過去の記事 |
2013年 >
03月 >
FA Notebook: WRジェニングスはMINへ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年3月16日
木曜からミネアポリスを訪問していたWRグレッグ・ジェニングスがヴァイキングスとの契約に合意した。総額$47.5ミリオンの5年契約、うち$18ミリオンが保証、と速報されている。年平均$9.5ミリオンはともかく、5年契約のオファーではパッカーズは太刀打ちできない。
パッカーズからヴァイキングスに移った選手といえば、最近だけでもQBブレット・ファーヴ、FSダレン・シャーパー、Kライアン・ロングウェルといった大物がいるが、その逆は少ない。両球団でプレーした選手のリストはこちら。
- ILB A.J.ホークがサラリーカットの求めに応じ、残り3年分の契約見直しを行った。どれぐらいの減俸幅なのか、キャップヒットをどれだけ減らせたのか、まだ明らかになっていない。
- ILBホークのキャップヒット$7.05ミリオンが実力に対して高すぎるのは衆目の一致するところで、代理人もしばらく前に「球団から話があるだろう」と覚悟したコメントをしていた。ただし、「減俸を飲むか、解雇か」とまで厳しい要求ではなかったとのこと。(内実はそれに近いはずだが)
- ILBブラッド・ジョーンズはタイタンズを訪問中。前述のようにILBホークの残留が決まったので、もしILBジョーンズに先発の座をオファーするチームが現れれば引き留められるわけがない。パッカーズ側は最初から再契約をしないつもりかもしれない。
- ILBロバート・フランソワはパッカーズとの再契約に合意した。制限つきFAのテンダーをオファーされず無制限FAとなっていたが、もともと球団側は安価で再契約するつもりだった。契約は1年で、ベテラン最低額よりは高いが、RFAの最低額テンダー($1.323ミリオン)よりは安いとのこと。「先発のチャンスを与えると言われたのが大きい」と代理人は言うものの、ILB陣では他の若手の方に伸びシロが感じられ、フランソワには引き続きスペシャルチームの中核として期待しているのだろう。
- おなじ立場のTEトム・クラブトリーとはパッカーズは再契約したい考えだが、OLBフランク・ゾンボはそうでないようだ。
- WRジェニングスの再契約が消えたことで、おそらくTEジャーマイケル・フィンリーの解雇もなくなったはず。戦力的にも、WR陣の破壊力がダウンする分をTEフィンリーに補ってほしいところだ。TEフィンリーにくわえてWRジェームズ・ジョーンズも今年が契約最終年なので、ドラフトでのWR指名が必要だろう。