グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年3月13日

キャップスペースは$7ミリオン弱

月曜にようやく発表があり、2012年度のサラリーキャップ枠は昨年とほぼ同じ$120.6ミリオンとなった。昨年締結された新労使協定で運用がやや柔軟になり、前年サラリーキャップに空きを残した球団は、簡単な手続きをするだけで前年のキャップスペースを翌年に繰り越せるように変更されている。

パッカーズは2011年に使い残した$5,283,109ドル分を2012年に繰り越し、それを加味した2012年のキャップスペースは$5,346,471ドルとなった。NFL32球団のうち23位とのこと。

その後NFLから新たな発表があり、キャップのなかった2010年の違反行為により、レッドスキンズから$36ミリオン、カウボーイズから$10ミリオン分をそれぞれのキャップスペースから没収することに。それだけでは選手側が損をすることになるので、計$48ミリオンを30球団で割った$1.6ミリオンずつが各球団のキャップスペースに再配分される。

上記の2つを合計し、今年のパッカーズはサラリーキャップに$6,946,471ドルの余裕がある。

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日本時間14日早朝にいよいよFA解禁となるが、パッカーズが積極補強に動く可能性は低いと見られている。もともとトンプソンGMはFA補強に熱心でないうえ、今後パッカーズは中核選手たちとの契約延長が目白押しだからだ。WRジェニングスが今年契約最終年を迎え、OLBマシューズ(2013年まで)やDE B.J.ラジ(2013年まで)とも早めに契約延長交渉を進めたい。QBロジャースは2014年まで契約が残っているものの、トップQBとしては破格の安値(今年のベースサラリーが$8ミリオン)で働いており、いつまでもこのまま放っておくわけにもいかないはず。

といったわけで、チームの将来的な安定を考えれば、目先のキャップスペースを使ってしまうわけにはいかないのが現状だ。LTクリフトンやWRドライバーのような高額ベテランを解雇または減俸したり、CBウッドソンなどの高額ロースターボーナスを組み替えるといった取り組みも必要かもしれない。

カテゴリ : Contract/Personnel