グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年12月 6日

RBライアン・グラントと再契約

RBスタークスのヒザ負傷にともない、パッカーズはRBライアン・グラントとの再契約を選んだ。今春FAとなって未契約のまま開幕を迎えた彼は、ライオンズやベアーズでワークアウトを受けたあと9月下旬にレッドスキンズと契約。1試合出場し1回5ydsを走っただけで10月下旬に解雇されていた。体作りはしっかりとできており、スキームへの習熟は言うまでもないので、日曜のライオンズ戦でいきなり出場となりそうだ。

RBライアン・グラントはノートルダム大出身。この日曜に30歳の誕生日を迎える。ドラフト外入団したジャイアンツでデプスの厚い壁にぶちあたっていたところを2007年パッカーズにトレードされ、先発7試合でラッシング956yds(平均5.1)を挙げてチームの救世主となった。在籍5年間でラッシング924回4016yds(平均4.3)・25TD。2010年の優勝シーズンは開幕戦で足首を大ケガして戦線離脱しており、今季はスタークスと立場が入れ替わることになる。

かつてのキレや馬力がなくなってきたのはたしかだが、ゾーンブロックのホールを選ぶ感覚はスタークスやグリーンより優れている。苦手だったパスプロテクションも昨季はかなり改善されていた。5年間でファンブルわずか7回・ロスト6回というボールセキュリティは素晴らしく、ターンオーバー・マージンを重視する首脳陣にとってその部分がアピールしたのは間違いない。水曜にチームに合流した彼は、チームメイトからスタンディングオベーションで迎えられた、とマッカーシーHC。

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入れ替わりにインジャリーリザーブ入りしたのは、RBジェームズ・スタークスでなくRBジョニー・ホワイト(脳震盪)だった。RBスタークスの状態についてマッカーシーHCは、「本人は当初打撲と考えていたが、ドクターの診断の結果もっと深刻なものと判明した。復帰までは複数週かかる」と説明している。たとえば内側側副靭帯の捻挫であれば1か月前後かかるはず。プレーオフでの復帰に望みを残すため当面はロースターに置くことにしたのではないか。回復のペースや他のケガ人との兼ね合い次第では、今後インジャリーリザーブ入りの可能性は十分ある。

RBジョニー・ホワイトは10月半ばにビルズから解雇され、ウェイバーでパッカーズに拾われた選手(記事へ)。移籍後は4試合に出場したが、スペシャルチームのみでラッシング機会は一度もなかった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player