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Notebook: RBスタークスまでシーズン終了か
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年12月 5日
RBジェームズ・スタークスの情報だけは現地火曜深夜になって流れたもので、それ以外のケガ人情報は月曜のマッカーシーHCのコメント。
- RBジェームズ・スタークスはヴァイキングス戦終盤にヒザを負傷し、今季はもうプレーできない可能性もある、とESPN Milwaukeeが伝えた。関係筋によると、前十字靭帯の問題ではなく、手術も必要ないが、残り4試合しかないためインジャリーリザーブに入れてロースター枠を有効に使うことを球団側は検討している、とのこと。
- RBスタークスはMIN戦で今季ベストの走りを見せ、パス攻撃不振のオフェンスを助けただけに戦線離脱は痛い。月曜の会見でマッカーシーHCは「今後もスタークスとグリーンの併用を続ける」と語ったばかりだが、それも不可能となった。現在ロースターには彼の他に、アレックス・グリーン、ジョニー・ホワイト(脳震盪で欠場したばかり)、ドゥワン・ハリス(先週土曜にPSから昇格)の3人がいる。今季ボールキャリーしたことがあるのはグリーンだけ。
- WRジョーディ・ネルソンが痛めたのは10月に負傷したのと同じ側のハムストリング。 「今週の出場は難しいだろう。何週かかるかはまだわからない」
- 「T.J.ラング(足首)はネルソンほど重くない。ただ詳しいことはまだわからない」
- 「CB/Sチャールズ・ウッドソン(鎖骨骨折)の復帰はおそらく来週(CHI戦)だろうというのが私の予想だ。チャールズ本人に聞けば、今週出してくれとたぶん言うだろうがね。復帰を許可されるためにはいくつかテストをクリアしなければならない。まだそこには至っていない」
- シーズン終了となったRBセドリック・ベンソンについてQBロジャース。 「来年も戻ってきてくれることを僕は望んでいる。彼はまだ十分やれる。彼が正しい体のケアをしていることを僕は知ってる。他の球団からやってきて、ここは他と違う場所だと、ここは特別だと彼も感じてるんだ。僕らは親しくなれていただけに、ケガでこんなことになって本当に残念。同じ2005年ドラフト組と一緒にやれるのは楽しかった」
- ミスタックルの多さについてマッカーシーHC。 「(フィルム分析の結果)こちらは二桁のミスタックルがあった。こんなことは許されない。今季はタックリングが向上してきたが、今回は必要なレベルに程遠かった。1プレーの間に2つも3つもミスタックルしたのが2回もあった。相手RBが誰であろうと知ったことじゃない。200yds以上も走られておいて、『そのうち18回か19回はちゃんと抑えました、ひどかったのは3回だけです』 なんて言い訳は許されない。すべてがカウントされるのだから」
- Kメイソン・クロスビーについてマッカーシーHC。 「率直に言ってメイソンのことは心配していない。ただ彼はああしたキックを決める必要がある。長いキックを決める必要がある。今後もビッグ・キックを決めてもらわなければならないのだから、これからも狙わせ続けるだけだ」
- WRランドール・コブの負担軽減のため、WRジェレミー・ロス(先週土曜にロースター昇格)にリターナーを任せる考えは、と聞かれたショーン・スローカムSTコーチはその可能性を否定せず。 「まあ先走らないようにしようじゃないか。ゲーム・マネジメントの観点からいつもどおりの準備を進めた上で、我々はそうした決断をする。現時点ではランドールがウチのリターナーであり、それが変わるとは私はあまり予想していない」 「ジェレミーは優秀だと思うよ。彼のキャッチングは天性のものだ。彼は強く、素晴らしいスピードがあり、ビジョンもいいと思う」
- 地元各紙のヴァイキングス戦レビューから。
- パッカーズのオフェンスプレー数は73回で、ヴァイキングスより20回も多かった。反則を含めると84プレーで今季最多。
- Journal Sentinel紙はQBロジャースの働きに4.5点(5点満点)と非常に高い評価。プレッシャー15回にもかかわらず落ち着きを保ち、ぎりぎりでラッシュをかわし、動きながらの強く正確なパス。両OTは彼の機敏な動きと素早いリリースに救われている。
- QBロジャースのパス32回のうち22回が10yds以下しか飛んでいないパス。両セーフティを下げたディフェンスに対してショートパスを粘り強く重ねていくしかなかった。
- 今回はノーバック隊形が一度もなし。得意のスプレッド隊形を減らしてパスプロテクションを手厚くせざるを得ないチーム状況になっている。
- DEジャレッド・アレンとマッチアップしたLTニューハウスは、プレッシャー6回(うち1サック)を許した。前半は悪かったが後半は立て直した。(RTバークレーの方を助けるため)全体の76.3%でヘルプがつかず、独力でのブロックだった。
- LGディートリック=スミスは3試合で5回の反則。T.J.ラングを左ガードに戻すかどうか、これも判断材料になるはず。
- TEフィンリーは52スナップ出場し、第3週SEA戦(54スナップ)以来最多だった。WRジェニングスはそれを上回る56スナップ。WRコブは出場スナップの85%がスロット。WRジェニングスは18%がスロットだった。
- 両RBによるラン124ydsのうち、ファースト・コンタクトの後のゲインが62ydsもあった。スタークスとグリーンが仲良く31ydsずつ。
- パッカーズのランプレーのうち両タックルの後ろおよびオフタックル、つまりアウトサイドへのランプレーは6回68ydsもゲインしている。両ガードの内側へのランプレーは5回6ydsのみ。
- QBポンダーのドロップバック30回のうち、プレッシャーがかかったのはわずか8回。ブリッツを入れたのは30回のうち16回。QBポンダーはプレッシャーがかかっていないのにポケットから逃げ出す悪い癖がよく指摘される。
- ラン守備はとにかくミスタックルの山。RBピーターソンの210ydsラッシングのうち186ydsがファースト・コンタクト後に稼いだものだった。
- 相手フルバックに圧倒されて手も足も出ないILBホークの出来は各所で批判されている。
- ベスト・パスラッシャーはILBジョーンズで、ラッシュ12回でハリー2回、QBヒット1回。OLBウォルデン(ラッシュ23回)はプレッシャー2回とよくなかった。OLBモーゼス(ラッシュ23回)とOLBゾンボ(出場スナップ5回)はシャットアウトされた。
- DL陣ではDEニールがハリー2回、QBヒット1回。DEダニエルズがハリー1回。過去2試合でハリー10回と好調だったNTラジはシャットアウトされた。
- 代役スターターのDEウォージーがよくなかったため、DEニールの出番が大幅に増えた。全体の56%出場はDEニールにとって今季最多。NT/DEピケットはブロッカー2人を受け止めてよく踏ん張っている。後ろの連中のミスタックルは彼のせいではない。
- CBヘイワード(54)がスターターとなったため、CBハウス(26)との出場スナップ数が先週とは逆転した。
- 殿堂入りQBのバート・スター(78歳)が州都マディソンでの講演中に壇上で倒れるという事件があった。スピーチを終えて質疑応答に入ろうとしたところで意識を失ったが、すぐに意識を取り戻した。スタッフの1人がたまたま救急隊員でもあり、病院に行く必要はないと診断されたとのこと。詳しい原因などは明らかにされていない。