パッカーズは5巡26位(全体159位)でアイオワ大のCBマイカ・ハイドを指名。大学では主にコーナーバックで、セーフティ経験もすこしある。球団側によると、パッカーズではコーナーバックをプレーさせるとのこと。
Bio : 人口230人のオハイオ州フォストリア出身。高校ではクォーターバック(兼セーフティ兼キッカー)としてさまざまな賞を受賞し、バスケや野球でも活躍した。アイオワ大ではレッドシャツを経ず1年目から全試合に出場し、主にスペシャルチームでプレー。2年目から先発CBに昇格すると38試合連続先発し、通算8インターセプトを記録した。昨年はパスブレークアップ14回などの活躍で、ビッグテンのカンファレンス最優秀DBおよび1stチームに選ばれた。
2011年序盤にはセーフティで2試合先発したが、すぐにコーナーバックに戻った。パントリターナーとしてもまずまずの実績がある。兄マーカスはミシガン州立大でセーフティとして2年間スターターを務めた。
Strengths : サイズとバルクがありスピードもまずまず。ゾーンカバレッジがうまく、QBの目を読むのも得意。高いところでパスを叩き落としたりインターセプトするボールスキルに優れている。キャッチ後のレシーバーをしっかりタックルできる。サイズを活かしてアグレッシブなランサポートをする。スペシャルチームで貢献できる。
Weaknesses : 一流クラスを相手にするにはトップスピードやクイックネスが物足りない。ディープへのスピードについていけず苦労することがある。バックペダルやターン&ランのテクニックを磨く必要がある。そうした理由でプロではセーフティ向きとの見方も。「公共の場での酩酊および公務執行妨害の疑い」で昨年10月に逮捕されている。
チーム事情 : 層の厚いパッカーズのCB陣になんとか食い込みたいところ。サム・シールズが契約最終年を迎え(契約延長交渉中)、トラモン・ウィリアムズの給料が高いので、チームとしては選択肢があるに越したことはない。ゾーン向きのCBは昨年2巡のヘイワードに続いて2年連続。
今回の指名直後は「セーフティとしての獲得か」と取沙汰されたが、すぐに球団から否定された。今ドラフトでセーフティを指名しなかったことについてトンプソンGMは「ジェロン・マクミリアンとM.D.ジェニングスは昨年よいプレーをしたし、彼らを信頼している」と説明。ジョー・ウィットCBコーチは、「ハイドをセーフティに移す予定はないが、ヴァーサタイルなところはいい」としている。
紹介記事 : NFL.com / CBS Sportsline / アイオワ大