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Notebook: CBアル・ハリスが引退
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年12月29日
この日の最高気温は-4℃ほど。屋内練習場のドアを開け放って練習が行われた。
- 脳震盪で2試合欠場のNTライアン・ピケットはようやく復帰許可が下り、練習に参加。 本人によると10月にも練習で脳震盪を起こしており、今回が2回目。近年厳しくなった脳震盪基準がなくてもシカゴ戦出場は無理だっただろう、と振り返っている。
- 予想されたRBスタークス(足首)、RTブラガ(ヒザ)のほか、WRコブ(鼠蹊部)、TEフィンリー(ヒザ)が練習を休んでいる。OLBマシューズ(足首)とCBウッドソン(ヒザ)は部分参加。
- TEジャーマイケル・フィンリーは左ヒザの痛みで練習を取りやめた。「練習開始直前のことで、私も詳しいことはわからない」とマッカーシーHCはちょっとムッとした様子。「KC戦で何度かヒザから落ちたことによる打撲で、たいしたことはないけど、ちょっと休ませる必要があった。コーチにはこれから説明をしないといけないだろうね」と本人。
- 練習復帰2週目のLTチャド・クリフトン(ハムストリング/背中)はほぼフル参加。1stチームでのプレーもあった。 「コンディショニングについては彼はとてもよくやっている。あとはフットボール上のテクニックで実戦のスピードを取り戻すことだ」とマッカーシーHC。
- RTブライアン・ブラガ(ヒザ)は復帰が近く、金曜にも練習参加できるかもしれない、とマッカーシーHC。
- 2試合欠場中のWRグレッグ・ジェニングス(ヒザ捻挫)はまだ練習に参加できないが、フィールド脇でランニング(直線のみ、カットせず)や各種ワークアウトに汗を流していた。
- ラン守備の核、NTライアン・ピケットが復帰できそうなことについてマッカーシーHC。 「彼はキャリアベストのシーズンを過ごしている。ラン守備とは、細かなことの積み重ねだ。先週はそれができなかった」
- 途中交代させられたことについてOLBエリック・ウォルデン。 「これは言い訳じゃない。ウィルス性胃腸炎で土曜の朝から日曜の夕方まで何も食べられず、体に力が入らなかった。Pedialyte(ポカリのようなものらしい)を飲んで脱水症状を避けるのが精いっぱいだった」
- プロボウルに7人が選ばれたことについてマッカーシーHC。 「彼らが選ばれたことを喜んでいる。とくにCウェルズ、FBクーン、DEラジの初プロボウル選出を見るのは嬉しい。あとは、みなプロボウルに出場しないことを願うのみだ」
- グリーンベイ・パッカーズの新株発行はすでに予定の25万株がほぼ売り切れ、3万株を追加発売することになった。計28万株が完売すれば総額$70ミリオンが集まることになり、現在進行中のランボーフィールド拡張工事(記事へ)の$143ミリオンの半分近くが調達できたことになる。
- 37歳のCBアル・ハリス(現STL)が引退を発表した。40歳まで現役を続けたいと希望していた彼だったが、2009年11月に左ヒザの前十字靭帯を断裂してしまい、翌2010年11月21日にパッカーズから解雇。その後ドルフィンズを経てラムズで代役スターターを務めたものの、先月13日のCLE戦で今度は右ヒザの前十字靭帯を断裂し、復活を断念せざるをえなくなった。スーパーボウルには出場できなかったが、パッカーズからはリングをプレゼントされた。今後はコーチの道に進む、と本人は強い決意を表明している。
- CBアル・ハリスはプロボウルに2回選出され、いずれパッカーズの殿堂入りするのは確実。われわれファンにとってもっとも思い出深いのは、2003年プレーオフのシーホークス戦、オーバータイムでサヨナラのINTリターンTDを決めたことだろう。(ビデオ)