グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年6月 7日
ミニキャンプ2日目はまたも雨で屋内練習場となり、残念ながらファン非公開となった。1時間55分で今週のフットボール練習は終了し、今年のオフシーズンプログラムは来週火曜からのOTA4日間を残すのみとなった。最後の公開練習は11日(火)。
ミニキャンプ3日目は例年どおり選手同士の親睦を深めるためのイベントが行われ、今年はドッジボール大会が行われた。正式には "Team-building activity" と呼ばれ、これまでゴルフ、ボウリング、ペイントボール、クレー射撃(昨年)などが行われてきた。今回なにを行うかは直前まで秘密。ドッジボールは雨天による「プランB」だったようだ。
- ILBブラッド・ジョーンズ、7巡a指名WRチャールズ・ジョンソン(昨日復帰したばかり)、WRセデリック・カニンガムが欠場組に加わっている。
- 今春RBドゥワン・ハリスが休んでいるのは、こぶし大の肺嚢胞が心臓のそばに見つかり、それを切除する手術を受けたため。このままOTAは全休するが、トレーニングキャンプ参加には問題ない、とマッカーシーHC。本人は手術痕の写真を公開し、「検査で嚢胞が見つかったのは自分にとって幸運だった」と語っている。
- 昨年7巡指名のアンドリュー・ダトコはルーキーミニキャンプ以来ずっと左ガードをプレー。単にガード不足のせいなのか、タックルとしてはもう見限られたということなのか。
- 2ndチームOL陣は、LTバクティアリ(4巡a)、LGダトコ、Cヴァンローテン、RGレーン・テイラー(ドラフト外)、RTバークレー。
- RTドン・バークレーについてマッカーシーHC。「バークレーに先発を争う機会を与えるのは重要なことだ。昨年の働きで彼はそのチャンスを勝ち取ったと思う。彼はガードもタックルもプレーできる」
- 昨日のヘッドコーチ発言を裏付けるようにTEジャーマイケル・フィンリーが見事なTDパスキャッチを連発。低いボールに飛び込んでキャッチした瞬間にDBと衝突したが、ボールは手放さなかった。
- レシービングTEとして期待のブランドン・ボスティック(昨季プラクティス・スクワッド)だが、今春はキャッチミスが多い。この日はマシン相手に落球があった。
- DEマイク・ニールがマシューズに代わって1stチームのOLBとしてプレーする場面あり。
- DEジョニー・ジョリーの現状についてマッカーシーHC。「彼はいま変化の時期にあり、評価を下すのはトレーニングキャンプになってからだ。1日ずつ、焦ってケガをしないようにしなければ。OTA終了からトレーニングキャンプ開始までどのようにトレーニングさせるか、我々にはよい考えがある」
- ILBビショップに加えてILBジョーンズも欠場のため、ILBジャマリ・ラティモアが1stチームでホークとコンビを組んだ。
- 珍しくPティム・マステイがキックオフ練習。エンドゾーン5ydsまで飛んでいた。
- スペシャルチームにおけるWRランドール・コブの役割についてマッカーシーHC。「それはチームメイトしだいだ。トレーニングキャンプまでに決定することはない。コブの存在はスペシャルチームやフィールドポジション向上の大きな理由だった。誰かがリターナーの役割を代わってくれることを期待している」
- ミニキャンプ3日目はランボーフィールド内のバスケットボールコートでドッジボール大会となった(写真)。ドッジボールは2005年以来8年ぶり。マッカーシーHCが就任してからは初めて。
- 8人のキャプテンが選手・コーチおよそ12人ずつをドラフト指名する。
- QBロジャース組とWRジョーンズ組による決勝戦となり、勝利を収めたのはQBロジャース組。そのチームメイトはWRコブ、DEジョリー、Kクロスビー、LSグード、新人QBマット・ブラウン、OGレーン・テイラーなど。
- 決勝戦終盤はQBロジャース&OTレーン・テイラー対WRジョーンズ&WRネルソンの場面。WRネルソンの勝負したボールがQBロジャースのちょうど腹におさまってしまい、QBロジャースはWRネルソンを始末してKクロスビーを迎え入れ、3対1として事実上勝負あり。
- 誇らしげにロッカールームに戻ったQBロジャース。「ベン・スティラーの映画『ドッジボール』は何度も観たからね。大事なのは5つのD。dodge, duck, dip, dive そして dodge。(1巡でWRコブを指名したが)1巡ばかりが大事じゃない。下位指名選手が大きな貢献をしてくれるものだ。そのとおりになったよ。レーンは見事な働きをしてくれた」
- ミニキャンプでは今年の選手たちの顔写真撮影も行われている。(ビデオ・写真)
- ドナルド・ドライバー・ウェイの命名セレモニーは今月15日に行われる。The Receiver像のすぐ横を走る道路だ。
- パッカーズ・ホール・オブ・フェームは独自のウェブサイトを運営してきたが、ついにそれを断念。球団公式サイトpackers.comの下に入ることになった。ここ数年は有料コンテンツを主体としていたが、それがうまくいかなかったのだろう。いまは移行期間で、近いうちに新企画も打ち出すとのこと。今後も球団から独立した団体であることに変わりはない。