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Notebook: コリンズの決断はドラフト後に
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年4月21日
ここ2週間ほどのパッカーズの話題をまとめて。
- 月曜からオフシーズン・プログラムがスタートした。
- 以前は3月半ばから行うことができたが、新労使協定の規定により1か月短くなり、今年は4月16日からとなっている(詳しい規定はこちら)。"フェーズ1"の2週間はボールを使った練習ができず、筋トレだけ。コーチはトレーニングコーチしか参加できない。
- 注目すべきところではLTチャド・クリフトンがオフシーズン・プログラムに参加している。残留の可能性が高くなってきた。
- いっぽうWRドナルド・ドライバーは "Dancing With The Stars" で勝ち残っているためまだ合流していない。あれだけ厳しいダンスのトレーニングをしていれば、今の時期としてはまったく問題ないはず。
- FSニック・コリンズ(首)の代理人は、本人は決断に必要な医学的助言をまだすべて受け取っておらず、球団側との面談はドラフト後になるだろう、と語っている。昨年秋に首の手術(図解)を執刀したニューヨークの専門医の診断は先月受けたが、他のドクターも関わってくるとのこと。
- 地元紙記事を総合すると、執刀医をふくめた外部の専門医たちはこうした症例での現役続行に自信を持っている。
- しかし球団側はチームドクターを含めてかなり慎重。場所が場所だけに、何かあった場合のリスクが大きいからだ。セーフティというポジションはもっともリスクが高いのもたしか。たとえ半身不随にならなくても、首の可動域が永久に小さくなる(ある程度以上首を上げ下げできなくなる)といった前例もある。
- 現役続行を強く望むFSコリンズは、そうした見方を覆して球団側を説得するために、ポジティブな診断を複数集めているものと思われる。(Journal Sentinel紙によると5人の専門医)
- ドラフト前に結論が出ないのが残念なところ。テッド・トンプソンGMは、コリンズ問題はドラフト戦略に影響を与えない、とした上で、「早く決断することよりも正しい決断を下す方が大事だ」と語っている。今年のドラフトはセーフティがかなりの不作らしい。
- CBチャールズ・ウッドソンは4月半ばに$4ミリオンのロースターボーナスを受け取るはずだが、これまでのところ全く情報なし。ということは、球団側はおとなしくボーナスを支払ったということなのだろうか。ひそかに契約見直しを行った可能性はある。
- FAとなったRBライアン・グラントにはパッカーズしか興味を持っていないと見られていたが、このたびペイトリオッツを訪問。パッカーズはたとえ下位であってもRBをドラフト指名したら再契約を見送るのではないか。
- 今年のパッカーズはスローバック・ジャージを着用しないことが明らかになった。パッカーズは一昨年から2年間、1929年版のスローバック・ジャージを1試合ずつ着用した。NFLの規定により、第3ジャージのデザインは5年間変更できない。そのため、もし来年か再来年スローバック・ジャージを復活させる場合は、2010年・2011年と同じものを使わなければならない。
- 昨年始まった"Madden NFL"の表紙を選ぶファン投票において、QBアーロン・ロジャースは準決勝で敗退。おそらく「マデンの呪い」を恐れたパッカーズファンの大量投票により、WRカルヴィン・ジョンソン(DET)がめでたく決勝進出となった。