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Day 6: CBハウスが1stチームに
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年8月 1日
朝8時の気温19℃とさわやかなグリーンベイ。今週は月・火・水・木とフルパッド練習が4日続き、キャンプで一番つらい時期かもしれない。
この日の話題は2年目のCBデヴォン・ハウスが1stチームに入っていること。本当に先発昇格なのか、1日単位でライバルたちとローテーションするのか。プレー内容で目立ったのはオフェンスがWRドナルド・ドライバー、ディフェンスがFSモーガン・バーネット。ケガ人ではNTピケット(ヒザ打撲)と4巡指名DEダニエルズ(ヒザと鼠蹊部)の負傷退場が心配なところだ。
- OLBエリック・ウォルデンがNFLから1試合の出場停止処分を下された。昨年11月に起こした同棲相手への暴力事件によるもの。司法取引で起訴猶予処分となったが、罪を認めたことはNFLにとって有罪判決と変わりがない。
- オフェンス
- TEジャーマイケル・フィンリーがフルパッド練習に復帰。トラフィックでナイスキャッチを決めるプレーも。
- 「今年はまだTE D.J.ウィリアムズがパスを落とすのを見ていない」とある記者。
- WRドナルド・ドライバーは練習後半の15分間に3TDキャッチを決める大活躍。その3つ目は、2ミニッツドリルで止まりかけていた1stチームオフェンスを救う好プレーだった。 「今日はドナルド・ドライバー・デーだったね。誰もが彼のキャリアは終わりに近いと思ってる。そうかもしれないけど、彼はまだやれるよ。彼をリスペクトしないと、(CBたちは)その代償を払うことになる」とCBトラモン・ウィリアムズ。
- WRドライバー。 「才能ある若手がひしめいていることはモティベーションの元になる。彼らとの競争を楽しんでるよ。僕とチャールズ(ウッドソン)はいつも話してるんだ。 『オレたちは(負傷退場で)スーパーボウルを半分しかプレーしていない。残りの半分をプレーしなきゃいけないぞ』ってね。またあの舞台へ戻り、試合を最後まで戦うんだ」
- インサイドのラン・ドリルは6人対6人の見慣れないやり方。オフェンスがG、C、G、T、QB、RB。ディフェンスがNT、DE、OLB、ILB、ILB、S。
- 2ポイントコンバージョン練習では、最初がTEフィンリーへのパス失敗(カバレッジはCBウィリアムズ)、次はWRジョーンズへのパス成功(カバレッジはCBハウス)。
- 2ndチーム同士の2ミニッツドリルでは、QBハレルが連続でTE D.J.ウィリアムズにナイスパスを通したあと、最後はWRトリ・ガーリーがバックショルダーの10ydsTDパスをダイビングキャッチしてこの日の練習を締めくくった。
- ディフェンス
- この2日間はディフェンスにメンタル・エラーが多すぎた、とマッカーシーHC。
- 好調のCBデヴォン・ハウスがベース隊形でもニッケル隊形でも1stチーム。部分的でなくこの日はずっと1stチームのままだった。ただし練習終盤にはコーナー・ルートのWRドライバーに置いていかれて15ydsTDを許す失敗も。
- 2ndチームにはCBブッシュとCBシールズ。CBヘイワードが2ndチームに加わる時間もあった。
- ニッケル隊形のDB陣はCBウィリアムズ、CBハウス、CBウッドソン、FSバーネット、SSジェニングス。ダイム隊形ではCBブッシュが加わった。
- CBサム・シールズについてマッカーシーHC。 「彼にはたいへんなスピードがある。しかしそれだけに頼ってはやっていけない。テクニックを向上させていかなければ」
- FSモーガン・バーネットはWRネルソンへのディープボールをブレークアップ、直後のプレーではアクロス・ザ・ミドルのTEフィンリーを完璧にカバー、そしてWRドライバーへのパスをインターセプト。数プレー後にはRBアレックス・グリーンをヒットしてファンブルフォース。
- FSバーネットについてマッカーシーHC。 「モーガンは有力選手へと成長しつつある若手の1人だ。彼はリーグでも話題の選手になるだろう。そのようなシーズンになると私は信じている」
- 4巡指名SSジェロン・マクミリアンはニッケルやダイム隊形でスロットCBとして起用される時間もかなりある。先発SS争いでは、まだM.D.ジェニングスを脅かすには至っていない。
- サイドラインでドム・ケイパースDCとCB/Sチャールズ・ウッドソンが10分以上も話し込むシーンがあった。
- DEジャリアス・ウィンがQBロジャースのスクリーンパスをインターセプトしてそのままタッチダウン。ディフェンスのサイドラインが大いに盛り上がった。練習終盤にはダイム隊形で彼とDEニールが入る時間がかなりあった。
- あまり期待されていないNTダニエル・ミューアだが、1on1のパスラッシュドリルでパワフルなブルラッシュを見せている。
- おなじくFA加入のDEフィリップ・マーリングは不振。姿勢が高く、ポイントオブアタックで持ちこたえられない。今キャンプ最大のガッカリに挙げる記者も。
- OLBエリック・ウォルデンは1巡指名OLBペリーに代わって1stチームに加わるプレーあり。
- ここまで目立たなかった5巡指名ILBテレル・マニングだが、ラン守備で何度か好プレーがあり、さらにQBハレルのパスをブレークアップするプレーも。
- スペシャルチーム
- この日は両リターナーともWRランドール・コブが一番手の登場ではなかった。オフェンスでも出番の増えてきたエースリターナーを休ませるためか。
- この日は昨年の7巡指名DEローレンス・ガイがキックオフリターンの1stチームに入った。DL陣は2人が開幕から出場停止なのでロースター入りのチャンスはある。
- 4巡指名SSジェロン・マクミリアンはキックオフカバレッジの1stチームに。
- ケガ人情報
- NTライアン・ピケット(ヒザ打撲)、4巡指名DEマイク・ダニエルズ(ヒザと鼠蹊部)、ドラフト外ルーキーのRBマーク・タイラー(肩)が負傷退場している。どれも程度は不明。
- TEジャーマイケル・フィンリー(軽い脳震盪)がパッド練習に復帰。
- その他の欠場組は変化なし。WRジェニングス(ヒジ打撲)、昨日負傷したTEエリック・レイア(ヒザ)、OTマイク・マッケイブ(臀部)、PUPリストの7人。FBクーン(ヒザ内側側副靭帯)、TEクウォレス(ヒザ前十字靭帯)、LTシェロッド(スネ骨折)、OGジェイムズ・ブルックス(ハムストリング)、NTジョニー・ジョーンズ(ヒザ)、ILBビショップ(ふくらはぎ)、OLBゾンボ(ハムストリング)。
- WRジェニングスは早ければ水曜から復帰、ILBビショップとFBクーンは今週末までに復帰できるかもしれない、とマッカーシーHC。