グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年4月25日

ILBスミスとRBセインを解雇

ともにプロ3年目のILB D.J.スミスとRBブランドン・セインが解雇された。とくにILBスミスは昨季6試合に先発出場しただけに驚きだ。どちらも昨季第5週にヒザ前十字靭帯を断裂し、今回の解雇理由も「フィジカルに合格せず」となっているが、実際には同様の選手でも実力があれば解雇はされない。やはり昨年のプレー内容が理由だろう。パッカーズは伸びシロを重視して若手にチャンスを与えるかわり、2年目で伸びなかった選手はあっさりと切ってしまうことが多い。

ILB D.J.スミス D. J. Smith はアパラチアン州立大から2011年ドラフト6巡指名で入団。1年目は3試合、2年目の昨季はILBビショップの代役として6試合に先発出場した。イキのよい動きを見せた1年目と比べ昨季はプレーぶりがパッとせず、第6週テキサンズ戦でヒザ前十字靭帯を断裂してシーズンエンド。その代役ブラッド・ジョーンズが活躍を認められて再契約したのとは対照的な結果となってしまった。

ILB陣は先発を争うビショップ、ホーク、ジョーンズの3人に加え、スペシャルチーマーのジャマリ・ラティモアとロバート・フランソワ、それに昨年5巡指名のテレル・マニングもいてデプス的には足りている。この解雇でILBを上位指名する可能性が高くなったとは言えないだろう。

RBブランドン・セイン Brandon Saine はオハイオ州立大出身。2011年ドラフト外入団からプラクティス・スクワッドを経てロースター昇格すると、ラッシング18回69yds、パスキャッチ10回69ydsを記録した。キャッチングの上手さから将来の3rdダウンバック候補と期待されたが、2年目の昨季は成長が見られず、出場6試合はすべてスペシャルチームのみだった。ケガ人が多くしかも低レベルのRB陣において出番ゼロというところに首脳陣の評価が表れている。彼もまた第6週テキサンズ戦でヒザ前十字靭帯を断裂し、リハビリ途上だった。

いっぽう、FAとなっていたRBセドリック・ベンソンがパッカーズを訪れ、負傷した足(昨季第5週)のチェックを行った。セインが解雇されたといっても、入れ替わりにベンソンと今すぐ再契約するわけではないらしい。ドラフトの結果を待ってからということだろう。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player