グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2012年1月10日

フィルビンOCの息子が水死か

ジョー・フィルビンOCの次男マイケル(21歳)がオシュコシュ(地図)で日曜未明から行方不明となり、水難救助隊による捜索が行われた結果、月曜午後3時ごろになって川で遺体が発見された。警察からの正式発表はされていないが、遺体の身元はマイケル本人であるとすでに球団側には伝わっている。オシュコシュで捜索を見守っていた家族にとって最悪の結果となった。

30kmほど離れたリポンの町で大学に通うマイケルは土曜夕方からオシュコシュの友人たちを訪ねたが、午前2時頃を最後に行方が途絶えた。いっぽう午前2時半ごろ、男性が氷を破ってフォックス・リバー(地図)に落ち、助けを求めているのを聞いた、と近隣の会社員が通報し、マイケルとは別件扱いで捜索が進められていた。もしこれがマイケル本人であれば、不幸な事故死ということになる。警察も今のところ事件性はなかったものとみている。

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ジョー・フィルビンOCは現在50歳で、ダイアン夫人との間に5男1女(23歳から10歳まで)。2003年にアシスタントOLコーチとしてパッカーズに加わり、その後TEコーチ、OLコーチ、OCと着実にキャリアを積んできた。現在はドルフィンズでヘッドコーチ候補となっている。

この日のパッカーズでは3連休明けのミーティングが行われたが、フィルビンOCは当然欠席。まだマイケル捜索中に定例会見を行ったマッカーシーHCは「これまでになく沈んだ様子(記者談)」で、フットボール関連の質問がしづらい雰囲気だったようだ。 「フィルビン家はいまつらい時を過ごしている。我々の球団は家族第一のフィロソフィーであり、ジョーと家族を最大限サポートしていく。(-中略-) ジョーが抜けた場合のプランも用意している」

その後「遺体発見」の報が流れると、選手たちのロッカールーム・インタビューのセッションは中止が発表され、球団も地元メディアも悲しみに包まれた。つい先日父を亡くしたT.J.ラングは、「子どもとして、いつかは両親に別れを告げなくちゃいけないものだけど、親が子供に別れを言うなんてことはあっていいことじゃない」とコーチを気遣っている。

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コーチの息子の死といえば、2003年5月にレイ・シャーマンWRコーチ(当時)の息子レイJr.(14歳)が銃の事故で命を落とした悲しい事件があった。

カテゴリ : Coach/Front Office