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Notebook: TEフィンリーは脊髄打撲
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年10月23日
- TEジャーマイケル・フィンリーは頸部の脊髄打撲と判明。検査結果は良好で、すでにICUから一般病棟に移っている。「あと1日以内に退院の見込み。フットボールへの復帰は可能とドクターたちは考えているが、いつ復帰できるかはわからない。いずれ復帰が可能でも、今週中にパッカーズがIR入りさせたとしても驚きではない」とESPNのエド・ワーダー記者は伝えている(現地火曜午後)。
- マッカーシーHCも語っていたが、「復帰できるか/いつ復帰できるか」については複数の専門医の意見を集めてから。首のケガに関しては一般に外部のドクターよりチームドクターの方が慎重だ。判断を下すのは何週間というより何か月というスパンになりそうで、インジャリーリザーブ入りしてシーズンを終えるのがもっとも現実的なシナリオに思われる。
- これまで首の負傷で引退に追い込まれた選手は数多く、パッカーズだけで1986年以降11人もいる(リスト)。いっぽうレイヴンズのLBジャミール・マクレインは昨年12月に同じく脊髄打撲、この日曜に10か月ぶりの試合復帰を果たしたばかり。
- TEフィンリー本人は病院の廊下を歩く動画をツイッターで紹介。
- WRジェームズ・ジョーンズ(ヒザ)についてマッカーシーHC。「復帰まで2週あるいは3週、とメディカルスタッフは考えている。ただ彼は普通の人間と違って回復は早い」
- 先週末に解雇したRBマイケル・ヒルをプラクティス・スクワッドに入れ、WR/KRレジー・ダンをまたもや解雇した。ヒルは今季2回目のPS入り。ダンは2回目の解雇。
- マイク・マッカーシーHC。「ドム(ケイパースDC)とディフェンスのスタッフは使える選手に合わせたディフェンスを作り、非常によい仕事をしていると思う。たとえばマイク・ニールが使えるかどうか、土曜夜までわからなかった。長いシーズンにこうした試練はつきものだが、ウチはここ数週間それがまとめて来てしまっている。我々コーチの役目は、選手たちがうまくやってくれる位置に彼らを置くこと。それに尽きる。我々はその点で決してぐらつかない」
- トム・クレメンツOCがQBロジャースのオーディブル能力を称賛。「彼のオーディブルの成功率は90%かそれ以上だ。彼がアジャストメントすればたいていうまく行く。たとえばブラウンズ戦の第1Qの3rdダウン5、プレーコールはパスだったが、相手がランに弱いと判断してランに変えた。ブロッキングもよく、結果は13ydsランだ」
- 先週土曜に獲得したWRクリス・ハーパーは(49ersがコンバートしようとしていた)Hバックでなくレシーバーとして起用する、とマッカーシーHC。
- 1巡指名DEデイトン・ジョーンズについてケイパースDC。「今回は彼のベストパフォーマンスだった。アクティブにラッシングしてプレッシャーもかけることができた。出番が増えればさらによくなっていくだろう」
- CBウィリアムズがスロット、ダイムバックにCBハイドとDB陣がよくなってきているため、CBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)が復帰してもどのように使うかが難しい。嬉しい悩みだ。
- この2試合出番を増やしてきたSクリス・バンジョーについて、ケイパースDCは先発候補として少しずつ育てている印象。今回のプレー内容もよく、M.D.ジェニングスから先発の座を奪う日は遠くないかも。
- 最初のオンサイドキックでWRマイルズ・ホワイトがキャッチ役になったのは、オンサイド専用でなく通常のキックオフリターンチームを投入していたためだ、とスローカムSTコーチ。「しかしそれでもオンサイドキックに対してしっかり機能しなければならない。次のオンサイドでは、(ネルソンが入る)オンサイド専用チームを投入した」
- TEフィンリーが負傷したプレーは決してSギプソンのダーティなヒットではない、とマッカーシーHC。選手たちも同様のコメントをしている。
- Journal Sentinel紙のブラウンズ戦レビューから。
- ユニット評価(5点満点)は、QB(4.5)、RB(4)、WR/TE(4)、OL(4)、DL(4)、LB(3.5)、DB(4)、K(2.5)、ST(1)。
- スナップ前にQBロジャースはぎりぎりまで相手の動き出しを待ち、的確なアジャストメントをしてしまう。コンスタントにプレッシャーがかかっていたが、サック1回を除いて上手く逃げていた。ブラウンズとのホートンDCとの知恵比べにおいてチームは彼の判断力に頼り、彼はSウォードの動きをよく判断してラン攻撃を成功に導いた。
- QBロジャースの投げ捨て4回は自己最多タイ。(2010年第6週MIA戦)
- RBレイシーの大きな体のおかげで試合をコントロールすることができた。ブロッカーがミスしても落ち着いて別の穴を探し、前に押し込んで4yds稼いでしまう。それもダメなときは無理せず倒れて次のプレーへ向かうことも心得ている。
- WRネルソンの66スナップのうち、インサイドにセットしたのは7スナップのみ。アウトサイドではエリートCBのヘイデンに封じられ、6回しかターゲットになれなかった。WRボイキンは相手CBスクラインとの身長差4.5インチを活かした。
- TEクウォレスはブロッキングでホールディングを犯したほか、"Bad Run"がチーム最多の1.5回。フィンリーの後任を務める彼がこのようなら、首脳陣は躊躇せずボスティックやストーンバーナーを使うだろう。
- 相手がしばしばスナップ前にLB2人をAギャップにセットさせてブリッツの構えを見せたり、フィル・テイラーも優秀なNTだったが、Cディートリック=スミスは"Bad Run"もプレッシャーも一度も許さなかった。落ち着いてラインのコールをこなし、きわめてハードにプレーする。
- RTバークレーはOLBシアードに3回、OLBクルーガーに2回プレッシャーを許した。いっぽうLTバクティアリはOLBミンゴ(1巡6位)相手のパスプロがよかった。ただバックサイドのカットブロックは効果的でなかった。
- ニールがOLB専任になってもDL陣は7人でローテーションでき、今季最多でも1人39スナップどまり。全員がフレッシュで、明確な役割分担をこなしている。最もよかったのはDEラジ(33スナップ)で、NTピケット(26)も堅固なラン守備。DEダニエルズ(31)はタフなRGグレコを相手にプレッシャー2.5回のほか、ベース隊形での出番もあり。DEジョーンズ(23)はパスシチュエーションのみだったがこれまでより良いラッシュを見せてプレッシャー3回。
- OLBムルンバ(59スナップ)は、強くないRTシュウォーツ相手にわずかプレッシャー1回とやや期待外れの内容。OLBパーマー(46)はLTジョー・トーマス相手では当然無理だが、頑張り続けて他の場所でプレッシャー2回。TEのランブロック相手はニールよりもよかった。OLBニールはTEキャメロンに押し込まれること数回。しかしよく肩の痛みに耐え、ダブルチームを相手にプレッシャー2回。
- ILBラティモアは2試合連続でよい働き。3rdダウン1の場面ではスピードと頭の良さでRBウィテカーへのフラットのパスを叩き落とした。プルしてくるラインマンたちをかわしてRBマゲイヒーをノーゲインで止める好プレーも。しかも、こんなプレーは何百回もやっていると言わんばかりの(落ち着いた)態度。3rdダウン12の場面、ILBホークはCBハイドの後ろからパスートを止めず、CBハイドが滑って倒れた後にWRリトルをヒットして1stダウンを防いだ。
- CBハウスは彼にとってベストゲームの1つ。4thダウン1では、周りにヘルプがいることを認識してWRベスへのパスをショートカットしてインターセプト。第4Qの4thダウン15では、長い腕を活かしてWRゴードンへのロングパスをティップ。エンドゾーンへのフェードを見事なタイミングでブレークアップしたのが2回。最後のWRリトルへの7ydsTDパス不成功は相手のミスに救われた。
- CBウィリアムズはスロットからのブリッツが10回、RBマゲイヒーを破ってサックに成功。CBハイドはSマクミリアンに代わって初めてダイムバックを務めた。QBウィーデンはおそらく20回でもTEキャメロンに投げるべきだったが、CBハイドのタイトなカバレッジも、それができなかった理由の1つだろう。Sバーネットが第4週に復帰して以来、チームのアサインメントミスは減っている。
- キックオフカバレッジがあまりに無茶苦茶だったため、WRベンジャミンの86ydsリターンでもRBウィテカーの56yds、31ydsリターンでも、ミスタックルが1つもなかった。ただ、40yds走4.31秒のWRベンジャミンにCBハイドが後ろから追いついたのは驚き。LSグードはPマステイへのロングスナップがヒザ下に行ってしまうミスが2回。