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Notebook: WR陣は全員準備OK
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年9月 6日
この日は今週唯一のフルパッド練習。労使協定の規定により、レギュラーシーズン中のフルパッド練習は14回までに制限されている。
- この日も見学はCBケイシー・ヘイワード(ハムストリング)だけ。
- 1か月前のヒザ関節鏡手術から1か月が経ったWRジョーディ・ネルソンについて、「元の彼に戻ったように見える」とマッカーシーHC。
- WRランドール・コブ(上腕二頭筋腱)も、「準備が整った」と本人。
- 開幕スターターとなった2巡指名RBエディー・レイシーだが、チーム側は彼の酷使を避けたい考え。「とくにシーズン序盤は、エディーをフレッシュに保つことが非常に重要だ。いきなりエディーに1試合30キャリーもさせたくはない。シーズンは長く、身体的にキツい仕事なのだから。ジェームズ(スタークス)は実績があるし、代役としてよい仕事をしてくれるだろう。(ハリスを失ったが)まだウチには1-2パンチがあると私は思っている」とヴァンペルトRBコーチ。
- QBがハンドオフあるいはピッチ後にランフェイクをするならばヒットしてもよい、とディーン・ブランディーノNFL審判部長があらためて認めた。「誰がボールキャリーするかディフェンス側にわからないようプレーするのであれば、そのどちらに対してもタックルできなければディフェンスに対してフェアでない。誰が持っているのかわからないのであれば、QBとRBはどちらもランナーとして扱われる」
- さまざまなプレーの判定基準についてNFLは解説ビデオ(222MB)を配布している。問題のリード・オプション解説はビデオの6分18秒あたりから。最後のRGIIIだけ、ハンドオフ後に動いていない(あるいは後ずさり)のでもしヒットしたら反則、と説明されている。
- 5月にウィスコンシン大のデイヴ・アランダ新DC(36歳)がドム・ケイパースDCに招かれてランボーフィールドを訪れたとき、尊敬するケイパース(63歳)から学ぶだけだと思っていた。しかし途中からは彼が教える側となり、49ersのプレーオフ戦のフィルムセッションが中心に。
- 「最初はウチの3-4の話題だったのだが、デイヴがハワイ大にいたときにネヴァダ大のQBキャパニックと対戦していたことを知り、彼らがどうやって守ったのか語り合ったんだ」とケイパースDC。アランダDCがハワイ大にいた2010年、同大はネヴァダ大のQBキャパニック(大学最終年)をラン11回30ydsに抑え、2インターセプトを奪って勝利している。通算では2勝1敗。
- アランダDC。「私の知識(例)がどの程度パッカーズの助けになったかはわからない。ただ新しいものにぶつかったとき、いろいろと疑問があるものだ。私にとってはプロ・スタイルのオフェンスをどう守るかだった。プロはどこを見ているか、次のステップは何か、相手オフェンスはどこを見てくるか、アグレッシブになったときのリスクはどの程度か。ケイパースDCの側は、ゾーン・リードについての質問だった。こうしたとき一番知りたいのは、どうするのが一番よいか、どうするのが最悪か、ということだ」
- プレーオフ49ers戦で準備不足だったパッカーズは最悪のことをした。DEとOLBがアップフィールドへとラッシュし、忍耐強く”キー”を見守ることをしなかった。「カレッジではピストル/ゾーンリードを守る場合、DEはスローにプレーする。しかし昨季のNFLでは全般的に、DEはアップフィールドに駆け上がってしまっていた。スーパーボウルでのボルティモアさえ、停電の後にそれをしてしまっていた(2点差まで追い上げられた)」とアランダDC。
- リードオプションでは、QBはディフェンスを見てハンドオフ、自分でキャリー、プレーアクションパスの3通りから選ぶ。「ディフェンスはQBへのヒットを狙うよりも、(QBから見た)全体像をグレー・アウトすることが何より重要だ。QBに明確な判断材料を与えないことだ。NFLのパスカバレッジにおいてセーフティの(スナップ前の)位置がたいてい偽装であることと同じでね」
- 昨季NFLでリード・オプションを使用した上位6チームのリストはこちら。最多のパンサーズでさえチームオフェンスの14.3%。49ersは4.2%でしかなく、うち半数ほどがプレーオフ3戦での使用だった。
- 49ersディフェンスといえば、DEジャスティン・スミスとOLBアルドン・スミスによるスタントが強力な武器。怪力DEジャスティンがブロッカーを1人捕まえている(ホールディング常習との批判あり)間にOLBアルドンがすり抜けてQBへ向かう。昨季はLTニューハウス&LGラングが彼らと対戦したが、今季はLTバクティアリ&LGシットンが相手となる。「我々は時間をかけて取り組んできたし、準備はできているはず」とキャンペンOLコーチ。
- 新人離れした落ち着きのLTデヴィッド・バクティアリだが、今夏セントルイス遠征でのイタズラには正直ビビったという。OL全員をレストランに連れて行ったQBロジャースが途中で抜け出し、偽の請求書を新人LTに渡すよう店員に頼んだ。バクティアリが受け取ると、なんと$11000ドル。「新人が払う習わしは知ってたけど・・・。これが普通なのかと思い込んで、仕方なく受け入れたよ」と本人。カードを受け取ったウェイターが戻ってきた。カードの上限が$1万ドルなのでお受けできません。2枚目のカードを渡しても結果は同じ。パニックになりかけたところでようやくロジャースが種明かしをした。「13人の食事代がほんとに$11000ドルだと思うなんて、彼も学ぶことはたくさんあるよ」とロジャース。
- 7年目のシーズンを迎えるKメイソン・クロスビー。ファミリーナイトでは3/8の大不振だったが、それ以後は練習でも実戦でも素晴らしい成功率でライバル2人を退けた。「調子はすごくいい。試合前のウォーミングアップでフィールドに出るとき、すごく集中して自信も持てている。僕にとっては、力を抜いてよいテンポとリズムを保つこと、全キックの過程でスムーズさを保つことが大事」
- いっぽうブラウンズでトライアウトを受けたKジョルジオ・タヴェッキオはKビリー・カンディフに敗れ、今もフリーエージェントのままでいる。
- スローカムSTコーチによると、KクロスビーとPマステイのどちらにキックオフを蹴らせるか、金曜に決定するとのこと。
- パッカーズのロースターのうち他球団で公式戦に出たことのあるのは、NTピケット、QBウォレス、FBクーンの3人だけ。生え抜き選手50人はNFLのダントツ1位となっている(リスト)。2位はファルコンズの45人、32位はライオンズの28人。NFL平均は35.875人。
- 昨季NFL審判団でもっとも多く反則を取ったのはジェフ・トリプレット主審のクルーで平均17.7回。パッカーズの開幕戦を担当するビル・リーヴィ主審のチームは14.0回で真ん中あたり。(リスト)
- TEマシュー・マリガンがペイトリオッツから解雇に。パッカーズを解雇後ウェイバーで拾われたが、1週間もたなかった。
- QBロジャースによるおなじみState Farm社の新作CMはこちら。
- MLBドーピング違反による名誉失墜を受け、レストラン運営会社SURG Restaurant Groupはライアン・ブラウン外野手との契約打ち切りを決定。イタリアンレストラン"Ryan Braun's Graffito Restaurant"を今年かぎりで閉店するとともに、QBロジャースと共同の "8-Twelve MVP Bar & Grill" も店名を変更することになった。ブラウン外野手はナイキをはじめスポンサー契約を次々と打ち切られている。