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Notebook: ボールセキュリティ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2012年1月13日
この日は強風のため屋内練習場での練習となった。そのかわりドアを開け放ち、気温は-2℃ほど。 「練習後半は換気ファンも回したのでかなり風があり、よい練習ができたと思う」とマッカーシーHC。
- この日も全員が練習参加。制限付きはWRランドール・コブ（鼠蹊部）とILBロバート・フランソワ（ハムストリング）だけだった。
- RBスタークス（足首）、WRジェニングス（ヒザ）、LTクリフトン（背中/ハムストリング）、RTブラガ（ヒザ）の4人はフル参加できている。
- ケガ人がいないことで、ゲームデイ・ロースター46人をめぐる争いが激しい。 「いくつもの競争が進行中だ。チームが健康だとこうなってくる。その前はケガ人が多く、残念なことに46人を選ぶのが容易だった」とマッカーシーHC。
- プロ2年目で躍進（16.5サック）したDEジェイソン・ピエール=ポールに老兵LTチャド・クリフトンがどう対処するかが大きなテーマ。 「身長に加えて腕も長く、きわめて高いモーターの持ち主だ。フィールドではとくに彼のエフォートが際立っているように見える。昨季から今季へと大きく成長した。今は最高のDEの1人だ」とキャンペンOLコーチ。
- ここ数年と同じく、パッカーズはギブアウェイ（失ったターンオーバー）が少ないことがオフェンスの大きな武器となっている。今季のギブアウェイ14回は49ersに次ぐNFL2位。ファンブルロスト6回も同じく49ersに次ぐ2位。
- ファンブルロスト6回のうち3回はWRコブのリターン（キックオフ1回、パント2回）が占めていて、1回はQBフリンが最終週にサックされてロストしたもの。
- 残る2回のファンブルロストは、RBスタークス（第3週CHI戦）とRBグラント（第5週ATL戦）が1回ずつあるだけで、ラッシングおよびレシービングでのファンブルロストは725プレー連続で起きていない。ロストしなかったファンブルはRBスタークスが1回、WRジョーンズが1回あるだけ。
- エドガー・ベネットは昨季までRBコーチとしてボールセキュリティ向上に大きな実績を残したが、WRコーチとなった今年はレシーバー陣のボールセキュリティが非常によくなった。昨季のWR陣はファンブル7回ロスト3回、今季のWR陣はファンブル1回ロスト0回。
- さらに立派なのは、QBロジャースが今季36回サック（多い方から6位タイ）されながらファンブルロストがゼロであること（ファンブル4回）。昨季もファンブル4回ロスト1回で、2年間でわずか1回しかロストしていない。前任者のファーヴはGB在籍中の年平均がファンブル9.2回ロスト4.0回だった。
- 「ボールハンドリングは常に最重要課題だが、寒い気候になるとさらに大きなチャレンジとなる。就任最初の2年間と違い、（屋外フィールドが整備されたため）寒い中で練習できることがチームにとって大きなプラスになっている。寒さの中ではボールの表面が変わってしまうし、とくにクォーターバックにとってはボールハンドリングが重要になる」とマッカーシーHC。
- 契約問題が進展していないことは心配していない、とTEジャーマイケル・フィンリー。 「いったんフィールドに出たら、他のすべてのことは後回しだよ。今は契約のことなんてどうでもいい。今の位置にいられる僕は幸運だ」
- 昨季はまともなリターナーなし（キックオフ26位、パント22位）で優勝を成し遂げたパッカーズだが、今年はWRランドール・コブが大きな武器となっている（キックオフ2位、パント7位）。寒さでキックオフが飛ばなくなれば、キックオフリターンの機会が増えてくる。
- WRコブについてマッカーシーHC。 「彼はプレイメーカーであり、私が就任して以来なかったような結果を出してくれている。彼は力強く縦に突っ込み、横に逃げて時間を無駄にしない。シーズンを通して規律がよくなり、ブロッキングスキームとの連携もよくなってきた。リターナーの能力だけじゃなく、ブロッキングユニットとの連携が重要だからね。その点でリターンユニット全体が大きく向上したと感じている」
- プレーオフを通じてのチームキャプテンは、QBロジャース、WRドライバー、CBウッドソン、ILBホーク、Kクロスビー、CBブッシュの6人（攻・守・STで2人ずつ）が選手投票によって選ばれ、キャプテンマークを着けることになった（写真）。シーズンを通してのキャプテンを置かないのがチームの伝統だが、プレーオフではNFLがそうせよと定めているため。QBロジャースとCBウッドソンとKクロスビーは3年連続。昨年のメンバーとはWRジェニングスとWRドライバーが入れ替わっただけだ。
- 週半ばに積雪があったため、恒例のファン公募雪かきが金曜朝10時から行われる。募集人員は450人で早い者勝ち。時給は昨年より$2ドル増えて$10ドル。シャベル等は支給される。不景気のため収入不足を補うためやってくる人も最近は多いが、記念のため小切手を換金せずとっておくファンも少なくないという。
- レイダーズのレジー・マッケンジー新GMによるヘッドコーチ探しのリストには、パッカーズのドム・ケイパースDCも含まれている、とNFL.comのジェイソン・ラ・カンフォラが伝えている。彼のHC経験は2回ともエクスパンション・チーム（パンサーズ1995-98、テキサンズ2002-05）。本人はも3回目のチャンスを求めているはずだが、現実には61歳という年齢（しかも通算勝率.375）が大きなネックになっている。
