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FA Notebook: キッカーと契約
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年3月27日
- 左足キッカーのジョルジオ・タヴェッキオ Giorgio Tavecchio と契約した。イタリアのミラノ出身の23歳。高校時代はやはりサッカーとかけもち。カリフォルニア大では1年目シーズン半ばから正キッカーを務め、通算FG成功率75%、4年時は87%を記録した。通算256得点は同大史上5位。昨年はドラフト外ルーキーとして49ersと契約し、プレシーズンでは29ydsのFG1回とPAT2回成功。Kデヴィッド・エイカーズに敗れて8月末に解雇され、これまでフリーのままだった。
- 他にもKエディー・カーモナ(昨夏はOAK)やKマイケル・バーナード(ディビジョンIII出身)がトライアウトを受け、その中から上記のタヴェッキオが選ばれたようだ。
- Kメイソン・クロスビーは6巡指名入団した2007年にKデイヴ・レイナーと争って以来、ライバルキッカーの入団はこれが初めて。昨季の成功率が63.6%では当然だろう。先週のインタビューでキッカーについて聞かれたマッカーシーHCは、「競争はよいこと」と語り、複数キッカーによる競争を示唆していた。
- FSマイケル・ハフ(OAK)がちかくパッカーズを訪問の予定。すでにカウボーイズ訪問を済ませ、レイヴンズのあとパッカーズに来るようだ。2006年1巡7位、つまりILBホークの2つ後で指名された選手。プロ入り後のプレーぶりはかならずしも期待どおりではなかったが、2010年はオールプロ2ndチームに選ばれる活躍だった。昨年はケガ人続出のためCBをプレー。今年はロースターボーナスを含めて$8ミリオンの高額サラリーのため、レイダーズから解雇されていた。
- FSマイケル・ハフの本命はパッカーズではないと見られているが、カウボーイズ(ハフの故郷)は現在$10万ドルほどしかキャップに余裕がなく、両先発セーフティをFAで失ったレイヴンズも、DEエルヴィス・デュマヴィルとの契約でキャップの余裕が少なくなってきた。パッカーズは例によって、安く買えるなら乗り出そうか、と待っているところではないか。
- RBアマド・ブラッドショー(NYG)は足の状態が100%になるまで、と移籍先候補への訪問ツアーを見合わせていたが、今週スティーラーズを訪問とのこと。興味を示しているのはジェッツ、スティーラーズ、パッカーズの3球団、とブラッドショー自ら語っている。
- NFLミーティングに出席したマイク・マッカーシーHCが、毎年恒例の地元記者たちとの朝食会。興味深いコメントもあった。
- RBドゥワン・ハリスは暫定スターター。「彼は来季ウチでプレーする。スターターになりたいのなら、それが彼の責任だ」
- 「昨年はもっと早くからドゥワンがいてくれたらよかった(12月初めにプラクティス・スクワッドから昇格)。(練習でよかったので)彼をプレーさせてみろ、と誰もが言ったが、出すとなるとRBはQBロジャースを守らなければならない。たいていのランプレーはオーディブルでパスに変えられるからね。アーロンがQBである以上、誰がRBでもそれは変わらない。そうした面での準備ができてからは、ドゥワンには非常によい感触を持っていた。今年はここでオフシーズン練習をこなすことができるし、大きな期待をしている」
- 1人のRBにすべてを任せる気にはなれないが、複数RBによるキャリー分散は好きではない。「1-2パンチぐらいがいい」
- オフェンシブラインは左サイドの強化が課題。「RGジョシュ・シットンはおそらくキャリアベストのシーズンだったし、RTブラガやRTバークレーとの組み合わせはいいと思う。左サイドがもっといいプレーをする必要がある」
- 「昨季のOL陣を4つの時期(記事へ)に分けて分析したが、シーズン最後の組み合わせがもっともよかった。それはCディートリック=スミスへの称賛でもある」
- 先日報道されたように、リード・オプション攻撃の対策のためテキサスA&Mを1日訪問した。ディフェンスコーチ陣だけで、マッカーシーHCは同行しなかったとのこと。
- 第8回パッカーズ・テイルゲート・ツアーの概要が発表された。あまりランボーフィールドに来られない地域のファンと直接触れ合おう、という企画で、今年は5月14日から18日まで5日間。
- マーフィ社長、WRコブ、RBグリーン、CBブッシュに加え、OBからDTサンタナ・ドットソン(在籍1996-01)、OGアーロン・テイラー(1994-97)、Cフランク・ウィンタース(1992-02)も参加する。OBが参加するようになってこれが3年目。
- 一昨年は初めて州境を越えてミシガン州のアッパー・ペニンシュラ(パッカーズファンが多い)を訪れたが、今年は南西端で州境を越え、アイオワ州ダビュークを訪問する。毎日夕方から始まるテイルゲート・パーティの開催地は、オシュコシュ(5月14日)、ベロイト(15日)、ダビューク(16日)、トマー(17日)、ウィスコンシンラピッズ(18日)となっている。
- テイルゲート・パーティの参加費は$30ドル。それぞれの街の慈善団体が主催し、利益を受け取る仕組みになっている。
- 上記5都市の他にも学校や病院など、さまざまな場所で慰問を行う。
- ヴァイキングスに移籍したWRグレッグ・ジェニングスが地元 Green Bay Press-Gazette 紙に一面広告を出し、ファンへの感謝を述べている(写真)。有力選手の移籍時によくあるやり方で、パッカーズでは3年前のDEアーロン・キャンプマン以来か。文末の "1 Thessalonians 5:18" は新約聖書の「テサロニケ人への第一の手紙 第5章18節」という意味で、「すべてのことについて感謝を」といった内容。