グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年11月25日

Packers 26 - 26 Vikings

  1Q 2Q 3Q 4Q OT Total
Vikings (2-8-1) 3 10 7 3 3 26
Packers (5-5-1) 7 0 0 16 3 26

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-7℃は11月のランボーフィールドとしては16年ぶりの寒さ。先発QBトルジーンはパス不振のため第3Q途中からQBフリンがリリーフした。RBレイシーの活躍もあり、16点差を追いついて延長戦へ。互いに3点ずつ取り合ったあと決め手を欠き、パッカーズとしては26年ぶりの引き分けゲームとなった。同地区のライオンズとベアーズが両方敗れたため0.5ゲーム差。

パッカーズは第1QにQBトルジーンがTDランを決めたものの、その後はパスが不振で1stダウンにも苦労する。第2Qにはファンブルリカバーを奪うがこれも得点につながらず。ディフェンスはラン・パスとも不振で第2Qに逆転を許す。第3Q半ばにはQBトルジーンを下げてQBフリンを投入。第4Q序盤にはついに16点差に広げられたものの、そこから3シリーズで2TD・1FGを挙げて追いつき延長戦へ。最初のシリーズで敵陣ゴール前07ydsに迫ったがTDを奪えず、ヴァイキングスもGB陣13ydsに進みながらFG止まり。最後は時間切れで引き分けとなった。

オフェンスはなんといってもRBエディー・レイシー(ラン110yds・パス48yds)の働きが素晴らしく、とくにコンタクト後の頑張りがすごかった。一昨年最終週以来のQBマット・フリンはパス218yds・レーティング85.2。ディフェンスはラン232yds、パスでもQBポンダーにレーティング103.9を許している。

ケガ人は、RBジョナサン・フランクリンが脳震盪、DE C.J.ウィルソンが左ヒザを負傷。RBエディー・レイシーがオーバータイム途中で退いたのは喘息の発作だった。

第1Q

  • GB陣22 : サック7yds、RBレイシーの1ydランで3rdダウン16、パス失敗でパント。
  • MIN陣40 : RBピーターソンの11ydsラン、サック(OLBニール)、サック(OLBマシューズ)で3rdダウン23、スクリーンパス5ydsでパント。
  • GB陣13 : RBレイシーの2ydsラン、WRジョーンズへの8ydsパスで1stダウン。RBレイシーの-1ydロス、、2ydsランで3rdダウン9、FBクーンへのチェックダウンが20ydsゲイン。WRジョーンズへのクイックパス1yd、RBレイシーの5ydsランで3rdダウン4、WRネルソンへ34ydsパスが通ってレッドゾーンへ。RBレイシーの10ydsランでゴール前06ydsへ。TDパス失敗のあと、QBトルジーンがスクランブルで6ydsTDラン成功。
  • ビッグリターンでGB陣42 : WRパターソンへの7ydsパス、TEエリソンへの14ydsパスでFG圏内へ。RBピーターソンの-1ydロス、5ydsランで3rdダウン6、サック(OLBマシューズ)に終わる。36ydsFG成功
  • GB陣20 : RBレイシーの9yds、5ydsランで1stダウン。-1ydロスで第2Qへ。

第2Q

  • 14ydsランでさらに1stダウン。FBクーンへのパス失敗、2ydsランで3rdダウン8、サックされてパント。
  • MIN陣19 : RBピーターソンの11yds、4yds、6ydsランで連続1stダウン。3rdダウン4からWRパターソンへの6ydsパスでGB陣へ。パスキャッチしたRBピーターソンがファンブル、OLBムルンバがリカバー
  • GB陣45 : パス失敗とRBレイシーの5ydsランで3rdダウン5、ロングパス失敗で3&アウト。
  • MIN陣02 : WRパターソンへの7ydsパス、FBフェルトンへの7ydsパスで1stダウン。RBピーターソンの22ydsラン、WRパターソンへの5ydsパス、パス失敗で3rdダウン5、WRシンプソンへの31ydsパスでFG圏内へ。2ydsラン、サック(ILBジョーンズ)で3rdダウン13、投げ捨てに終わる。47ydsFG成功で1点差に
  • GB陣20 : RBレイシーの8ydsラン、GBフォルススタート、ロングパス失敗で3rdダウン7、WRジョーンズへのパスは通らず。
  • MIN陣37 : RBピーターソンの-2ydsロス、WRシンプソンへの23ydsパスとGBアンネセサリーラフネスで一気にFG圏内へ。5ydsランで2ミニッツ。TEフォードへの20ydsパスでゴール前02ydsに迫り、RBピーターソンのラン2回止まって3rdダウンショート(GBタイムアウト#2)、RBピーターソンが逆転TDラン成功
  • GB陣20 : TEボスティックへの24ydsパス、FBクーンへの9ydsパスでGB最後のタイムアウト。WRネルソンへの2ydsパス、TEボスティック落球のあと、QBスクランブル19ydsで時間切れ。

第3Q

  • MIN陣40 : RBピーターソンの-2ydsロス、8ydsラン、MINフォルススタートで3rdダウン9、QBスクランブルは-1ydロスで3&アウト。
  • GB陣22 : パス失敗とRBレイシーのノーゲインで3rdダウン10、TEボスティックへのパスは通らず3&アウト。
  • MIN陣41 : RBピーターソンのラン2回で3rdダウン5、TEカールソンに15ydsパスが通ってGB陣へ。WRジェニングスへの18ydsパスでレッドゾーンへ。WRパターソンへの6ydsパスのあと、TEエリソンに12ydsTDパス成功
  • GB陣20 : QBマット・フリン登場。TEクウォレスへの9ydsパス、RBスタークスの34ydsランでMIN陣へ。2ydsラン、投げ捨てで3rdダウン8、RBスタークスへのパスは5ydsロス。けっきょくパント。
  • MIN陣04 : RBピーターソンの7ydsラン、5ydsランで1stダウン。RBゲアハートの15ydsラン、6ydsラン、投げ捨てで3rdダウン4、WRジェニングスへ8ydsパスが通ってさらに1stダウン。RBゲアハートの26ydsラン、11ydsランでレッドゾーンへ。RBピーターソンのランが2回止まって第4Qへ。

第4Q

  • 3rdダウン8からWRパターソンへのパスは5yds止まり。29ydsFG成功で16点差に
  • GB陣20 : RBレイシーへの10ydsパス、WRボイキンへのロングパス失敗、MINオフサイド、RBレイシーの8ydsランで1stダウン。QBスクランブル3yds、RBレイシーへの4ydsパスで3rdダウン3、MINパスインターフェア35ydsでレッドゾーンへ。TEボスティック落球2回で3rdダウン10、MINイリーガルユースオブハンドで1stダウン。最後はRBレイシーが3ydsTDラン成功。2ポイントコンバージョンはインターセプトされて失敗、10点差に。
  • MIN陣23 : RBピーターソンの5yds、17yds、3ydsラン、ロングボム失敗で3rdダウン7、WRパターソンへのクイックパスは-3ydsロス。
  • GB陣24 : RBレイシーの17ydsラン、WRボイキンへの11ydsパスでMIN陣へ。6ydsラン、WRボイキンへの7ydsパスでさらに1stダウン。投げ捨て、WRジョーンズへの8ydsパス、RBレイシーへの1ydパスで1stダウンならず、4thダウン1はRBレイシーの4ydsランでギャンブル成功。RBレイシーへの13ydsパスでゴール前10ydsへ。ノーゲイン、RBレイシーへの4ydsパスで3rdダウン6、WRボイキンに6ydsTDパスが通って3点差。
  • MIN陣21 : 残り3分24秒。RBピーターソンの2ydsラン、QBラン-3yds(GBタイムアウト#2)で3rdダウン11、サック(OLBニール)で3&アウト(GBタイムアウト#3)。
  • GB陣31 : 残り2分27秒。WRジョーンズへの9ydsパス、RBレイシーへの16ydsパスでMIN陣に進んで2ミニッツ。RBレイシーの4ydsラン、投げ捨てで3rdダウン6、パス失敗で4thダウン6。オフサイドのフリープレーでWRジョーンズに28ydsパス成功。RBレイシーのノーゲイン(MINタイムアウト#2)、パス失敗で3rdダウン10、WRボイキンへのパスは3yds止まり。27ydsFGが決まってついに同点
  • MIN陣30 : 残り41秒。TEカールソンへの11ydsパス、WRライト落球、QBスクランブル3ydsで残り14秒、MIN最後のタイムアウト。投げ捨てでパント。
  • GB陣16 : 残り02秒、ニーダウンで延長戦へ。

オーバータイム

  • GB陣21 : 投げ捨てと1ydランで3rdダウン9、MINホールディングで1stダウン。WRネルソンへの15ydsパスで1stダウン。GBフォルススタート、WRジョーンズへの22ydsパスでMIN陣へ。WRボイキンへの34ydsパスでゴール前07ydsへ。RBレイシーの4yds、1ydランで3rdダウン2、WRネルソンへのパスは通らず。20ydsFG成功で3点リード
  • MIN陣20 : RBピーターソンの3ydsラン、サック(DEダニエルズ)、RBピーターソンの15ydsランで1stダウン。RBゲアハートの9ydsラン、GBホールディングで1stダウン。5ydsラン、TEカールソンへの10ydsパスでGB陣へ。RBゲアハートの12yds、11ydsランでレッドゾーンへ。2ydsラン、-6ydsロスで3rdダウン14、WRパターソンへのTDパスは通らず。35ydsFG成功で再びタイに
  • GB陣20 : 投げ捨て、RBスタークスの1ydランで3rdダウン9、パス失敗で3&アウト。
  • MIN陣39 : RBピーターソンの3ydsラン、2ydsランで3rdダウン5、WRジェニングス落球で3&アウト。
  • GB陣10 : 残り1分59秒。TEクウォレスへの13ydsパス、WRジョーンズへの4ydsパス、GBフォルススタート。QBスクランブル13ydsでさらに1stダウン。GBフォルススタート、GBホールディング、FBクーンへのパス失敗、WRネルソンへの7ydsパス、パス失敗で残り07秒。
  • MIN陣34 : 残り01秒。WRパターソンへのクイックパスも、ランアフターキャッチは21yds止まりで試合終了。
Final Team Statistics
  Packers Vikings
Points 26 26
Total Yards 494yds 447yds
First Downs 30回(ラン11・パス16・反則3) 28回(ラン13・パス13・反則2)
     
Rushing 196yds (34回・平均5.8) 232yds (43回・平均5.4)
     
Passing  316yds (28/53・1TD・0INT) 233yds (21/30・1TD・0INT)
Sacked 2回18yds 6回18yds
Passer Rating 77.2 103.9
     
3rd Down Efficiency 3/16 (19%) 6/16 (38%)
     
Turnovers 0回 (INT0/FUM0) 1回 (INT0/FUM1)
     
Field Position 自陣22yds 自陣29yds
Punt 8回40.8yds(ネット40.8yds) 6回42.8yds(ネット41.5yds)
Kickoff Return 3回平均21.0yds 5回平均28.6yds
Punt Return 3回平均2.7yds 2回平均0.0yds
Field Goals 2/2 4/4
     
Penalty 7回50yds 5回53yds
Time of Possession 34分27秒 40分33秒

トータルヤーデージはパッカーズ494ydsに対してヴァイキングスが447yds。

タイムオブポゼッションはパッカーズが34分27秒、ヴァイキングス40分33秒と圧倒された。

3rdダウン成功率はパッカーズが3/16の19%と大不振。ヴァイキングスは6/16の38%。

オフェンスの犯したターンオーバーはゼロ。試合中盤、攻守とも不振に陥る中でターンオーバーを犯さなかったのが終盤の頑張りにつながった。

ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。

  • 第2Q、パスキャッチしたRBエイドリアン・ピーターソンの腕からILB A.J.ホークがファンブルフォース、OLBアンディ・ムルンバがリカバーした。ILBホークのフェイスマスクを見落としてくれて救われた。(ビデオ

先発QBスコット・トルジーンは7/17、98yds、0TD、0INTでレーティング60.4。あまりに調子が悪いので、後半最初のシリーズが3&アウトに終わったところでQBフリンと交代させられた。

  • 寒さのせいなのかわからないが、先週とちがってパスのコントロールがよくない。フリーのレシーバーを見落としたり投げ損なったりするプレーが目立つ。インターセプトがなかった点だけは評価できる。
  • QBスクランブルは2回25yds・1TD。
  • 第1Qの6ydsTDランは、最初のラッシャーをパンプフェイクでかわし、スピンムーヴでもう1人かわしてエンドゾーンに飛び込んだ見事なプレー(ビデオ)。おそらく子供の頃から夢に見ていたであろう初ランボーリープ。しかしその後はまったくいいところがなかった。

第3Q途中から登場のQBマット・フリンは21/36、218yds、1TD、0INTでレーティング85.2。(ハイライトビデオ

  • 相変わらずダウンフィールドへのパスは勢いがないが、プログレッションを的確にこなす点ではトルジーンより信頼できる。
  • トルジーンが悪すぎたため、フリン登場で流れが変わったのはたしか。ただ、ノーハドルではテンポよくボールが進められても、それ以外のオフェンスではランが止められると何もできない、というパターンは変わっていない。
  • 第4Q残り1分17秒、敵陣40ydsでの4thダウン6、相手オフサイドによるフリープレーでWRジョーンズに28ydsパスを成功。フリンらしい勝負強さだった。(ビデオ
  • 次戦の先発QBについてマッカーシーHCはノーコメント。

チームラッシングは34回196yds(平均5.8)、2TD。

  • 先発RBエディー・レイシーは25回110yds(平均4.4)・1TD(ビデオ)。ブロッカー陣はけっしてよくなく、彼の個人技でタックラーを振り切るプレーが非常に多かった。レシービングでも6回48ydsと大きな貢献。
  • RBジェームズ・スタークスは3回37yds(平均12.3)。第3Qにはタックルを振り切って力強い34ydsラン(ビデオ)。出番は第3Qの第2シリーズと延長戦の第2シリーズだけだった。
  • RBジョナサン・フランクリンは試合最初に脳震盪を起こしたため、オフェンスでは出番なし。
  • FBジョン・クーンは3rdダウンバックを一手に担った。ラッシング機会はなし。レシービングは2回29yds。

WR/TE陣は以下のとおり。

  • WRジョーディ・ネルソンは4回58yds(ターゲット7回)。第2シリーズの34ydsキャッチ(ビデオ)の他はあまり見せ場がなかった。
  • WRジェームズ・ジョーンズは7回80yds(ターゲット12回)。前述の4thダウンでの28ydsキャッチ(ビデオ)と、延長戦でランアフターキャッチを頑張った22ydsがよかった。
  • WRジャレット・ボイキンは5回60yds(ターゲット10回)。相手CBの好カバレッジにキャッチを阻まれるプレーが多いが、延長戦でのサイドライン際の34ydsキャッチはこの日のベストプレー。(ビデオ
  • WRマイルズ・ホワイトはパスキャッチ機会なし。
  • TEアンドリュー・クウォレスは2回22yds。
  • TEブランドン・ボスティックは5回ターゲットになってパスキャッチ1回24ydsのみ。第4Qにはエンドゾーンで15ydsのTDキャッチをミス。

先発OL陣はLTバクティアリ、LGシットン、Cディートリック=スミス、RGラング、RTニューハウス。

  • RTドン・バークレーが今回も欠場。
  • パスシチュエーションには相手が積極的にブリッツを入れてくるので、控えQBたちでは苦しい。被サックこそ少ないものの、なんとか逃げて投げ捨てで終わるプレーが目立った。
  • 被サックは2回。試合最初の被サックはCディートリック=スミスがブリッツァーへの反応が遅れたもの。第2Qの被サックはRTニューハウスがDEロビソンに抜かれたもの。QBフリンに代わってからは被サックなし。
  • 相手はラン守備に注力してきたのでランブロッキングは苦しく、RBレイシーの個人技で数字を稼がせてもらった。
  • オーバータイムにはOL陣の反則が4つも出て、チームの足を引っ張った。

ディフェンスの陣容は以下のとおり。

  • CBシールズ(ハムストリング)が2試合連続で欠場し、CBハウスが先発、CBハイドがニッケルバック、CBブッシュがダイムバック。
  • OLBペリー(足/足首)にくわえ、負傷していないOLBパーマーもアクティブ登録から外れた。OLB陣はマシューズ、ニール、ムルンバでローテーション。パーマーはラン守備が悪いので、いても仕方がない、という判断だろうか。
  • PUPリストからロースター復帰したばかりのDEジェレル・ウォージーとSショーン・リチャードソンが今季初出場。
  • Sショーン・リチャードソンはスペシャルチームだけでなく、後半途中から(Sジェニングスに代わって)ディフェンスにも出場。

パス守備はQBクリスチャン・ポンダーに21/30、233yds、1TD、0INTのレーティング103.9を許した。

  • ポンダー得意のブーツレグからTEやFBへのパスが面白いように決まる。ランが止められないためにパスも防げなくなる、典型的な悪循環。MIN陣02ydsからの攻撃でいきなり連続パスを投げるなど、マスグレイヴOCのプレーコールも冴えていた。
  • 今回はポンダーのコントロールがよく、アバウトなボールもレシーバーたちがナイスキャッチ。
  • パッカーズ守備のサックは6回18yds。第1Q、OLBマシューズはLTをアウトサイドからぶち抜いた。次のOLBマシューズはスクランブル途中で捕えたカバレッジサック。第2QのILBジョーンズはインサイドからブリッツ。第3Q最初のサックはスクランブルが-1ydでILBホークのサック扱いに。第4Q終わりのOLBニールはOLBマシューズが仕留め損なったところをしっかり倒した。延長戦のDEダニエルズは相手LGがひどいミス。
  • 第2Q最初のシリーズでCBデヴォン・ハウスが胸正面へのINTチャンスを痛い落球。
  • 第2Q、WRシンプソンへの31ydsパスはCBトラモン・ウィリアムズがジャンプボールに競り負けたものだが、その前にブリッツが届かなかったのが痛かった。
  • 注目のWRグレッグ・ジェニングスはケガのせいもあって出番が少なく、2回29ydsのみ。延長戦の第2シリーズ、3rdダウン5からのパスを落球しなければヴァイキングスの勝ちだったかもしれない。

ラン守備は43回232yds(平均5.4)・1TDと散々な出来だった。

  • 先発RBエイドリアン・ピーターソンは32回146yds(平均4.6)・1TD。コンスタントに走られて試合をコントロールされた。パス守備への悪影響も大きい。
  • 2番手RBトビー・ゲアハートに8回91ydsを許したのも非常に痛い。第3Q末から第4Qにかけてのドライブでは、彼に4回58ydsを走られてFG追加を許した。延長戦の第1シリーズでも4回33ydsを走られて同点FGにつながった。
  • RBピーターソンはアウトサイドにバウンスしてロングゲインし、RBゲアハートはシンプルなインサイドのランでロングゲイン。

今回も不甲斐なかったディフェンスだが、第4Qはよく頑張ってオフェンスにチャンスを与えることができた。そこが過去3試合とは違うところ。10点差とした残り11分半からのシリーズは、1stダウンを1つ与えたものの5プレーでパントを蹴らせた。3点差の残り3分半からは、サックなどで3&アウトに抑え、同点FGドライブにつなげることができた。

スペシャルチーム

  • キックオフリターンはRBフランクリンが1回22yds。最初のリターンでいきなりファンブルしたが自軍リカバー。このプレーで脳震盪を起こして退場となった。その後はCBハイドが2回平均20.5yds。あいかわらずパッとしないが、キックオフ後に20yds未満からの攻撃になることが今回は一度もなかった。
  • 試合前のウォームアップではSクリス・バンジョーもキックオフリターン練習をしていたという。
  • パントリターンはCBハイドが3回平均2.7yds。相手パントとカバレッジがよかった。
  • Pマステイのパントは8回平均40.8yds、ネット平均40.8yds。相手リターナーがいいのでハングタイム重視だった。フェアキャッチ3回、ダウン2回、アウトオブバウンズ1回、リターン2回0ydsとよい結果を出した。
  • インサイド20へのパントが3回あり、うち2回は敵陣05yds以内へのナイスパント&ナイスカバー。しかし2回ともディフェンスがロングドライブを許して失点している。
  • Kクロスビーのフィールドゴールは2/2。第4Q末の27ydsと延長戦の20ydsはどちらもイージーな距離。
  • キックオフは今回もKクロスビーが担当。後半最初のキックオフはコーナーを狙いすぎてアウトオブバウンズ。
  • キックオフカバレッジはWRコーダレル・パターソンに5回平均28.6ydsと苦戦した。第1QにはOLBムルンバのミスタックルから57ydsのビッグリターンに。しかし第4Qと延長戦では4回ともビッグリターンを許さなかった。パントカバレッジはPマステイの高いパントもあって、CBマーカス・シェレルズを2回0ydsに抑え込んだ。

反則は7回50yds。第4Qまでは2回だけだったのに延長戦だけで5回反則。ヴァイキングスの反則は5回53yds。

  • 第2Q : WRボイキンのフォルススタート。Sバーネットのアンネセサリーラフネス。
  • オーバータイム : RGラングがフォルススタート。Sバーネットがホールディング。RGラングがフォルススタート。Cディートリック=スミスがフォルススタート。LTバクティアリがホールディング。

ケガ人

  • 最初のキックオフリターンでRBジョナサン・フランクリンが脳震盪。
  • 第4Q終盤にDE C.J.ウィルソンが左ヒザを負傷。重そうに見える。
  • オーバータイムにRBエディー・レイシーが退場。いったんロッカールームに退き、1シリーズ休んで復帰したが、すぐにまた退いた。マッカーシーHCは会見で「肋骨をヒットされたため」と説明したが、本人によると喘息のせいらしい。喘息持ちとは記者たちも初耳だった。
  • アクティブ登録から外れたのは、QBロジャース(左鎖骨骨折)、WRハーパー、RTバークレー(ヒザ)、DEジョリー(鼠蹊部)、OLBペリー(足/足首)、OLBパーマー、CBシールズ(ハムストリング)。(太字はケガ人)

その他

  • 今日のゲームキャプテンは、RBレイシー(オフェンス)、DEダニエルズ(ディフェンス)、Pマステイ(スペシャルチーム)の3人。ロジャースのこぶしがすごい。(写真
  • パッカーズの引き分けは1987年9月20日のブロンコス戦以来以来26年ぶり。場所はミルウォーキーのカウンティ・スタジアムだった。このシーズンは延長戦が3回もあり、1勝1敗1分け。
カテゴリ : Game