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Notebook: テイルゲートツアー
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年5月17日
- Packers Tailgate Tour が火曜朝にランボーフィールドを出発した。パッカーズ選手・OBがバスでウィスコンシン各地(おもにグリーンベイから遠い地域)を巡ってファンとふれあう企画で、今年が第7回となる。
- 5日間それぞれの目的地(ラクロス、マディソン、ケノーシャ、シーダーバーグ、スタージョンベイ)で有料の大パーティを行う他にも、高校を訪れていじめの問題を取り上げたり退役軍人病院を慰問したりと、さまざまな活動をしている。(写真集1・2・3・4)
- 今年の参加者はマーフィ社長、WRネルソン、SSペプラー、Kクロスビー、元FBウィリアム・ヘンダーソン、元RGマルコ・リヴェラ、元Cラリー・マッカレン。バス(写真)の中で打ち合わせをする面々の写真はこちら。
- 先発の座が危ないのでは、という記者の質問にSSチャーリー・ペプラー。 「自分はまだスターターだと思っているけれど、ドラフトを見ても、『これはチームから信頼されてないな』 という感じはあるね。でもこれがNFLというものだ。常に(アップグレードのために)僕を別の選手で置き換えようとしてくる。でもそうされるのは選手もコーチもスタッフも同じことだ。特に気にしてはいないよ。とにかく自分を信じ続け、努力し続け、ハードに頑張り続ければ、自然とうまく行くものだ」
- WRドライバー退団の可能性についてWRジョーディ・ネルソン。 「彼は重要な存在だと思う。それに一緒にいて楽しいし。せっかく良い関係を築いてきたのだから、それが終わってほしくない。僕らは今年すでにチャド(LTクリフトン)とニック(FSコリンズ)がいなくなった。3人目になってほしくない」
- ランボーフィールドでスクリメージ練習やファン感謝イベントを行う "Packers Family Night" が、今年は8月3日(金)に開催されることになった。例年はキャンプインから1週間後、プレシーズン初戦の1週間前に行われてきたが、今年はプレシーズン初戦が木曜日。せっかくのイベントを木曜に行ったのではファンに気の毒なので、やむなく1日進めて金曜にしたのだろう。チケットは$10ドルで6月25日に発売が始まる。(要項はこちら)
- ランボーフィールド拡張工事(概要)は順調に進んでいる。あらたに取り換えられる北側の大型ビジョンは設置がほぼ完了し(写真)、南側の巨大スタンドは来年夏の完成に向けて骨組みがだんだん出来てきた(写真)。三菱製オーロラビジョンの画面はこれまでの4倍の大きさ。
- 薬物所持で禁固6年の判決を受けて服役していた元DEジョニー・ジョリーがわずか6か月で釈放が認められ、10年間の保護観察処分と200時間の公共奉仕を言い渡された。彼が申請したのは "shock probation" というもので、獄中でショックまたはトラウマを受けた受刑者が早期釈放を認められる仕組みが(驚いたことに)あるらしい。とはいえ、無期限出場停止処分となっている彼がNFLコミッショナーから復帰を許されるまでは遠い道のりで、パッカーズでプレーすることはもうないだろう、という見方は依然として強い。解雇したわけではないので保有権はパッカーズにある。
- ダンス・リアリティ番組 Dancing with the Stars に出演中のWRドナルド・ドライバーは第9週も勝ち残って最終週へ進んだ。今回は(来週はOTAが始まってしまうので)マッカーシーHC、QBロジャース、OLBマシューズたちが応援にかけつけた(写真1・2)。「審査員の厳しい判定を聞いたときのマッカーシーHCの渋面がまるで試合中の審判相手のよう」との声あり。3組が争う来週火曜の決勝では、ドライバー/ピータ・マーガトロイド組はサルサおよびフリースタイルの2つを踊るようだ。
- 昨日の記事の続きになるが、元パッカーズ先発MLBのジョージ・クーンスの寄稿したコラムもせめてリンクだけ紹介しておきたい。引退後に起こした自動車事故は事実上の自殺未遂であったこと、妻の励ましがターニングポイントとなって立ち直れたこと、才能(サイズを含む)が物を言うNBAと違い努力と献身で一流になれるNFLではそれだけアイデンティティ・クライシスが深刻になることなど、元選手ならではの感慨を率直に述べている。
- ウィスコンシン大ミルウォーキー校の体育局長を1年で辞任したジョージ・クーンスは現在博士号を目指している。元アスリートの問題を博士論文に書いてマーケット大に提出したその日、ジュニア・セアウが自殺したとのこと。