グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年3月24日

Cジェフ・サタデーが2年契約に合意

元コルツのCジェフ・サタデーがパッカーズとの2年契約に合意した。金額は不明だが、総額$7.5ミリオンから$8ミリオンの間、という噂が一部で流れている。先日FA移籍したCスコット・ウェルズの穴を埋めるため、パッカーズはサタデー1人に的を絞って交渉を続けていた。他にもタイタンズとブロンコスが強い興味を示していたが、こちらがそれだけ積極的なオファーしたということだろう。2000年代を代表するセンターの1人なので、ある程度の金額は致し方ないところ。

パッカーズが他球団の元プロボウラーを獲得するのは、2006年のCBチャールズ・ウッドソン以来じつに6年ぶり。引退に近い年齢の選手をFAで獲得するのは、トンプソンGM就任8年目でこれが初めてのことだ。自らの方針に逆らって異例の人事を敢行したのは、Cウェルズ退団の穴が大きいこと、いま優勝を狙える戦力であること、サタデー自身の衰えがまだ小さいこと、などが挙げられそうだ。センターの緊急補強が済んだことで、ドラフトではディフェンス強化に注力できる。

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Cジェフ・サタデー Jeff Saturday はジョージア州アトランタ出身の36歳。ノースカロライナ大ではFBウィリアム・ヘンダーソンの3年後輩にあたる。1998年ドラフト外でまずレイヴンズに入団、キャンプを待たずに解雇され、シーズン終了後にコルツへ。翌2000年からフルタイムのスターターに昇格し、それ以来欠場はわずか6試合しかない。過去7年間でフル出場が6回。

36歳9か月という年齢が心配なところだが、昨年のプレー内容は高く評価されている。いつ大きな衰えが来てもおかしくないとはいえ、1年か2年やってくれれば後継センターを育てる時間は稼げるだろう。Cウェルズとよく似た小兵ながら、体をうまく使って大型DTにも対処でき、笛が鳴るまでファイトし続けるタフなラインマン。スナップ前の分析力・判断力には定評があり、ノーハドルオフェンスの経験がNFL随一であるのも頼もしい。

プロボウル選出は2005、06、07、09、10年の5回で、オールプロの1stチームにも2回選ばれている。スーパーボウル出場2回、優勝1回。ProFootballFocus.comの2012年パスブロッキング評価では全センター中10位で、Cウェルズ(3位)との差はごくわずかなもの(プレッシャー回数はウェルズ9回、サタデー11回)。全盛期の力はないといっても、昨季コルツOL陣のベストプレーヤーと評価されている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player