過去の記事 |
2013年 >
10月 >
Notebook: キャリー回数を分散へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年10月25日
木曜にフルパッド練習を行わないのは今季初めて。一昨年の新労使協定に加えられた規定により、第11週までにフルパッド練習は11回しか行えない。パッカーズはバイウィーク明けの週に2回行ったため、フルパッド練習ができない週も出てくるというわけだ。前日の水曜も普段より基礎的な練習が多く、チームドリルはわずか。シーズンも半ばにさしかかり、選手たちの疲労を考えて軽くしたのだろう。
- TEジャーマイケル・フィンリー(首)がぶじ退院して自宅に戻った。歩くことも話すことも問題なく、バランスも取り戻している。
- 練習不参加組は昨日と同じ。WRジョーンズ(ヒザ)、TEフィンリー(首)、TEテイラー(ヒザ手術)、OLBマシューズ(親指骨折)、OLBペリー(足骨折)。
- RBジェームズ・スタークスは2日連続でフル参加。ILBブラッド・ジョーンズは部分参加にとどめた。
- 足の骨折からわずか11日、OLBニック・ペリーは保護ブーツでなくスニーカーを履いてサイドラインを歩き回っている。とくに足を引きずる様子もなかった、とある記者。
- PUPリストにいる4巡指名OL J.C.トレッターは、OTAで足首骨折だけでなく足首の腱も断裂していた。回復はしてきていて、痛みもなくランニングや一部アジリティ・ドリルができるようになった。しかしまだフルスピードでは走れず、復帰には時間がかかりそう。
- QBロジャースが相手のフロント7を見て的確にオーディブルしている例をPackers.comがビデオ解説している。4つの例のうち、最初はランのコールをWRボイキンへのパスに変え、次は3rdダウン5でパスのコールをランに変えて楽々1stダウン。3番目と4番目はランプレーをアジャストメントして成功。
- RBジェームズ・スタークス(ヒザ)の状態についてヴァンペルトRBコーチ。「いい感じだね。躊躇なくカットやステップを踏めているし、地面にしっかり踏ん張れている。先週出したかったくらいだ。どちらのヒザを捻挫したのか、見ていてもわからないよ。彼がフィールドに戻ってくれて嬉しい。久しぶりに嬉しい悩みだ。3人が出場できるのはありがたい」
- 今季はRBエディー・レイシーとRBスタークスが交互に負傷しているため、1試合で両者がラッシングしたのは第2週WAS戦だけ。それもRBレイシーは脳震盪で1キャリーだけだった。「スターターはエディーだ。彼はよく走れている。ただ他のRBたちにすこし分散させ、彼の負担を減らしてフレッシュに保ちたい。ジェームズやジョナサン(フランクリン)にもそれぞれユニークな能力があるから」とヴァンペルトRBコーチ。
- WRジャレット・ボイキンについてマッカーシーHC。「大学では大きな数字を残した。コンバインでは速く走れなかったが、入団したときから十分NFLでやっていける力を示していた。手が大きく(同期の上位WRたちより1インチ前後大きい10¼インチ)、フィジカルな選手で、スペシャルチームでもよく戦っていた。最近はすこしリラックスしてプレーすることも覚えてきた。競争心が強く、自分にプレッシャーをかけすぎるところがあるからね。非常にタフな若者で、それがプレーに役立っている。先週は無名の存在だったが、今はもう違う」
- おなじくWRボイキンについてエドガー・ベネットWRコーチ。「彼はセパレーションを作り出せる。基本のしっかりしたルートランナーだ。たしかに4.3秒台とかのスピードはないが、4.3秒台でもルートの走り方を知らない選手は多いからね。彼はそれを知っているし、今後も伸びていくだろう」
- WRクリス・ハーパーはシーホークスと49ersから解雇されてパッカーズに来た。「シーホークスでは精密なルートランを求められ、すべてを言われたとおりにやろうと考えすぎて悪い方へ行ってしまった。49ersでは練習でもあまりプレー機会がなかった。レシーバー、タイトエンド、スロット、FBとしてのブロック、DE相手のプロテクション、といろいろやらされた。『レシーバーだけやらせてくれよ』というのが僕の本音だった。まったく新しいことを学ぶには遅すぎる、成功してもダメでもレシーバーで勝負したいとね」
- フィンリーの後任スターターとなるTEアンドリュー・クウォレスについてマッカーシーHC。「自分の能力外のことをしようとしなくてもいい。ただ自分の仕事をすればいい。基本に忠実に、大きな情熱を持って取り組むことだ。そうすれば彼のプレーは次のレベルへ上がるはず」
- 人工芝はスピードラッシャー有利、しかもクラウドノイズの大きい今回は両OTのパスプロテクションが重要なカギとなる。通算121.5サックのDEジャレッド・アレンと対戦する新人LTデヴィッド・バクティアリにとっては大きな試練。昨年3回の対戦では主にLTニューハウスがマッチアップし、計20回もプレッシャーを許している。
- 今季ProFootballFocusがDEアレン(-1.0)よりも高く評価しているのが逆サイドのDEブライアン・ロビソン(+7.9)。サックこそまだ1回だが、プレッシャー32回はDEアレンの24回を大きく上回る。
- ある記者が見学した攻守ラインのドリルでは、右タックルの1番手がマーシャル・ニューハウス、2番手がデレク・シェロッドが2番手だった。ここ3試合不振のRTドン・バークレーが先発の座を失う兆しなのだろうか。バークレーがセンター練習をしていたのかもしれないし、どこか痛めているのかもしれないが。
- CBトラモン・ウィリアムズはキャッチしていないレシーバーを地面に叩きつけてアンネセサリーラフネスを取られたが、NFLからの罰金はなかった。
- ミネアポリスのメトロドームは今季終了後に取り壊されるため、(ヴァイキングスがプレーオフに出場しないかぎり)パッカーズが訪れるのはこれが最後となる。