グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年11月17日

B.J.ラジに年8ミリオンのオファー

Journal Sentinel紙によると、パッカーズは数か月前にDE B.J.ラジに対して年平均$8ミリオンの契約延長オファーをし、ラジ側がずっと保留しているとのこと。来春FA市場に出た場合にこれ以上の契約を手に入れるのは難しいはず、というのが同紙の見方だ。ある球団首脳の話として、「年$8ミリオンなら、そりゃサインすべきだ。いったいエージェントは誰なんだ?」というコメントも紹介している。ちなみに代理人はQBロジャースやOLBマシューズと同じデヴィッド・ダン。

2009年に1巡10位で入団したB.J.ラジにとって、ベストシーズンはプロ2年目の2010年。ノーズタックルからディフェンシブエンドに移った翌年以降はエリート級の働きができておらず、プレッシャー率やタックル率は年々下がってきている。今年はパスシチュエーションでの出番も減り、ディフェンス全体の56.2%(プロ入り以来最低)しか出場していない。優勝した2010年に7.5サックを挙げたが、この2年間はサックゼロ。2年目のDEマイク・ダニエルズが急成長し、DEジェレル・ウォージーやDEデイトン・ジョーンズといった若手の有望株もいて、パスラッシャーとしては存在感が薄れるばかりだ。

そんな彼になぜ年平均$8ミリオンものオファーをしたのか理解に苦しむが、NTライアン・ピケットとの契約も今年いっぱいで切れる、という事情があるかもしれない。34歳のピケットを短い契約で引き止めるより、まだ27歳のラジを後継NTにと考えているのだろうか。5年間でわずか4試合しか欠場していないタフネスもある。ラジ本人としては、別のスキームの方が能力を発揮できると考えてサインを渋っている可能性もある。

カテゴリ : Contract/Personnel