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Packers - Lions Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年10月 8日
- マイク・マッカーシーHC。「2勝2敗のイーブンになった。(ホームでしか勝っていないので)次はロードで勝つ必要がある。チームが次のレベルへとステップアップすべき時だ。我々は毎週進歩し、そのことには満足している」
- RG T.J.ラング。「良い勝利だったのは間違いない。ホームで同地区ライバルに勝てた。シーズン序盤だし喜び過ぎてもいけないけど、1勝3敗という穴ぼこに落ちるわけにはいかないとみんなわかっていたし。勝たなきゃいけない試合をものにできた。でもシーズンはこれからまだまだ長い」
- CBトラモン・ウィリアムズはマッカーシーHCと同じく2006年にパッカーズに加わり、ライオンズに対してこれで14勝1敗。「勝って当たり前などとは決して思っていない。タレント豊富なチームだということは僕らみんなが認識している。ただ、なんとか勝つ道を見つけているだけ」
- ハーフタイムにはWRジェームズ・ジョーンズが立ち上がってチームメイトに話をしたらしい。
- QBアーロン・ロジャース。「僕らはスプレッドオフェンス、3レシーバーオフェンスだ。ジャーマイケル(フィンリー)が4人目のレシーバーになる。そちらが2ハイ・セーフティとかを多用してくるなら、230ポンドのRB(レイシー)を止めて見せろってことだ」
- 99ydsラッシングのRBエディー・レイシーは、「もう少し、ということは知ってた。達成しようと頑張ったんだけど」と苦笑している。WRボイキンのホールディングがなければ100ydsを超えていたはずだが。
- RBレイシーが100ydsに届かなかったと聞かされたRG T.J.ラング。「99ヤードだった? サノバビッ・・・。いやー惜しかったんだね」
- 真顔に戻ってRGラング。「スクリーンを見上げ『チーム168ydsラッシング』といった数字を見るのは、OLにとって大きな満足感を感じるものだ。3試合連続でこうしたパフォーマンスができるのはとてもいい気分。ハードワークが日曜にこうして報われることほど嬉しいことはない。OLとして、彼らのような優秀なRBがいてくれれば仕事が楽になる」「この成績は、僕らがユニットとしてまとまりつつあることを示している。大事なのはそれぞれが1on1のマッチアップに勝つこと。今日はそれができた、というのが僕の第一印象だった」
- RGラングは昨年までと違いDTスーとの対戦がメイン。「すごい選手だ。最初のプレーから、彼の力強さと瞬発力が感じられたよ。すべてのプレーで笛が鳴るまでプレーし、決して手を抜かない。ご覧のとおりこちらはダブルチームで対処することが多かった。彼のことはリスペクトしてる。自分がDTだったら、あのようにプレーしたいものだ」
- ProFootballFocusによると、インサイドOL陣はDTスーとDTフェアリーをプレッシャーわずか1回に抑えた。彼ら強力DTコンビはこれまでの4試合で計37回もプレッシャーに成功していた。同サイトの今季評価でDTスーは全DT/NT中最高得点となっているが、今季初めてマイナス評価(-1.1)となった。LGシットンとマッチアップしたDTフェアリーは-3.0。
- ラン攻撃についてRTドン・バークレー。「エディーにも100ydsラッシングをさせて3試合連続にしたかったけど、99yds止まりだったのは残念。でも彼もすごくいいゲームだったよ。ランドール(コブ)もいいロングランがあった。こうしたランニングゲームが続けば、大いにチームの助けになる。今やウチは誰がRBに入っても成功できるようになった。これを続けていきたい」
- LTデヴィッド・バクティアリはDEジギー・アンサー(1巡5位指名)とマッチアップし、サックを許したものの彼の責任とは言い難い。「自分のパフォーマンスには満足してる。誰も完璧ではないし。悔いが残るプレーは常にいくつかあるよ。でも僕はまずまずのプレーをし、チームは勝った。それが一番大きい」
- ProFootballFocusのOL陣評価は、LTバクティアリ(-1.0)、LGシットン(+2.4)、Cディートリック=スミス(+1.2)、RGラング(+0.4)、RTバークレー(-2.5)。
- RBジョナサン・フランクリンは第2Qにファンブルしてからキャリー機会をもらえなかった。2試合連続ファンブルでは致し方ない。
- またもサイドライン際でアクロバティックなキャッチを決めたWRジョーディ・ネルソンについてQBロジャース。「彼の能力からすれば驚きはしない。でも本当に見事だよ。練習で見慣れてるから、常にそれを期待してしまいがちだ。それにしても、いつ見ても素晴らしい」
- 事実上試合を決めた第3Qの83ydsTDパスキャッチについてWRジェームズ・ジョーンズ。「僕らはアーロンに言ってたんだ。相手はカバー2でも(セーフティが)アウトサイドには来ないって。アーロンは(オーディブルで)よいプレーを選んだ。ダブルポスト。WRコブがセーフティをひきつけ、僕はアウトサイドでプレーを決めることができた」
- WRジョーンズの活躍についてLGシットン。「最後のTD取り消しは本当にがっかりしたよ。彼は僕のファンタジーのチームにいるんでね。ビッグポイントが欲しかった。でも彼はすごいプレーヤーだ。これまでも常にそうだった」
- QBロジャースは20yds以上飛んだパスを7回中5回成功、計200yds・1TD。
- いっぽうパス試投30回のうち、スナップから投げるまで2.4秒以内が18回、1.7秒以内が10回もあった。それだけライオンズDL陣のパスラッシュを警戒したということだ。後半のロングパス成功のためにはパスプロテクションの頑張りが不可欠だった。
- 第2週以来のラッシング機会でWRランドール・コブは67ydsランを繰り出した。「第3Q、僕らはサイドラインで話し合っていた。なんとかオフェンスに火をつけて勢いをつけなきゃいけないと。中でも彼(コブ)のことを話し合ってた。それに応えたんだから素晴らしい選手だよ」とLTバクティアリ。
- WRコブの67ydsランは、パッカーズWRとしては1982年第2週NYG戦でのWRジェームズ・ロフトン(83ydsTD)以来のロングランだった。
- 3試合連続135ydsラッシング以上はパッカーズにとって2003年(アーマン・グリーンのベストシーズン)以来の快挙。
- 3rdダウン1でパスを選択して失敗した(2回)ことについて、「プレーコーラー(自分)を責めるべき」とマッカーシーHC。
- パッカーズディフェンスは自陣に5回入られたが、レッドゾーン侵入は1回しか許さなかった。それも第4Q終盤になってから(63プレー目)。前回ライオンズに1回しかレッドゾーン侵入を許さなかったのは2006年第3週、マッカーシーHCの就任初勝利だった。
- パッカーズディフェンスは自陣で3rdダウンおよび4thダウンが5回あったが、合計マイナス9ydsに抑え込んだ。前に進まれたのはRBジョイク・ベルへの3ydsパスだけ。
- ライオンズを300yds以下に抑えたのは2010年第14週以来5試合ぶり。その時はQBスタフォードがケガで不在だった。
- 今回パッカーズは3-4のベース隊形をわずか1スナップしか使わなかった。ライオンズもスプレッド・オフェンスなので当然といえば当然だが、今回はWRカルヴィン・ジョンソン不在で3WR隊形が減り、半分近くがダブルTE隊形だった。
- WRカルヴィン・ジョンソン欠場についてCBデヴォン・ハウス。「著しい違いがあるよ。まるで試合直前でアーロン(ロジャース)の欠場が決まるようなものだ。彼はチームのベストプレーヤーであり、おそらくリーグ最高のレシーバーだ。それでも僕らはレジー(RBブッシュ)を止めなきゃいけなかったし、優秀なタイトエンドたちもいた。そして、今日カルヴィン相手に使う予定だったプレーを、11月の対戦まで取っておくこともできた」
- WRジョンソンをカバーする予定だったCBサム・シールズについてCBハウス。「実を言うと、サムは少し腹を立てていた。自分がチームのNo.1コーナーになれることをリーグ中に証明するつもりでいたから」
- Sモーガン・バーネットの復帰はたしかに大きい。たとえば第3Q末、ディープへ走るWRパトリック・エドワーズになんとかついていき、エンドゾーンへのTDパスを指先で防いだ。「(ボールを振り向く余裕がなく)レシーバーの目を読んでタイミングを計った。インチの差で左の指先が間に合った。完璧なタイミングでプレーできた。"DP"(ダレン・ペリーSコーチ)にいつも言われるのは、ディープボールの状況でパニクるな、ということ。落ち着いてプレーできたし、運もよかったんだろう」
- OLBニック・ペリーは先発の座をニールに奪われたが、2サックの活躍でコーチ陣を見返した。「先発交代のことは先週の早いうちに聞いていた。決めるのは自分ではないし、僕は気にしていない。互いに競争していくだけだよ。なんとか出番が得られるよう努力しなきゃいけないし、ネガティブなことなど考えている余裕はない」
- いっぽうOLBマイク・ニールも6タックル・1サック・1QBヒットの活躍で、OLB転向以来ベストの内容。「(これまでサックゼロだったが)世間は数字にばかりとらわれ過ぎてる。OLBになってから悪い出来のゲームはなかったし、自分の仕事はできていた。いずれやってくるチャンスを忍耐強く待つだけ。チャンスが来たらそれを活かさなきゃいけない。今日はそれができたと思う」
- ProFootballFocusも、今回ディフェンスの中でOLBニール(+4.6)とOLBペリー(+3.2)の2人に最高評価を与えている。パスラッシュではともに+3.1の好成績。
- DL陣の出場スナップ数は、ラジ(35)、ダニエルズ(31)、デイトン・ジョーンズ(23)、ピケット(21)、ジョリー(18)。
- ILB陣はケガ人続出で、ジョーンズ(ハムストリング)がもし欠場となれば先発はホークとラティモア(キャンプで成長を見せた)、控えは新人のサム・バーリントンだけとなる。スペシャルチームのことを考えても、ILB補強は必要ではないか。開幕前に解雇したテレル・マニングはチャージャーズのプラクティス・スクワッドにいるので獲得は可能。4月に解雇したD.J.スミスは現在フリーのまま。
- ILBロバート・フランソワ(アキレス腱断裂)をインジャリーリザーブに入れ、プラクティス・スクワッド(2年連続)にいたCBジェームズ・ニクソンをロースターに昇格させた。WRやリターナーやILBが不足気味の今、7人目のCB(通常は6人か5人)というのは意外な人事だ。(月曜は多くのチームが他球団のPSを物色するので)一時的な措置にすぎないかもしれない。誰かCBがあらたに負傷した可能性もなくはないが。
- OLBクレイ・マシューズ(親指骨折)の状況は詳しい検査を待たなければわからない。手や手首のあたりは小さな骨がたくさんあり、個々の症例によってさまざま。最悪の場合は手術が必要になり、インジャリーリザーブでシーズンを終える可能性も。マッカーシーHCは月曜の会見で「現在は(専門医の)診察を待っているところ。シーズンエンドでないことを願っている」としている。「検査中だが、1か月は欠場の見込み」とESPNは報じている。
- Kメイソン・クロスビーはFG5本成功、そのうち40yds以上が3回もあった。今季まだFG失敗がない。「ハッピーだよ。すべてのチャンスをものにすることができて嬉しい。僕だってみんなと同じように(FGどまりでなく)タッチダウンがほしいけど、もし出番が来たら、それを活かしたいと思う」「第2Qの52ydsFGは、思ったほど高く蹴れなかった。それでも(弱い追い風もあり)距離は十分だった。新しいランボー(南側に大スタンドができた)について学んできたことなんだけど、横風のことは考えず、だた真ん中にしっかり蹴ることだ」
- KクロスビーについてマッカーシーHC。「メイソン・クロスビーは絶好調だった。非常にしっかりと蹴れていた。彼は今日勝てたキーの1つだった」
- 1試合でFG5回成功は球団記録タイ。Kライアン・ロングウェルが2000年アリゾナ戦で5回成功させたほか、Kクリス・ジャッキーはキャリアで2回ある(1990年・1996年)。
- 観客78,200人は球団新記録。
- 試合後ロッカールームでのマッカーシーHCのスピーチ動画。昨季王者との対戦に向けて気合を入れている。
- ライオンズのCドミニク・ライオラが、ウィスコンシン大マーチングバンドのメンバーを繰り返し罵倒したとの訴えがあった(試合前およびハーフタイムの両方で)。すでに多くの全国メディアがこの件を報じ、ライオンズ球団本部も「球団の全メンバーに求める振る舞いからはかけ離れている。現在は調査中であり、適切な時機に対処する」との声明を出した。Cライオラはこれまでにもファンに対する言動で球団から罰金処分を2回受けている常習犯。