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Packers 35 - 26 Buccaneers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年11月21日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Buccaneers (4-6) |
0 |
10 |
3 |
13 |
26 |
Packers (10-0) |
7 |
14 |
0 |
14 |
35 |
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薄曇りのランボーフィールドは気温0℃と今季一番の冷え込み。パッカーズはディフェンスがラン・パスとも苦しみ、頼みのオフェンスも中盤から不調に陥るが、第4Qに2つTDドライブを成功させてなんとか逃げ切り。1962年以来49年ぶりの開幕10連勝を達成し、昨季からの連勝を16に伸ばした。
パント場面でのラッキーな1stダウンから先制したパッカーズだが、第2QのRBルギャレット・ブラントの54ydsTDランからしだいに押され気味に。第3Qを無得点に抑えられ、第4Q序盤にはTDパスを許して2点差に詰め寄られる。FBクーンのTDランで突き放した直後にQBロジャースの珍しいインターセプトから再び2点差とされるが、WRネルソンに40ydsTDパスを通してようやく勝負あり。
唯一といっていいケガ人はRBジェームズ・スタークス。DEマイク・ニールが今季初出場を果たし、主にパスシチュエーションで出場した。Kメイソン・クロスビーは今季初のFG失敗があった。
第1Q
- TB陣23 : RBブラントのラン2回で3rdダウン7、WRパーカーへの20ydsパスが通って1stダウン。次の3rdダウン4はパス失敗でパント。
- GB陣12 : 投げ捨て、GBホールディング、WRジョーンズ落球、2連続TBオフサイドで3rdダウン6、WRドライバーへのパスは5ydsどまり。パンターのマステイがブロックされそうになり慌てて走ったら1stダウンに。3rdダウン5からWRネルソンに34ydsパスが通ってTB陣へ。RBスタークスへの7ydsパス、1ydsラン、WRネルソンへの6ydsパスでさらに1stダウン。RBグラントの3ydsラン、WRジェニングスへの4ydsパス、QBスクランブル6ydsでゴール前へ。QBスクランブル5ydsのあと、フルバックに入ったDEラジが1ydTDラン。
- TB陣19 : RBブラントのランが2回止まって3rdダウン11、WRベンへのパスは1ydロス。
- TB49陣 : RBスタークスのランが2回止まって第2Qへ。
第2Q
- 3rdダウン9、WRネルソンへの26ydsパス成功。RBスタークスへのスクリーンパス17ydsでゴール前05ydsに進み、TEクラブトリーに5ydsTDパス成功。
- TB陣18 : WRベンに28ydsパスのあと、RBブラントが54ydsTDラン。
- GB陣17 : WRネルソンへの12ydsパス、サック4yds、QBスクランブル7yds、TBオフサイドで3rdダウン2、TEフィンリー落球でパント。
- TB陣20 : サック3yds(OLBウォルデン)、RBブラントの5ydsランで3rdダウン8、両者反則のあと、TEウィンズロウへの13ydsパスで1stダウン。WRベンのエンドアラウンド9yds、RBブラントの6ydsラン、FBロリグへの5ydsパスでGB陣へ。RBブラントの15ydsランとWRマイク・ウィリアムズへの15ydsパスでゴール前10ydsへ。RBブラントの3ydsロス、パス失敗で3rdダウン13、RBランプキンへのスクリーンは8ydsどまり。23ydsFG成功で4点差に。
- サプライズオンサイドキックは10yds飛ばず失敗、TB陣38から。GBパスインターフェア、TEフィンリーへの30ydsパスでレッドゾーンへ。RBスタークスの2ydsラン、WRコブへの11ydsパスでゴール前05ydsへ。WRネルソンに5ydsTDパス成功。
- TB陣24 : 残り1分52秒。WRウィリアムズへの7ydsパス、TEウィンズロウへの9ydsパス、17ydsパス(TBタイムアウト#2)でGB陣へ。WRウィリアムズへのパスをCBトラモン・ウィリアムズがインターセプト。
- GB陣28 : QBスクランブル11yds、ロングパス失敗(TEフィンリー負傷)、WRジェニングスへの2ydsパスでハーフタイムへ。
第3Q
- GB陣06 : RBスタークスの3ydsラン、ロングパス失敗、WRドライバーへのショートパスが35ydsのゲインに。次の3rdダウン9はサックされてパント。
- TB陣29 : WRウィリアムズへの9ydsパス、RBブラントの4ydsランで1stダウン。RBブラントの1ydsロス、QBスクランブル5ydsで3rdダウン6、TEウィンズロウへの7ydsパスでGB陣へ。RBブラントの3ydsラン、WRウィリアムズへの21ydsパスでFG圏内へ。RBブラントの11ydsランのあと、TBパスインターフェアでTDパスは取り消しとなり、3rdダウン13のショートパスは通らず。32ydsFG成功で8点差に。
- GB陣20 : 連続パス失敗で3rdダウン10、WRドライバーへの19ydsパスで1stダウン。RBグラントの5ydsラン、RBスタークスの3ydsロス、パス失敗でパント。
- TB陣09 : WRウィリアムズへの18ydsパス、RBブラントの3ydsラン、TEウィンズロウへの37ydsパスで一気にFG圏内へ。RBブラントの2ydsランで最終Qへ。
第4Q
- TEウィンズロウへの15ydsパスでレッドゾーンへ。WRベンへのクイックスクリーン6yds、RBブラントのノーゲインで3rdダウン4、WRウィリアムズに9ydsTDパス成功。2ポイントコンバージョンはTEウィンズロウ落球で失敗し、2点差。
- GB陣15 : RBスタークスへの2ydsパス、4ydsパスで3rdダウン4、TBホールディングで1stダウン。RBスタークスへの12ydsパス、WRドライバーへの13ydsパスでTB陣へ。TBイリーガルコンタクト、RBスタークスへの11ydsパスでFG圏内へ。RBスタークスの6ydsラン、20ydsランでゴール前08ydsへ。GBフォルススタート、TBパスインターフェアで1stダウン。FBクーンが2ydsTDラン。
- TB陣30 : RBブラントの1ydラン、6ydsパスで3rdダウン3、パス失敗でパント。ビッグリターンでTB陣45へ。
- TB陣45 : WRジョーンズへのパスをCBマックにインターセプトされる。
- ハーフライン : WRブリスコーへの5ydsパス、TEウィンズロウへの6ydsパスで1stダウン。WRベンへの37ydsパスでゴール前02ydsに迫り、最後はWRブリスコーに2ydsTDパス成功。
- オンサイドキックは失敗でTB陣46: RBスタークスの6ydsラン、ノーゲイン(RBスタークス負傷)で3rdダウン4、WRネルソンに40ydsTDパス成功。
- TB陣31 : TEウィンズロウの弾いたパスをCBウィリアムズがインターセプトし、28ydsリターン。
- TB陣13 : RBグラントの3ydsランで2ミニッツ。TEクラブトリーへの0ydパス、FBクーンへの-1ydパスで1stダウンならず。29ydsFG失敗で9点差のまま。
- TB陣20 : TEウィンズロウへの18ydsパスのあと、サック(CBウッドソン)などで4thダウン15、TEウィンズロウへのパスは10ydsどまり。
- ニーダウンで試合終了。
Final Team Statistics |
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Packers |
Buccaneers |
Points |
35 |
26 |
Total Yards |
378yds |
455yds |
First Downs |
15回(ラン6・パス15・反則3) |
17回(ラン5・パス17・反則0) |
Rushing |
91yds (23回・平均4.0) |
121yds (20回・平均6.1) |
Passing |
299yds (23/34・3TD・1INT) |
342yds (28/38・2TD・2INT) |
Sacked |
2回12yds |
2回8yds |
3rd Down Efficiency |
7/12 (58%) |
5/11 (45%) |
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Turnovers |
1回 (INT1/FUM0) |
2回 (INT2/FUM0) |
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Field Position |
自陣39yds |
自陣25yds |
Punt |
3回54.3yds(ネット42.3yds) |
3回46.7yds(ネット23.7yds) |
Kickoff Return |
3回平均17.0yds |
6回平均25.3yds |
Punt Return |
2回平均34.5yds |
1回16yds |
Field Goals |
0/1 |
2/2 |
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Penalty |
5回37yds |
9回55yds |
Time of Possession |
28分39秒 |
31分21秒 |
- 3rdダウン成功率58%が最大の勝因か。相手パスカバレッジの反則でもらった1stダウンも多い。
- オフェンスの犯したターンオーバーはインターセプト1回。
- 第4Q残り5分55秒、QBロジャースが今季4回目のインターセプトを喫した。9点差に広げたうえWRコブのビッグリターンで敵陣45ydsのチャンス。WRジョーンズが相手CBにしっかりカバーされているところへ投げてしまった。
- ディフェンスの奪ったターンオーバーはインターセプト2回。
- 第2Q末、CBトラモン・ウィリアムズがインターセプト(ビデオ)。左に流れながら投げたQBフリーマンからWRマイク・ウィリアムズへのパスがややターンボールになり、CBウィリアムズが前に飛び込むチャンスができた。彼のインターセプトは3試合連続。
- 第4Q残り2分半、CBトラモン・ウィリアムズがこの日2つ目のインターセプト。TEウィンズロウへのパスが高く、指先で弾いたところにCBウィリアムズがいた。(ビデオ)
- 先発QBアーロン・ロジャースは23/34、299yds、3TD、1INTでレーティング112.3。
- ロジャースらしからぬコントロールミスや、レシーバーとの呼吸が合わなかったパスが多く、今季の彼としては不満の残る内容だった。
- QBスクランブルは4回29yds。被サックは2回12ydsのみだが、パスプロは決して良くはなく、早めのチェックダウンでかわすプレーも目立った。無用のヒットを減らすための方針かもしれない。
- 今季10試合すべてレーティング110超。
- チームラッシングは23回91yds(平均4.0)、2TD。
- 先発RBライアン・グラントは4回16yds(平均4.0)のみ。
- RBジェームズ・スタークスは11回38yds(平均3.5)。レシービングは6回53ydsと活躍。第4Qに好ゲインを連発したが、そこで右ヒザを負傷してしまった。
- FBジョン・クーンはゴール前で2ydsのTDラン。相手の出足が完全に遅れた。(ビデオ)
- 第1Q、ゴール前でDE B.J.ラジがフルバックに入り、クイックハンドオフを受けて1ydのTDラン成功(ビデオ)。キャリア初のラッシングTDなのは言うまでもない。
- 新人RBブランドン・セインは今回もスペシャルチームのみ。次戦は出番が来そう。
- WR/TE陣は以下のとおり。WRジェニングスとTEフィンリーの両エースが合わせて3回36ydsに抑えられながらこれだけ点が取れるのは、オフェンスの幅の広さ、層の厚さを示しているのだろう。
- WRグレッグ・ジェニングスは2回6ydsと完全に封じ込まれた。
- WRジョーディ・ネルソンは6回123yds、2TDの大活躍。第2Qの5ydsTDパスはクイックスラント(ビデオ)。第4QのTD(ビデオ)は3rdダウン4でロングを無警戒だった場面。スーパーボウルでのTDに似ている。
- WRドナルド・ドライバーは4回72ydsと今季ベストの活躍。大事な3rdダウンでの働きが光った。
- WRジェームズ・ジョーンズはパスキャッチなし。イージーな落球もあり。インターセプト後にタックルせず見送るのは以前にもあったミスだ。
- 新人WRランドール・コブは1回11ydsのみ。
- TEジャーマイケル・フィンリーは1回30yds。第2Qには長いパスを落球している。
- TEトム・クラブトリーは2回5yds。第2Qにはランブロックからパスコースに出てワイドオープンのタッチダウン。(ビデオ)
- 先発OL陣はLTニューハウス、LGラング、Cウェルズ、RGシットン、RTブラガ。
- 被サックは2回12yds。パスプロテクションは決してよくなかった。
- ランブロッキングも不振で、ロスタックルが多い。第4QはRBスタークスが20ydsランを出すなど、見所もあった。
- ディフェンスの陣容は以下のとおり。
- DEマイク・ニール(ヒザ)がついに今季初出場。昨季第5週WAS戦以来。ニッケルを中心に出場したが、あまりよいパスラッシュはなかった。
- 序盤でOLBマシューズがすこし痛んだせいか、OLB陣はローテーションが多かった。これまで左サイドばかりだった新人OLBヴィック・ソートが右サイドに入る場面も。
- パス守備はQBジョシュ・フリーマンを28/38、342yds、2TD、2INTのレーティング96.6。とくに後半は210ydsも投げられまくった。
- サックされにくいQBフリーマンとはいえ、ろくにプレッシャーをかけることができない。ランが止まらなくなってプレーアクションが効く悪循環に。
- パッカーズ守備のサックは2回8yds。第2QにOLBウォルデン、第4QにCBウッドソン。
- パスカバレッジではWRマイク・ウィリアムズ(7回83yds、1TD)とTEケレン・ウィンズロウ(9回132yds)相手に苦しんだ。大きなミスで一発ロングを許すのではなく、ミドルレンジのパスが止められない。
- 最も救われたのは、第4Q最初のTDパス成功後にTEウィンズロウが2ポイントコンバージョンのパスを落球してくれたこと(ビデオ)。これがなかったら終盤はずっと大変だった。
- ラン守備は20回121yds(平均6.1)、1TDの不振。
- 先発RBルギャレット・ブラントは18回107yds(平均5.9)。1ポゼッション差の時間が長かったら、どれだけ走られたかわからない。
- 第2Qの54ydsTDランはキャリア最長らしい(ビデオ)。ILBビショップ、FSバーネット、CBウィリアムズ、CBシールズ、ILBホーク、OLBウォルデンの6人がミスタックル。えらかったのはRBブラントにボールを投げ返したスタンドのファンだけ。(写真)
- 反則は5回37yds。バッカニアーズの反則は9回55yds。パスカバレッジでの反則に助けられた。
- 第1Q、RGシットンがホールディング。
- 第2Q、CBトラモン・ウィリアムズがラフィングザパサー。投げ終わったあと、明らかにタイミングの遅いヒットだった。相手ホールディングとのオフセットに。
- 第2Q、TEフィンリーがパスインターフェア。直後に30ydsパスをキャッチして汚名返上している。
- 第3Q、キックオフリターン中にTEテイラーがイリーガルブロック。
- 第4Q、RGシットンがフォルススタート。
- 第4Q、パントリターン中にWRジョーンズがイリーガルブロック。
- キックオフリターンはWRランドール・コブが3回平均17.0ydsと不振。ファンブルこそないが、第3Qにはまたもキャッチミスがあった。今度も目を切るのが早い。
- パントリターンはWRランドール・コブが2回平均34.5yds。第4Qの55ydsリターンは見事だった。
- Pティム・マステイのパントは3回平均54.3yds、ネット平均42.3yds。4試合連続でネット平均が40ydsを超えている。
- 最初のシリーズ、Pティム・マステイがパントを蹴ろうとしたらすでに相手が目の前にいて、慌ててよけて走ったら1stダウンに。その間に2回ファンブルしている(ビデオ)。明らかにブロッキングのミスだが非常にラッキーで、先制TDにつながった。
- Kメイソン・クロスビーは29ydsの簡単なFGを右ポストに当てて失敗。今季初めてのミスとなった。
- キックオフカバレッジはWRストローターをなかなか倒せず、6回平均25.3ydsと今ひとつの出来。パントカバレッジは1回16ydsのみ。
- 二度の相手オンサイドキック失敗に救われた。とくに第2Q残り4分弱のサプライズ・オンサイドキックは際どかった。ボールは10yds飛んでいないので放っておけばいい理屈だが、ILB D.J.スミスが手を出してしまい、その後に相手方に抑えられてTBボールの判定に。チャレンジで「TBのキッカーが最初に触れていた」と確認され、反則扱いでぶじGBボールとなった。(写真)
- ケガ人は以下のとおり。
- 最初のシリーズでOLBマシューズが負傷。首から肩にしびれが走ったか。次のシリーズから復帰。
- 第2Q末、TEフィンリーがヒジを少し痛めたが、すぐに復帰。
- 第4Q残り3分半、RBスタークスが右ヒザを負傷。重そうに見える。試合後の会見でマッカーシーHCは「ヒザの捻挫」と表現しているが、詳しい検査待ち。
- WRジェニングスはスネの打撲。大したことはないとのこと。
- アクティブ登録から外れたのはTEウィリアムズ、LTクリフトン(ハムストリング)、G/Tドミンゲス、OLBゾンボ(ハムストリング)、OLBラティモア、ILBフランソワ、CBハウス。
- WRドナルド・ドライバーはヤード・フロム・スクリメージ(つまりパスキャッチとランを合わせた数字)が10,000ydsを突破。10,065ydsはRBアーマン・グリーンの11,048ydsに次ぐ球団史上2位の記録。
- ゲームキャプテンはWRネルソン、ILBホーク、CBブッシュの3人。(写真)
- 今回はウィスコンシン大のマーチング・バンドが応援に(写真)。後半にはスタンドでも小グループが演奏し(写真)、カレッジっぽい雰囲気だった。