グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2013年2月 3日

デイヴ・ロビンソンが殿堂入り

60年代黄金期に活躍した元LBデイヴ・ロビンソンがついにプロフットボールの殿堂入りを果たした。毎年恒例のスーパーボウル前日、ベテラン記者46人による8時間20分のマラソン討議だった(7人のリスト)。ケヴィン・グリーンOLBコーチは最終候補17人に選ばれていたが、10人に絞る最初の投票で落選したと伝えられている。殿堂入り式典は8月上旬にオハイオ州カントンで開催される。

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デイヴ・ロビンソンは1941年ニュージャージー生まれの71歳。ペン州立大では土木工学の学位を取得し、フットボールではDEとしてオールアメリカンに選ばれる活躍で、カレッジ・ホール・オブ・フェイム入りも果たしている。1963年のドラフト1巡指名でパッカーズに入団すると、アウトサイドLBにコンバート。プロ2年目にスターター昇格を果たし、強力ディフェンスの中核選手として大活躍が始まった。

LBながら通算27インターセプトを記録し(サックはカウントされない時代)、MLBレイ・ニチキ、OLBリー・ロイ・キャフィーとのトリオでNFL最強のLB陣を構成した。なかでも1966年NFLチャンピオンシップのカウボーイズ戦で終了間際に自陣ゴール前2ydsまで攻め込まれたとき、彼が相手QBメレディスにプレッシャーをかけ、インターセプトにつなげたのは、パッカーズ史上に残るビッグプレーだった。

オフェンスが老朽化したロンバルディ時代後半、彼やCBハーブ・アデリー、Sウィリー・ウッドといった若くアスレチックな黒人選手たちがチームの成功を支え、1965年からのNFL3連覇に大いに貢献した。オールプロ1stチームに3回選ばれ、 1960年代のAll-Decade Team にも選出。1973年にレッドスキンズにトレードされた後もスターターとして活躍を続け、1974年を最後に引退した。いまもパッカーズOBの重鎮の一人、ロンバルディ時代の生き証人として、さまざまなイベントに出席することが多い。

ヴィンス・ロンバルディ時代の選手としては、QBバート・スターRBポール・ホーナングFBジム・テイラーRTフォレスト・グレッグCジム・リンゴDEウィリー・デイヴィスDTヘンリー・ジョーダンMLBレイ・ニチキCB/KRハーブ・アデリーS/PRウィリー・ウッドがすでに殿堂入りしており、今回のLBロビンソンでなんと11人目。選考委員たちの中に「もう十分すぎるほど殿堂入りした」という雰囲気がある中での選出なのだからなおさら立派だ。パッカーズからの殿堂入りはこれで22人となった。(キャリアの多くをパッカーズで過ごした人物のみ)

プロボウルのユニフォームか

この瞬間にエンドゾーンでSトム・ブラウンがインターセプト、1966年のNFL制覇が決まった

一昨年のスーパーボウル関連イベントにて

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