべきだったはず(あるいはその前にニーダウン)。トムリンHCはチャレンジしようとしたが認められず、試合後もスティーラーズ側は当然審判を批判している。
- 上記判定についてKメイソン・クロスビー。「ルールのことはよく知らないんだ。あまりあることじゃないし。イリーガル・バッティングの反則は知っていたけど、こちらにボールが戻ってくるとは知らなかった。ああなってくれてよかったよ」
- 試合残り1分半、CBマイカ・ハイドは70ydsのビッグリターンで同点タッチダウンのお膳立て。トップスピード不足でタッチダウンに届かなかったのは仕方がない。「29番(Sシャマーコ・トーマス)がいいアングルで迫ってきた。僕にもう一段上のギアがあればよかったんだけど、あいにくなくて。とても疲れていたしね。残念だったよ」
- CBハイドが好キックオフリターンを連発したため、チーム別のキックオフリターン成績が今季初めて最下位を脱して30位に。しかし最下位とは0.3yds差にすぎない。
- NFC北地区の地区優勝争いはきわめてシンプルになり、最終週GB@CHIで勝った方がプレーオフ進出。
- パッカーズ地区優勝の場合は第4シード確定。ベアーズの場合はNFC東地区しだいで、イーグルス地区優勝の場合はベアーズが第4シード、カウボーイズ地区優勝の場合は第3シードとなる(直接対決でCHIが勝っているため)。
- ライオンズは7勝8敗となり脱落した。6勝3敗の地区首位から、ここ6試合で1勝5敗。
- QBロジャース欠場の間、NFC北地区全体の成績は10勝16敗2敗。もっとも成績のよかったのはヴァイキングスの3勝3敗1分。
- 試合後のロッカールームでのスピーチのとき、マッカーシーHCはライオンズの敗戦を知らなかったらしい。
- 選手たちがイーグルス勝利を喜ぶツイート。(1・2・3・4)
- OLBクレイ・マシューズ(親指を再負傷)についてマッカーシーHCは、「今ここで(回復までの)タイムラインを示すことはできないが、以前骨折した箇所であることを考えると、重いものかもしれない。初回と同じようなケガだと聞いている」と説明している。10月13日のレイヴンズ戦で骨折したときは戦列復帰まで5週間かかり、その後もギブスや保護具をつけてのプレーが続いていた。
- RBエディー・レイシーは第3Q末に足首を悪化させて退場。「回復のためにできることは何でもやる。来週チームの助けになれるようにね」
- ILBブラッド・ジョーンズも足首のケガを悪化させた模様。
- 今週のQBアーロン・ロジャース(左鎖骨骨折)の復帰については、悲観的な見方が多い。
- CBマイカ・ハイドは最後のビッグリターンで肩を負傷したが、「問題はない」と本人。
- TEジャーマイケル・フィンリーは先月半ばに首の手術を受け、現役続行の意思を明確にしている。ESPNによると、「パッカーズとの再契約には喜んで応じるが、ディスカウントを受け入れるつもりはない」とのこと。