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Notebook: OLBマシューズの真価
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年11月 4日
この日は今週2回目のフルパッド練習。新労使協定での練習制限(記事へ)により、週に2回フルパッド練習が行えるのはシーズン1回だけとなっている。
- この日も、休んだのはLTクリフトン(ハムストリング)とDEニール(ヒザ)だけ。
- 体調上向きのOLBクレイ・マシューズについてマッカーシーHC。 「彼にとってミネソタ戦は開幕以来もっとも体調がよかったが、バイウィークのおかげでさらによくなっている」
- 開幕戦で肩を負傷したCBトラモン・ウィリアムズは打撲だけでなく神経にもかなりのダメージがあったとのこと。一般に神経のダメージは回復まで数か月またはそれ以上かかることも多く、今季いっぱいは影響が残るかもしれない。 「でもプレーに関しては峠を越えたし、もう何の制限もないよ。相手レシーバーにジャムもできるし、自分のプレーはできる。プレー中の痛みはもう大したことない」
- FSモーガン・バーネット(手の骨折)はあと数週はギプスが必要だが、これからはだんだん小さくしていけるとのこと。 「バイウィークがすごくよかった。ヒットすることなく休ませることができ、腫れも引いてきた」
- FSニック・コリンズはようやく首のブレースがとれた。インジャリーリザーブ入りした選手はグリーンベイを離れて暮らすことも多いが、彼は毎日ランボーフィールドにやってきて、今後の遠征にもすべて帯同する予定だという。 「全ミーティングや全練習に顔を出しているわけじゃないけどね。他の選手たちの邪魔をしたくないし。でもアドバイスが必要な時は、僕がここにいる。それが今の役目だ。サイドラインでフォーメーションを見て、彼らにちょっとした助言ができる。チームのプラスになっていると思う」
- リサーチ担当スタッフから聞いたスタッツによれば、バイウィーク明けのオフェンスはスロースタートが多い、とマッカーシーHC。 「我々はそのことを非常に注意し、今週は重点を置いている。ただ、スタートをよくする以上に、力強い終わり方をすることが大事だ」
- プロ2年目のTEアンドリュー・クウォレスはパスキャッチこそ1回21ydsに留まっているが、ブロッキングの進歩は特筆に値する。 「これまでの人生、僕はほとんどベンチにいたことがなかった。今は裏方の役割になり、おかげで人間として強くなれてると思う。フィールドでの能力にはすごく自信を持ってるから、やる気を失わず頑張り続けられる。(MIN戦でDEジャレッド・アレンをアオテンしたことは)試合を通してアレンに影響したと思う。あのプレーのあと、彼はどのタイトエンドにマッチアップされても心配していた」
- 不振のラン守備についてNTライアン・ピケット。 「ギャップ・コントロールのしっかりしたディフェンスをしないと。リーグ最高のRB2人を相手にしたことは言い訳にはならない。先週だって、僕らはほとんど正しいポジションにいた。RBピーターソンのビッグランのうち、1回はたしかにポジショニングが拙かったけど、あと2回はこっちがホールで彼にかわされたんだ。しっかりタックルし、ギャングタックルまで持っていくようにしないといけない」
- サック数ばかり言われることについてOLBクレイ・マシューズ。 「メディアのみなさんがぜんぶ同じだとは言わないよ(笑)。でもその話にうんざりしてるのはたしかだ。リーグを見渡した時、とくにDE/OLBでは、『彼のサック数はいくつだ?』って話ばかり。それだけでは測れないんだよ。スポーツ・イラストレイテッド(後述)が言ってくれたようにプレッシャー31回とか、そういうことだ。もちろんあと数個サックが多ければ嬉しい。世間の多くは僕のプレーをそこで判断するわけだから。でも一番大事な人たち、このディフェンスを動かす人たちは、僕の能力や過去7戦の働きをよく理解してくれてる。コンスタントにプレッシャーをかけ、ランを止め、自分の役割をしっかりこなす。自分は高いレベルでプレーしてきたと僕は信じてる」
- Sports Illustratedのピーター・キングの選ぶ私的なミッドシーズン・オールプロに、QBロジャース(MVPも)、Cウェルズ、OLBマシューズの3人が選ばれた(リスト)。プロボウルと違ってオールプロは人数が少ないので価値が高い。OLBマシューズについて、「サック数というものが過大評価されている見本のような選手。QBヒット&プレッシャーが31回はNFL最多」と嬉しい評がついている。
- QBアーロン・ロジャースが10月のNFCオフェンス部門のPlayer of the Monthに選ばれた。9月に続いて2か月連続通算4回目、昨季12月と合わせると3か月連続の受賞となる。NFL史上、3か月連続受賞は元ライオンズのRBバリー・サンダース(1997年10月-12月)とロジャースだけ。
- ときどきブラックアウトの危機が訪れるサンディエゴだが、今週は人気のパッカーズ戦とあって今季最多の観客動員を見込んでいるらしい。パッカーズにはカリフォルニア出身の選手が7人いるが、みな親族・友人のためのチケット確保に苦しんでいる。 「ファミリーの数人に、チケットが手に入らなかったと伝えなきゃならなかった。(故郷サンノゼから)たくさん車で来てくれるのに」とWRジョーンズ。