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Packers 24 - 15 Jaguars
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年10月29日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Jaguars (1-6) |
3 |
9 |
0 |
3 |
15 |
Packers (5-3) |
7 |
7 |
0 |
10 |
24 |
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4週間ぶりのランボーフィールドは快晴、気温7℃と冷え込んでいる。大黒柱のRBモーリス・ジョーンズ=ドリューを欠くジャガーズに対し、パッカーズも多数のケガ人を抱えて苦しい布陣。圧倒的有利が予想されてはいたものの、油断したために苦戦したわけでは決してなかった。オフェンスは相変わらずのラン不振と落球連発に苦しみ、スペシャルチームのビッグプレーと後半のディフェンスの頑張りで辛くも勝利を収めた。
第1Q、WRコブへのTDパスでリードしたパッカーズは、スペシャルチームのパントブロックTDで点差を広げたものの、前半最後にQBロジャースの被サック&ファンブルロストからタッチダウンを許して接戦に持ち込まれてしまう。後半にはオフェンスがスランプに陥るが、ディフェンスの頑張りで2点リードのまま第4Qへ。WRドライバーへのTDパスでようやく追加点を挙げると、ジャガーズの追い上げを3点で止め、最後にもう3点追加してようやく逃げ切り。
パッカーズはWRジェニングス、WRネルソン、FBクーン、OLBペリー、CB/Sウッドソン、CBシールズの6人が欠場。DEジェレル・ウォージー(脳震盪)、DEマイク・ニール(足首)が負傷退場している。
第1Q
- JAX陣19 : WRブラックモンへの15ydsパス、RBラシャード・ジェニングスの4ydsラン、WRショーツへの2ydsパスで3rdダウン4、サック(ILBジョーンズ)でパント。
- GB陣22 : RBグリーンの2ydsラン、TEフィンリー落球、RBグリーンへのパスミスで3&アウト。
- JAX陣34 : RBジェニングスのラン2回で3rdダウン4、WRブラックモンへの36ydsパスで一気にFG圏内へ。WRエリオット落球、RBジェニングスの2ydsラン、JAXホールディング(ディクラインせず)、3rdダウン18のパスは11yds止まり。38ydsFG成功で先制。
- GB陣31 : WRジョーンズへの12ydsパス、RBグリーンの5yds、3ydsランで3rdダウン2、QBスクランブル4ydsで1stダウン。RBグリーンの1ydsラン、スクリーンパス12ydsでFG圏内へ。RBグリーンの7ydsラン、TEフィンリーへの20ydsパスでゴール前05ydsへ。WRコブに5ydsTDパス成功。
- JAX陣11 : RBジェニングスの21ydsランのあと、3rdダウン6からWRブラックモンに10ydsパスが通ってさらに1stダウン。ロングパス失敗、RBジェニングスの-2ydsロスで第2Qへ。
第2Q
- 3rdダウン12、WRショーツに15ydsパスが通って1stダウン。RBジェニングスの2ydsラン、WRショーツへの17ydsパスでFG圏内へ。RBジェニングスがこぼしたボールをFSバーネットがリカバー。
- GB陣20 : TEクラブトリー落球、WRボイキンへの9ydsパス、QBスニークで1stダウン。RBグリーンの-1ydsロス、WRコブへの6ydsパスで3rdダウン5、RBグリーンへのパスは通らずパント。
- JAX陣20 : WRショーツへの43ydsパス成功はチャレンジで覆って失敗に。TEルイスへのスクリーンパス16ydsで1stダウン。3rdダウン8からTEルイスへのパスは通らず。パントをCBハウスがブロックし、エンドゾーンでOLBモーゼスがリカバーしてタッチダウン。
- JAX陣27 : GBアンネセサリーラフネスで1stダウン。2ydsラン、GBホールディングでさらに1stダウン。3rdダウン8からTEルイスへのパス失敗でけっきょくパント。
- GB陣20 : RBグリーンへの11ydsパス、JAXホールディング、RBグリーンの3ydsラン、2ydsランで3rdダウン5、JAXホールディングで1stダウン。ロングパス失敗、RBグリーンのノーゲインで3rdダウン10、サックされてけっきょくパント。
- JAX陣31 : RBジェニングスへのクイックパスが24ydsゲインしてGB陣へ。WRショーツへの35ydsパスでGB陣10ydsに進んで2ミニッツへ。クイックスラント失敗、3ydsラン、GBオフサイドで3rdダウン4、TEルイスへのパスは高すぎ。22ydsFG成功で8点差に。
- GB陣20 : 残り1分03秒。QBロジャースがサックされてファンブルロスト。
- GB陣13 : TEルイスへの5ydsパス、WRトーマス落球で3rdダウン5、WRスパーロックへの7ydsパスでゴール前01ydsへ(JAXタイムアウト#3)。QBスニーク不発(JAXタイムアウト#3)で3rdダウン、有資格レシーバーのOTウィンパーにTDパス成功。2ポイントコンバージョンはWRブラックモンに通らず、2点差に。
- GB陣20 : RBグリーンの3ydsランでハーフタイムへ。
第3Q
- GB陣30 : RBグリーンの2ydsラン、WRドライバーへの6ydsパスで3rdダウン2、QBロジャースのファンブルロストはJAX反則で取り消し、1stダウン。RBグリーンの4ydsラン、投げ捨て、ロングパス失敗でパント。
- JAX陣25 : ロングパス失敗、サック(FSバーネット)で3rdダウン26、WRショーツへの6ydsパスで3&アウト。
- GB陣40 : RBグリーンの2ydsラン、スクリーンパス3ydsで3rdダウン5、WRコブへの14ydsパスで1stダウン。TEウィリアムズ落球などで3rdダウン10、WRジョーンズへのクイックパスは4ydsどまり。パントの構えからPマステイがパスを投げるが失敗に終わる。
- JAX陣37 : RBジェニングスのランが2回止まって3rdダウン7、WRトーマスへのパスは3yds止まりで3&アウト。
- GB陣20 : RBグリーンの2ydsラン、WRジョーンズへの11ydsパスとJAXレイトヒットで大きくゲイン。RBスタークスへの9ydsパス、RBスタークス落球で3rdダウン1、RBグリーンの6ydsランで1stダウン。WRジョーンズへの6ydsパス、RBスタークスの8ydsランでFG圏内へ。WRジョーンズへの8ydsパス、WRコブへの1ydパスで3rdダウン1、RBグリーンのランが止まる。32ydsFGはアップライトをヒットして失敗に。
- JAX陣22 : パス失敗と3ydsランで3rdダウン7、投げ捨てで3&アウト。
- GB陣48 : TEフィンリーへの4ydsパスで最終Qへ。
第4Q
- WRジョーンズへの5ydsパスで3rdダウン1、RBグリーンの1ydランで1stダウン。WRジョーンズへの31ydsパスでレッドゾーンへ。WRコブへの4ydsパスとJAXトリッピングでゴール前04ydsへ。投げ捨てのあと、WRドライバーに4ydsTDパス成功。
- JAX陣20 : ショートパス2回で3rdダウン6、RBパーマリーへの16ydsパスで1stダウン。3rdダウン1からWRブラックモンへの25ydsパスはチャレンジで取り消しとなるがGBオフサイドで1stダウン。RBジェニングスの5ydsラン、WRショーツへの24ydsパスでレッドゾーンへ。RBジェニングスの5ydsランとパス失敗で3rdダウン5、RBジェニングスへのパスは2ydsロス。32ydsFG成功で6点差に。
- GB陣40 : RBグリーンの3ydsラン、投げ捨てで3rdダウン7、パス失敗で3&アウト。
- JAX陣08 : RBジェニングスへのショートパスが15ydsゲイン、WRショーツへの9ydsパス、、RBジェニングスへの18ydsパスでさらに1stダウン。連続パス失敗とWRブラックモンへの6ydsパスで4thダウン4、パス失敗でギャンブル失敗。
- GB陣44 : 残り2分55秒。RBグリーンの3ydsラン(JAXタイムアウト#2)、ノーゲイン(JAXタイムアウト#3)で3rdダウン7、ロングパスをJAXパスインターフェアでJAX陣15へ進んで1stダウン。RBグリーンの4ydsランで2ミニッツへ。RBグリーンの2ydsラン、2ydsパスで残り31秒まで進めてGBタイムアウト。25ydsFG成功で9点差に。
- JAX陣20 : 4連続パス失敗で万事休す。
- ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Jaguars |
Points |
24 |
15 |
Total Yards |
238yds |
341yds |
First Downs |
20回(ラン5・パス9・反則6) |
18回(ラン1・パス14・反則3) |
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Rushing |
66yds (26回・平均2.5) |
62yds (20回・平均3.1) |
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Passing |
186yds (22/35・2TD・0INT) |
303yds (27/49・1TD・0INT) |
Sacked |
2回14yds |
2回24yds |
Passer Rating |
93.1 |
80.6 |
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3rd Down Efficiency |
5/13 (%38) |
5/16 (31%) |
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Turnovers |
1回 (INT0/FUM1) |
1回 (INT0/FUM1) |
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Field Position |
自陣34yds |
自陣28yds |
Punt |
5回45.0yds(ネット41.0yds) |
5回40.6yds(ネット30.5yds) |
Kickoff Return |
2回平均28.5yds |
2回平均24.5yds |
Punt Return |
1回0yds |
1回0yds |
Field Goals |
1/2 |
3/3 |
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Penalty |
5回33yds |
7回77yds |
Time of Possession |
29分12秒 |
30分48秒 |
- パッカーズのトータルヤーデージはわずか238yds。ジャガーズの341ydsを大きく下回りながら、パントブロックTDで補った。パスインターフェアなど相手反則でゲインした部分も大きい。
- オフェンスの犯したターンオーバーは1つ。
- 第2Q残り1分03秒、QBロジャースがサックされてファンブルロスト。彼にとって今季初のファンブルだった。その後のディフェンスで6点奪われて2点差となり、接戦に持ち込まれてしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーは1つ。
- 第2Q最初のシリーズ、今季初のファンブルリカバー。RBジェニングスの斜め後ろからILBブラッド・ジョーンズがボールを叩いてファンブルフォース、FSモーガン・バーネットがリカバーした。
- 先発QBアーロン・ロジャースは22/35、186yds、2TD、0INTでレーティング93.1。風のない好天のゲームで200ydsに届かないのはかなりの不振だ。
- 被サックは2回ながらQBヒットは多く、プレッシャーはかなり来ていた。投げ捨ても多かった。
- 力不足のレシーバーたちがフリーになれない、という面もあったはず。なかなかダウンフィールドに投げられず、最長はWRジョーンズへの31yds。
- ざっと数えただけでTEフィンリー、TEクラブトリー、TEウィリアムズ、RBスタークスが落球。最初のTEフィンリー以外は、誰が見てもイージーな落球だった。
- ファンブルは今季初めて。もう少し早く叩かれていればタックルール適用となるはずだが、完全に腹に抱え込んでからだったのでファンブル判定になってしまった。
- チームラッシングは26回66yds(平均2.5)。
- 先発RBアレックス・グリーンは22回54yds(平均2.5)と不振が続いている。パスキャッチでは、スクリーンパス2回を含む4回28ydsとまずまず。
- RBジェームズ・スタークスは1回8yds。なぜもっと彼に持たせないのか、という声は少なくない。レシービングは1回9yds。超イージーな落球あり。
- FBジョン・クーンは欠場。
- 移籍後初出場のRBジョニー・ホワイトはスペシャルチームだけ出場。FBクーンに代わってキックオフリターナーのブロッカー役だった。
- WR/TE陣は以下のとおり。WRジェニングスとWRネルソンが欠場。
- WRジェームズ・ジョーンズは7回78yds。
- WRランドール・コブは5回28yds、1TD。タッチダウンはエンドゾーン奥ぎりぎりを走る好プレーだったが、先発出場してわずか28ydsというのは大いに物足りない。
- WRドナルド・ドライバーは2回10yds、1TD。
- WRジャレット・ボイキンは1回9yds。めでたいNFL初キャッチだった。
- TEジャーマイケル・フィンリーは2回28yds。第1シリーズに落球あり。
- TE D.J.ウィリアムズとTEトム・クラブトリーはともに落球を犯してパスキャッチなしに終わった。
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cサタデー、RGシットン、RTブラガのベストメンバー。
- 被サックは2回14yds。パスプロテクションは大崩れこそしなかったが、QBヒットなどプレッシャー回数は多かった。4メンラッシュにぐいぐい押されるのは残念。
- ランブロッキングは今回も散々な出来。平均2.5yds、最長7ydsでは不調のパス攻撃を補えない。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- OLBペリーに代わってOLBエリック・ウォルデン、CBシールズに代わってCBケイシー・ヘイワード、CB/Sウッドソンに代わってSS M.D.ジェニングスが先発。
- ストロングセーフティは先発M.D.ジェニングスだが、今回もジェロン・マクミリアンとローテーション。
- ダイムバックはCBでなくSSジェロン・マクミリアンが務めた模様。
- パス守備はQBブレイン・ギャバートを相手に27/49、303yds、1TD、0INTのレーティング80.6。
- QBギャバートにとってプロ入り初の300yds超となった。200ydsを超えるのも今季まだ2回目。
- パスラッシュは全体に不振で、4メンラッシュで崩せず、ブリッツを入れても届かず、というプレーが多かった。パッカーズ守備のサックは2回24yds。第1シリーズの3rdダウンでILBジョーンズ、第3Q最初のシリーズでFSバーネット。
- パスカバレッジは前半が悪く、パス187ydsを許した。後半は持ち直して116yds。QBのコントロールミスやレシーバーの落球にも助けられた。それなりに時間は与えていたので、もっと優秀なQBであればズタズタにされていたのでは。
- クイックパスからミスタックル(ILBホークなど)でロングゲインを許す場面も。
- ラン守備は20回62yds(平均3.1)とよく頑張った。
- 先発スターターのRBラシャード・ジェニングスは17回59yds(平均3.5)と止めることができたが、パスキャッチで6回56ydsはやられすぎ。パスプレーが得意なRBなのはたしかで、早めのチェックダウンが効果的だった。
- エースRBモーリス・ジョーンズ=ドリューの不在はやはり大きい。今回はランで与えた1stダウンがわずか1回だけだった。(今季はここまで平均5.3回)
- 反則は5回33ydsと少ない。オフェンスは反則ゼロだった。
- 第2Q : CBハウスが「無防備なレシーバー」の頭部付近ヒットしたとのことでアンネセサリーラフネス。両手ともボールに行っており、誤審に見える。DEニールのホールディング。パント場面でCBブッシュがフォルススタート。OLBウォルデンがオフサイド。
- 第4Q : NTピケットが珍しいオフサイド。
- ジャガーズの反則は7回77ydsと多く、そのうち6つがディフェンスのもの。不調のGBオフェンスに1stダウンを与えてくれる貴重な反則だった。ホールディング、ホールディング、イリーガル・ユース・オブ・ハンド、アンネセサリーラフネス、トリッピング、パスインターフェア(38yds)。パスカバレッジの反則が多いのは、パッカーズのレシーバーに対してフィジカルなプレーで挑戦した結果かもしれない。
- キックオフリターンはWRランドール・コブが2回平均28.5ydsとまずまず好調だった。パントリターンは1回0ydのみ。フェアキャッチすべき危ないヒットだった。そのほかフェアキャッチ2回、ダウン1回、タッチバック1回。
- Pティム・マステイのパントは5回平均45.0yds、ネット平均41.0yds。第2Q末に派手なシャンクがあったが、バウンドに助けられて36yds。第3Qにも33ydsのミスパントがあった。
- 第3Q半ば、いったんロングFG隊形を形作ってからそれを解いてパントの構えをし、そこからPティム・マステイがロングパスを投げるが失敗に終わった。スペシャルプレーの失敗は今季4回目で初めて。KクロスビーがロングFGを失敗してばかりいるため蹴らせたないのはわかるが。
- Kメイソン・クロスビーのフィールドゴールは1/2。第3Q、32ydsのFGを右アップライトに当てて失敗。今季初めて50yds未満の失敗だった。第4Q終わり近くに25ydsFGを成功。
- カバレッジチームは非常によかった。パントカバレッジは1回0yds。キックオフカバレッジは4回平均21.0yds。
- 第2Qのパントブロックは、左ジャマーの位置からブリッツに入ったCBデヴォン・ハウスが見事にパントをブロックし、転々としたボールをOLBデズマン・モーゼスがエンドゾーンでリカバー。
- パッカーズのパントブロックTDは1990年12月2日@ミネソタでSタイガー・グリーンが決めて以来約22年ぶり。パントブロック自体は2003年9月29日@シカゴでのLBマーカス・ウィルキンズ以来9年ぶり。
- ケガ人は以下のとおり。
- DEジェレル・ウォージーが後半最初のキックオフリターンの際に脳震盪を起こして退場。完全にぐったりの様子で、とても来週出られる感じではない。
- DEマイク・ニールが第4Q半ばに足首を負傷して退場。程度は軽そう、という記者の声もあったが、その後は出場せず。
- アクティブ登録から外れたのは、FBクーン(ハムストリング)、WRジェニングス(鼠蹊部)、WRネルソン(ハムストリング)、OLBペリー(ヒザ)、CBウッドソン(鎖骨骨折)、CBシールズ(すね/足首)。
- 今回のゲームキャプテンは、WRジョーンズ(オフェンス)、OLBウォルデン(ディフェンス)、LSグード(スペシャルチーム)の3人だった。(写真)
- 今回はコイントスに勝って後攻を選んだ。
- WRドナルド・ドライバーは通算200試合出場をタッチダウンで飾った。パッカーズでの200試合出場はQBブレット・ファーヴ(255)に次ぐ球団史上2位。通算61TDは、RBポール・ホーナング(1957-66)と並んで球団史上5位タイに浮上。