グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年9月 1日

最終ロースターカット

ロースターを53人に絞る最終ロースターカット期限をむかえ、パッカーズは以下の22選手を解雇した。かならずしもこれが開幕ロースターというわけではなく、他球団から解雇された選手を獲得することもありうる。ポジションごとのまとめは明日に。

最大のサプライズはQBヴィンス・ヤングの解雇。プレシーズン第3戦のスクランブル2回を除いてサッパリなプレー内容だったのはたしかだが、当面は2番手に残すしかないと見られていた。問題は誰を2番手にするのか。B.J.コールマンはまだあまりにも粗削りだ。その他にサプライズ気味なのはRBアレックス・グリーンTEマシュー・マリガン。充実したディフェンスとちがいオフェンスは23人しかおらず、「残すに値する選手がいない」現実を示している。

喜びの当選組は、WR/KRジェレミー・ロス、OGレーン・テイラー(ドラフト外)、DEジョニー・ジョリー(出場停止で4年ぶり)、DEジョシュ・ボイド(5巡)、OLBネイト・パーマー(6巡)、OLBアンディ・ムルンバ(ドラフト外)、ILBサム・バーリントン(7巡)、Sクリス・バンジョー(ドラフト外)といったところ。

NFL経験4年未満の解雇選手は自動的にウェイバー公示の対象となり、獲得希望(claim)を出した中で最も優先順の高い(昨年の順位が低かった)球団が獲得できる仕組みとなっている。解雇から1日経って獲得希望球団が1つもなければ無制限FAとなり、いつでも好きな球団と契約できる。

8人枠のプラクティス・スクワッド(以下 PS)に契約ができるのも、解雇から1日経ってウェイバー期間が終了してから。下表の解雇選手の中にも、球団から「PSに入れるつもりなので街に残っていてくれ」と伝えられた選手はすでに何人もいる。必ずしもパッカーズと契約する必要はなく、同じポジションの層の薄い球団を選ぶのも1つの道だ。ロースターがオフェンス23人/ディフェンス27人なのだから、PSはオフェンス主体となりそう。

Packers 2013 Final Roster Cuts
Pos. Name College Exp. 備考
QB Vince Young Texas 7 今年最大のサプライズ
RB Alex Green Hawaii 3 RBとしての基本的なセンスに欠け
FB Jonathan Amosa Kansas State R プラクティス・スクワッドか
WR Tyrone Walker Illinois State R 惜しくもWR/KRロスに敗れる
WR Myles White Louisiana Tech R プラクティス・スクワッド候補
WR Charles Johnson Grand Valley State R 7巡指名もケガで合流遅れた
TE D.J. Williams Arkansas 3 プロ3年目も大きな成長なし
TE Matthew Mulligan Maine 5 プレシーズンのブロッキングが期待外れ
TE Jake Stoneburner Ohio State R プラクティス・スクワッド候補
OT Andrew Datko Florida State 1  
OT Kevin Hughes Southeastern Louisiana 2  
C Patrick Lewis Texas A&M R 2番手センター争いに敗れてPS候補
C Garth Gerhart Arizona State 1  
NT Jordan Miller Southern 1 5巡指名DEボイドに競り負け
OLB Dezman Moses Tulane 2 2年目はつま先のケガもあって期待外れ
OLB Donte Savage New Mexico State R  
ILB Terrell Manning North Carolina State 2 昨年の5巡指名。控えILBは激戦だった
CB Loyce Means Houston 1  
CB Brandon Smith Arizona State 1  
CB James Nixon California (Pa.) 1 昨年プラクティス・スクワッド
S Chaz Powell Penn State 1 昨年プラクティス・スクワッド
S David Fulton Chowan University R  
カテゴリ : Contract/Personnel