グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年7月26日
2012年のトレーニングキャンプが始まった。選手たちは水曜朝6時に集合のため、火曜のうちにセント・ノーバート大の学生寮に入居を済ませている。(写真)
水曜のキャンプ初日はまだフットボール練習はない。全員のフィジカルチェックを午前10時半までに終え、11時からはコンディショニングテスト(ダッシュやランニングなどで体の出来ていない選手を振り落す)。午後は事務的なミーティングを行い、夕方6時からチームミーティングといったスケジュール。
明日からの練習スケジュールはこちら。新労使協定により練習量が大幅に制限され、2日目・3日目はまだパッド付き練習をしてはならないと規定されている。昨年記事にまとめたパッカーズのキャンプガイドはこちら。
- 以下の7選手はケガのためフィジカルチェックに合格せず、Physically Unable to Perform List(用語集へ)でのキャンプインとなった。FBクーン(ヒザ内側側副靭帯)、TEクウォレス(ヒザ前十字靭帯)、LTシェロッド(スネ骨折)、ドラフト外のOGジェイムズ・ブルックス(不明)、NTジョニー・ジョーンズ(不明)、ILBビショップ(不明)、OLBゾンボ(不明)。
- 上記PUPリストのうち、ILBデズモンド・ビショップだけは「フットボールに関係ないケガ」となっている(労使協定では、フットボールでのケガと私生活のケガは補償等において区別される)。どこがどの程度悪いのかはわからない。明日のヘッドコーチ会見で明らかになるはず。
- なお、シーズンに入るまではいつでも選手をPUPリストから出すことができる。逆に、キャンプイン時にPUPリストにいなかった選手を後からPUPリストに入れることはできない一方通行となっている。そのため、軽いケガであってもキャンプ初めから練習できないのであればPUPリストに入れる。
- マッカーシーHCは記者会見でかなり強い意気込みを述べている。
- キャンプ中の練習回数は27回で、昨年より1回多いとのこと。 「初めはインストールのフェーズであり、学習に重点が置かれるので、最初の10日間がもっとも重要だ」
- 「昨年はロックアウトのためオフシーズン練習がまったく行えず、そのぶんトレーニングキャンプではルーキーたちに切迫感があってよかった。率直に言って今年はその点で心配している。『大してハードじゃないな。プロの世界ってこんなものか』と思ってしまうことをね。だから、明日フィールドに出るときはそうさせないようにする」
- 「満足感、リラックス、快適さといったことはどれもトレーニングキャンプの要素としてふさわしくない。そうした気分が存在しないよう万全を期すつもりだ」
- 「トレーニングキャンプの開始を待ち望んでいた。私は(例年は長女のいるテキサスで休暇を過ごしていたが)今年はずっとグリーンベイに留まった。私としては、これほどよく準備のできたキャンプはこれまでなかった。オフィスで充実した時間を過ごしたよ。ずっとここにいて、球団全体の盛り上がりが感じられた」
- 「LTデレク・シェロッド(昨年12月にスネを骨折)があとどれぐらいで復帰できるかはわからない。春の間に後退があった」
- 「LTマーシャル・ニューハウスへの信頼は彼に会うたびに増している。彼の成長は、QBロジャースがよく信頼していることからもうかがえる。非常に頭のいい選手だ。もっとパワーをつけるため、努力を続ける必要がある」
- 「QBグレアム・ハレルの成長を実戦で見られることを期待している。彼のポケットでのプレーを見たい。ポケットにタフにとどまり、良いプレーを決めるのが見たい」
- 「(LTクリフトン、Cウェルズ、FSコリンズといった)非常に優秀な選手たちが退団した。しかしロッカールームでのリーダーシップは常に強化するよう努めている。リーダーシップはいくら多くてもいい。我々のチームには高いレベルのリーダーシップがほしい」
- 「目標はスーパーボウルを勝つことだ。15勝1敗という昨年の成績に関係なく、我々はもっと優秀なチームになれる。大事なのはポストシーズンだ」