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Day 20: OLBマイク・ニールの活躍
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年8月15日
最高気温22℃と素晴らしい晴天に恵まれ、約1900人のファンでスタンドはほぼ満員となった。RG T.J.ラング(背中)とTEライアン・テイラー(ヒザ)が練習に復帰している。
- オフェンス
- QBアーロン・ロジャースについてマッカーシーHC。「アーロンはとても安定している。タイミングやピンポイントのパスが仕上がるのは、過去のキャンプよりずっと早かった。新加入のレシーバーともリズムが合ってきている。スナップ数を制限したこともプラスに働いている」
- 今年から始まった投球数制限についてQBロジャース。「昨年は1日60から70スナップやっていたと思う。誰にとっても大変だよ。プロ1年目でも8年目でもね。今年は腕がフレッシュでいられてる。脚の方もすごく調子がいい。キャンプインの時点で、過去5年間でベストの体調だったし」
- 今年は自分の仕事が減ることも覚悟しているとQBロジャース。「僕らが話し合っているのは、自己犠牲ということ。チームのために個人のことは後回しにすべきだよ。(自分について言えば)今年は僕にとって9年目で最高のRB陣だ。となれば多少はパスの数字が下がるだろう。大事なのは勝つこと。僕らはバランスド・アタックで安定したオフェンスを築きたい」
- QBグレアム・ハレルは新人WRジレットに完璧なロングボムをヒット。
- QBヴィンス・ヤングは1stチームでの出番もあった。まだプレーぶりはぎごちないが、それなりに慣れてきたのはたしか。プレーアクションやロールアウトなど、プレッシャーから守るプレーコールが多い。QBロジャースからフットワークのアドバイスを受ける場面も。
- QB B.J.コールマンは見事なパスを3回・4回と続けるときもあるが、立て続けにコントロールミスを犯すときもあって、相変わらず不安定。
- RBドゥワン・ハリスとRBエディー・レイシーは今日からフルコンタクト練習に合流。チームドリルではRBハリスが1番手、RBレイシーが2番手だった(3番手フランクリン)。「彼らをラムズ戦に出すかどうかは明日の状態を見て決める」とマッカーシーHC。
- 対OLBのブリッツピックアップ練習でRBレイシーは3戦全勝。ヴァンペルトRBコーチも「今日の彼のパスプロはRB陣で一番だった」と認めている。
- WRコブとWRネルソン不在の1stチームWR陣は、ジョーンズ、ボイキン、タイロン・ウォーカーの3人。
- 新人ウォーカーに追い抜かれた観のあるWRジェレミー・ロスについてマッカーシーHC。「元RBだったこともあり、ランアフターキャッチが彼の強みだ。その点は昨年入団してすぐから目立っていた。ただレシーバーをプレーするにはもっと安定性が必要だ。素晴らしい日があったかと思えば、ひどいプレーが立て続けにある日もある」
- TE D.J.ウィリアムズはブロッキングがかなり向上してきた、との声あり。
- RGラング(背中)が練習に復帰したためドン・バークレーは右タックル争いに戻り、どのチームドリルでも彼がニューハウスより先に1stチームに入った。ただパスラッシュドリルは2勝2敗とよくなかった。
- RTマーシャル・ニューハウスは左タックルでの出番もあり。パスラッシュドリルは2勝1敗(OLBペリーに敗れた)。RT争いの現状についてマッカーシーHCは明言を避けた。
- パスラッシュドリルでOLBマシューズに2戦2勝したLTデヴィッド・バクティアリについてマッカーシーHC。「クレイ・マシューズのようなハイレベルの選手と対戦できるのは非常に役に立つ。毎回彼らが当たるのはそう計画してのことだ」
- C/Gグレッグ・ヴァンローテンはパスラッシュドリルでDEダニエルズ、5巡指名DEボイド、DEジョリーに3連敗。
- パスラッシュドリルの対戦後にOTケヴィン・ヒューズとOLBジャーヴィス・リードが激しい取っ組み合いに。
- ディフェンス
- 子供の急病で昨日の練習を休んだNT/DEライアン・ピケットが復帰。
- パスラッシュドリルにて、DEマイク・ダニエルズは控え組相手にブルラッシュのみで3勝0敗。
- この日のDE/OLBマイク・ニールは素晴らしい出来。パスラッシュドリルでは好調をキープし、チームドリルのラン守備でもパワフルなプレーでブロッカーを圧倒した(これらはOLBとして)。ダイム隊形ではDTに入る場面もあったが、「これなら普通にOLBとして活躍できるのでは」という声も出てきた。
- DE/OLBニールについてマッカーシーHC。「我々が(2巡指名以来)望んでいたマイク・ニールを初めて見られた気がする。ディファレンス・メーカーになれるという期待を裏付けてくれた。今日はこれまでで最高の練習だった」
- DEデイトン・ジョーンズ(足首)はまだ休養中だが、軽くスレッド練習をしていた。
- 控えILBのうち4人(フランソワ、マニング、ラティモア、バーリントン)がキックオフリターンの1stチーム(後述)に入っている。ふつう控えILBのロースター枠は2人か3人だが、今年は4人全員開幕ロースター入りの可能性も。
- この日もCBマイカ・ハイドが1stチームに入り、CBハウスは3番手。今週のプレシーズン第2戦はこの組み合わせで行くのだろう。この日のベストプレーはCBハイドのアクロバティックなインターセプト。高いパスをジャンプしてティップし、エンドゾーン奥で両足を残しながらキャッチした。
- この日最後のノーハドル練習で、CBデヴォン・ハウスはQBロジャースからWRジョーンズへのパスを4回も許した。最後は右サイドライン際を縦に抜かれて22ydsのTDパス。
- スペシャルチーム
- キックオフリターンチームは、FBクーン、TEウィリアムズ、RTバークレー、DEダニエルズ、ILBフランソワ、ILBマニング、ILBラティモア、ILBバーリントン、CBブッシュ、Sジェニングス。
- 上記キックオフリターンチームに加わっている新人は7巡指名ILBサム・バーリントンだけ。
- JUGSマシンはキックオフが5ydsしか飛ばないミスがあった。
- WRコブ不在のため、キックオフリターナーはWRロス、RBフランクリン、WRオマリアス・ハインズ、WRジャスティン・ウィルソン。
- パントリターナーはWRロス、WRハインズ、RBフランクリン。
- ショートビデオ集
- ケガ人情報
- RG T.J.ラング(背中)とTEライアン・テイラー(ヒザ)が練習に復帰した。RGラングはプレシーズン初戦以来5日ぶり、TEテイラーはファミリーナイト以来11日ぶり。
- WRランドール・コブ(右上腕二頭筋腱)はやはり練習を休んだ。「タフとスマートの境界線は微妙なものだ」と昨日本人が語っていたが、今日はスマートの方が優先された。開幕戦まで3週間以上あるのに無理しても仕方がない。「少し腫れがあるので明日も休ませる。ラムズ戦も欠場の方向」とマッカーシーHC。
- RBジェームズ・スタークスが休んだ(今年初)のは、「胸部の病気のため」とマッカーシーHCから説明。具体的に何なのかはわからない。
- 見学組は以下の14人。RBスタークス(体調不良)、WRネルソン(ヒザ手術)、WRコブ(肩)、WRジョンソン(ヒザ)、TEクウォレス(太もも)、OTブラガ(前十字靭帯断裂)、OTシェロッド(すね骨折)、OTダトコ(脳震盪)、OLトレッター(足首骨折)、DEデイトン・ジョーンズ(足首)、DEウォージー(ヒザ前十字靭帯断裂)、CBトラモン・ウィリアムズ(ヒザ)、CBヘイワード(ハムストリング)、Sリチャードソン(首の椎間板手術)。
- PUPリストに残っているのは、見学組のうち以下の4人。OTシェロッド(一昨年12月にすね骨折)、4巡指名OLトレッター(5月に足首骨折)。DEウォージー(昨年12月にヒザ前十字靭帯断裂)、Sリチャードソン(首の椎間板手術)。
- 今年はNFL全体で大ケガが多いのでは、という質問にテッド・トンプソンGM。「私にはわからない。私の現役時代と比べれば多いかもしれないね。ただあの頃はかろうじてX線検査があるだけだったし(笑)。キャンプの今の時期は(軽いケガでも休ませるので)多いものだが、ヘッドトレーナーやチームドクターたちと話し合ったところ、2005年以来の平均と今年のケガ人の数はほぼ同じだった」
- 1992年から1999年までオフェンシブ・コーディネーターを務めたシャーマン・ルイスがサイドラインを訪問。