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Packers - Vikings Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2013年1月 7日
- マイク・マッカーシーHC。 「今日はディフェンスに始まりディフェンスに終わった。彼らは4クォーターを通して見事だったと思う。試合のテンポを決め、ミネソタをエンドゾーンに進ませなかった。クォーターバック交代によくアジャストした。コミュニケーションのよさとラン守備の働きぶりは際立っていた」
- QBロジャースは4試合連続でレーティング100超を記録し、5試合連続(パス177回連続)でインターセプトがない。 「そのとおり、彼は非常によいプレーをした。アーロンはとても落ち着いていた。ノーハドルで素晴らしい仕事をしてくれた。後半はうまくいかない点がいくつかあったが、典型的な 『アーロン・ロジャースのゲーム』 をしてくれた」とマッカーシーHC。
- 11月までプラクティス・スクワッドにいたRBドゥワン・ハリスが、プレーオフ初先発でラン・パス合わせてちょうど100ydsの活躍。 「最初のパス落球のことは考えず前に進むことを心がけた。スタッツのことは心配してない。考えるのは、自分のできる最高のプレーをして勝利を助けることだけ。僕らは"W"を手に入れた。もし僕が今夜200yds走っても、チームが負けていたら何にもならない。僕はスタッツを意識するタイプじゃない。今日僕らは自分たちの役目をしっかりこなした。大事なのはそこだ」
- 先発RBの座を確保したのか、という質問にRBハリス。 「今後のことはわからないよ。明日はまた違ったことになるかもしれないし。あらゆる状況に備えるだけ」
- FBジョン・クーンはプレーオフ4年連続でタッチダウンを記録。この4年間では他に誰もいない。プレーオフ2試合で、ランとパスキャッチの両方タッチダウンを決めたのは球団史上初とのこと。第2Qにはゴール前のランを2回止められたが、その後で2回もエンドゾーンに入ることができた。
- FBクーン。 「僕にとってチャンスの多い夜だった。(2回止められたあと)またチャンスをもらえて感謝してる。2ミニッツ・ドライブではマイク(マッカーシーHC)が僕のランをコールし、ジョシュ(RGシットン)がすごいブロックを決めてくれた」
- 後半最初のタッチダウンで21点差としたあと、パッカーズオフェンスは5シリーズ連続の3&アウト。その間にディフェンスがターンオーバーを連発してくれたので追い上げられずに済んだが、ここの消極的なオフェンスが今回の数少ない反省材料。
- LG T.J.ラング。 「最後の25分間はほとんど結果を出せなかった。1stダウンを取れたかどうかさえ記憶にない(実際は1つ獲得)。自分たちの力を出し切れないのは苛立たしいものだ。ラインについて言ってるんだけど、僕らはもっといい仕事をしなければいけない。ペネトレートされてロスタックルを許すプレーが多すぎた。フロントラインがもっとしっかりプレーしないと」
- レギュラーシーズン2回の対戦では、RBエイドリアン・ピーターソンに合計7回も20yds以上のランを合計7回も許したが、今回はゼロ(最長は18yds)。長打を許さなかったことが勝利につながった。
- ラン守備の改善についてマッカーシーHC。 「規律正しくプレーすることが我々にとって重要だった。自分の隣の選手を信じ、(いったん止めたら)ボールに集まる。RBはプレーを長引かせるのがうまく、その点でQBロジャースとよく似ている。ウチの選手たちはきわめて規律正しく、素晴らしい頑張りを見せてくれた。スクリメージを支配したのはこちらだったと思う」
- Sチャールズ・ウッドソン。 「ポンダーを馬鹿にするわけじゃないが、ボックスに人数を増やすのはQBのためじゃない。ただ1人、エイドリアン・ピーターソンのためだ。QBがポンダーであろうとウェブであろうと関係なく、背番号28番を走らせないようにするのがこちらの焦点だった。ちゃんとそれができて、QBがボールを持つようにすれば、いいことが起こるとこちらにはわかっていた」
- おなじくラン守備についてCBトラモン・ウィリアムズ。 「先週自分たちがした失敗はよくわかっていた。頑張りが足りなかったのではなく、むしろ頑張りすぎていたんだ。自分をもっとスローダウンさせなきゃいけない。ボールキャリアーに向かおうと急ぐ選手が多すぎ、相手は素晴らしいビジョンがあるから、カットして素早くアウトサイドに飛び出してしまう。今回は彼を外に逃がさず、インサイドに閉じ込めることができた」
- 第1シリーズで成功したリード・オプションで攻め続けるしか勝機がないように見えたのになぜそうしなかった、という質問に、ヴァイキングスのレスリー・フレイジャーHC。 「我々はずっとリード・オプションの要素を織り交ぜていた。しかし必要な時が来れば、パスを成功させなければならない。序盤は相手のバランスを崩してパッシングゲームのチャンスも生まれたが、そこでパスを通すことができなかった」
- リード・オプション攻撃といえば49ersもQBコリン・キャパニックで活用しており、来週のためによい練習になったとマッカーシーHCは語っている。ごく大雑把に言うと、QBが相手DE(わざとフリーにしてある)の動きを見てハンドオフか自分がキープするかを決めるというプレー。
- QBポンダー欠場が明らかになったのは試合開始の1時間半前。QBジョー・ウェブの先発は予想しておらず、準備は十分でなかった、とマッカーシーHCは言う。 「我々はジョーの研究をそれほどしていなかった。もちろん週の半ばから負傷は伝えられていたのだが。今日のコーチ陣は大変な仕事だった。多くのディフェンス選手がサイドラインに戻っては情報を集め合っていた。ただゲームプランを大きくは変えなかった。よく対応してくれた選手やコーチたちは称賛に値する。スカウトもしていなかったクォーターバック相手によいプレーをしてくれた」
- QB交代についてSモーガン・バーネット。 「クリスチャン・ポンダーとやるつもりでゲームフィルムを見てきて、QBが代わると聞いたのはウォームアップに出る数分前のことだった。でもこちらは通常のゲームプランを変えなかった。ウェブはスクランブル能力が高いけど、それはポンダーも同じことだからね。ウェブが出てくるとわかったら、フィールドに出てしっかりプランを遂行するだけだ」
- ヴァイキングスはQBクリスチャン・ポンダーの負傷を隠していたわけでは決してなく、"Questionable"にしていたのだから文句は言えない。どうせ出てくるだろうとタカをくくっていたこちらが悪いのだ。負傷箇所はヒジというより、上腕三頭筋の重度の打撲らしい。
- 2か月半ぶりの復帰戦で価値ある働きを見せたSチャールズ・ウッドソン。 「サイドラインでチームを見守るのはつらかった。ウッドソンなどもう戦力にならないなどという記事をたくさん読んだ。自分を弁護できない無力感を感じていただけに、そうした連中に対して僕の能力を示せたのは気持ちがよかった」
- 2回骨折した鎖骨についてSウッドソン。 「試合最初は怖かった。回復ぶりには満足していたけど、骨折した箇所がどうなるか、やってみなければわからないから。最初にタックル(2ydsのロス)を決めて、他の選手が、痛めていた側に倒れ込んできた。立ち上がると何も痛みがない。それでようやく心の重荷が取り除かれた気分だった」
- Sウッドソンはこれまで小さかったショルダーパッドを大きくし、フェイスマスクもゴツいものに変えている(写真)。 「好きじゃないが仕方がない」
- 先週は敗戦の元凶と言われたCBトラモン・ウィリアムズだが、今回は4タックル、3パスディフレクトの活躍。まだ風邪の影響が残っていて声がおかしい。 「先週は家に帰ってとにかく寝た。横になってゲームフィルムをたくさん観た。今日はそれも役に立ったと思う。相手のしてくることがよく見えたし。風邪はまだ残っていて、今日はかなり息が上がったけど、なんとか頑張りとおした」
- 先週はWRジャリアス・ライトにロングパス成功を許したCBサム・シールズだが、今回はWRデヴィン・アロマショドゥへのロングボムにしっかりついていき、ジャンプしてインターセプトを決めた。プレーオフでのインターセプトはこれが3回目となり、球団史上4位に。 「同じカバー3で、またしくじるわけにはいかなかった。ディープに残ってボールをキャッチできた」
- OLBエリック・ウォルデンは序盤にQBのブーツレグをコンテインし損なってロングゲインを許したものの、その後は見事な働き。ラン守備ではしっかりとエッジを作り、パスプレーではアスレチックなQBをポケットの外でよく追い詰めた。サック1回・QBヒット1回のほか、ロスタックルが2回。
- ディビジョナル・プレーオフは開幕週ホームで完敗した49ersとの再戦となった。
- NT/DEライアン・ピケット。 「サンフランシスコに備えるには素晴らしいゲームができた。彼らはRBフランク・ゴアたちのランでボールを進めてくる。そういう意味で、よい予行演習になったよ」
- 開幕戦との違いについてSチャールズ・ウッドソン。 「単にウチがよりよいチームになってるってことだ。オフェンスとディフェンスの両方でね。今のウチは実戦で鍛えられたチームだと思う。接戦をいくつも戦い、そこで勝利を手に入れてきた。タフな環境でも優秀なチームと闘える」
- QBアーロン・ロジャース。 「ウェストコーストへ帰るのは楽しいだろうね。(自分の故郷の)チコからチーズヘッドがたくさん来てくれるといいけど」 「僕らは開幕週のSF戦とは顔ぶれがずいぶん変わったから、面白いことになるだろう。開幕当時はいまと違ったこと(はるかにパス偏重だった)をやっていたけど、今はもっとトラディショナルなオフェンスだ。あちらもクォーターバックが変わっている」
- マッカーシーHCはプレーオフ戦績が6勝3敗の勝率.667となり、マイク・ホルムグレンの勝率.643(9勝5敗)を上回って球団史上2位に。1位はもちろんヴィンス・ロンバルディの勝率.900(9勝1敗)。これはどうやっても抜けそうにない。
- チーフスのGM候補となっているジョン・ドーシー人事部長は、日曜から月曜にかけてカンザスシティで面談を行う。
- ここだけ試合翌日の会見から。マッカーシーHCによると、TEジャーマイケル・フィンリーのハムストリング負傷は深刻なものではなく、今回は大きなケガ人はなかったとのこと。