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Packers - Rams Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月18日
- マイク・マッカーシーHC。 「あれがアーロン・ロジャース。彼が非常にしっかりとゲームを進めてくれた」
- 後半のオフェンス不振についてマッカーシーHC。 「自分たちの反省材料について、私は完璧に把握しているつもりだ。しかし私の知るかぎり、我々は3タッチダウン差で勝った。これはかなりの勝利だ。オフェンスは後半に得点を挙げられなかったので、明日はすべてを見直して、そこから学んでいく」
- 14.5点のフェイバリットと、圧倒的有利のラスベガス予想についてLTマーシャル・ニューハウス。 「若く未熟なチームだったら、準備不足で勝利を危うくすることもあったかもしれない。でもそうじゃなかったし、けっして相手を軽く見ることはなかった。僕らは毎週、最高のチームを相手にするつもりで取り組んでる。コーチ・マッカーシーやベテランたちがいるから、そういう罠に陥ることはない」
- ILBデズモンド・ビショップ。 「パワーランキングを見ればNo.1になってる。でもそんなのは意味がないと僕らはよくわかってるんだ。プレーオフ初戦で負けたら、そこまでの業績なんてすべてふいになってしまうんだから。6勝0敗でこの位置にいられるのはエキサイティングだけど、じっさい僕らはポテンシャルをすべて出し切れていない」
- 記者たちによると、試合後のロッカールームはフラストレーションが感じられたとのこと。 「後半無得点なんて受け入れられない」とRTブライアン・ブラガ。FBジョン・クーンは、「すごくいいスタートを切って大量リードを奪ったのに、後半になるとミスが出始めた。21点差で勝ったのはいいことだし、僕らがあまりへこむことはないよ」
- パッカーズは昨季第16週から12連勝となり、ロンバルディHC時代の1961-62年に並ぶ球団最長記録タイとなった。
- ILBデズモンド・ビショップ。 「後になって、『オレ達は特別なことを成し遂げたんだ』 と振り返るような、そんな事柄だよ。でも今はいっときのことに過ぎない」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「ロンバルディといえばフットボールの顔みたいなものだからね。彼の業績に並ぶことができたら、それは僕らが良い仕事をしたということだ。今後も向上を続けてロンバルディのようにチャンピオンシップを手に入れたい」
- CBチャールズ・ウッドソン。 「もう1つロンバルディ・トロフィを手に入れるまでは、連勝のことなど話しても意味がない。彼らは連覇を達成したんだし、僕らは今季の優勝を手に入れなければ比べても意味がない。まだ達成しなきゃならないことが山ほどある」
- ランボーフィールド内、とくに選手スペースの壁には球団の歴史を強調する展示が多く(写真1・写真2・写真3)、選手たちはそれに取り囲まれて暮らしている。 「入団すると、真っ先に目に飛び込んで来るよ。僕らはそれに取り囲まれ、逃れることはできない。それはいいことだと思ってる。自分たちも勝者になり、伝統の一部を形作るのだという心構えができる」とTEトム・クラブトリー。
- 第2Q最初のWRジェームズ・ジョーンズへの35ydsTDパスは、珍しい左へのブーツレグからのロングパス(ビデオ)。 「まずフラットの選手(右から来たTEクラブトリー)を探すプレーアクション・パスだよ。そこでジェームズ(WRジョーンズ)がフリーになりつつあるのが見えたので・・・。あれを投げたのは6年ぶりぐらいじゃないかな。決まって良かったよ。あの風の中で捕るのは難しいけど、フリーになって上手くボディ・キャッチしてくれた」とQBロジャース。
- Journal Sentinel紙のPlay of the Game図解もWRジョーンズへのTDパス。RBスタークスの15ydsランが出た直後で、いかにもプレーアクションが効果的な場面。こちらはダブルTEを両サイドに付けた1バック隊形、ラムズは両セーフティが深く下がったカバー2で、アウトサイドの両CBはプレス・カバレッジ。右へのランフェイクにLBが3人とも反応した間にQBロジャースは左へロール。完璧なプロテクションで時間を稼ぎ、WRジョーンズはポスト・ルートへ。FSマイケルは”Go”ルートを走るWRジェニングス側をヘルプ。CBキングはWRジョーンズのアウトサイド側についていたが、インサイド側をヘルプするはずのSSクレイグ・ダールが転んでしまい、CB1人で後を追う形に。
- WRジョーディ・ネルソンへの93ydsTDパスは、QBロジャースのパンプフェイク、WRネルソンのダブルムーヴが完璧に決まった。 「アーロンはアル(CBハリス)にダブルムーヴを仕掛けたがっていた。アルのプレーぶりを僕らはよく知っているからね。彼はアグレッシブなコーナーだ。スラントに見せかけるために一歩遅らせて、彼はそれに食いついた。アーロンがボールを浮かせ、キャッチ後は2人の間を割ってエンドゾーンまで行けた」とWRネルソン。
- WRとしてはけっして足の速くないネルソンだが、80yds以上のロングパスキャッチが今季すでに2回目(キャリア3回目)。413ydsレセプションはNFL15位。
- WRグレッグ・ジェニングス。 「先日アーロンと話し合ったばっかりだ。僕が落球するのは彼がインターセプトを投げたのと同じような気分だと。それが今度は僕の落球がインターセプトになってしまったんだから、まさにダブル・ショックだよ」
- レシーバー陣を責める気はないとQBアーロン・ロジャース。 「苛立たしくはあるけど、あまり言えることはないんだ。つまりね、ジョーディの(落球)は捕るのが難しいボールだ。風の中ではしっかりスパイラルをかけないとボールが流れてしまう。D.J.(ウィリアムズ)へのボールは、体の正面に投げたつもりがスクリューボールのように右に流れてしまった。グレッグのも、強風の中であんなのを捕るのは難しい。彼らが決めてくれたプレーを僕は誇りに思っているし、彼らは捕れなかったボールを悔しく思っているだろう」
- QBロジャースのフットワークが遺憾なく発揮されたのがこのプレー。
- 両RBとも平均4.0yds未満に留まったのは2試合連続。パスプロと比べてランブロッキングの出来がかなり悪く、後半無得点の原因となった。
- 左ヒザを保護するブレースを着けてプレーしたRTブライアン・ブラガ。 「大学時代にもそうしていたし、ブレースが邪魔になることはなかった。いい感じでできたよ。ケガする前と変わらない」
- 3失点に抑えたディフェンスについてCBトラモン・ウィリアムズ。 「ヤードは許したけど、僕らがずっと続けているディフェンスができた。 『曲がっても折れない』 というね。流れ次第で、こんな展開になることもあるものだ。得点差があまりに開くと、こちらはビッグプレーだけを警戒し、多少のゲインは許していた。その結果なんだ」
- インターセプト後のCBサム・シールズの負傷(ビデオ)についてCBトラモン・ウィリアムズは、「ときには痛い思いをして学ばなきゃいけないこともある。来週出場できればとみんな願ってる」と語っている。いまは脳震盪判定が厳しいので、本人が平気だと言っても来週出られる保証はない。
- 一発リターンを狙ったCBシールズの判断は責められない、とCBジャレット・ブッシュ。 「DBにそれをするなというのは無理だよ。僕でも”ウッド”(CBウッドソン)でも他のDBたちでもね。ほんの少しの穴さえあれば、NFL史上最高のビッグプレーにできるかもしれないんだから。彼とは試合後も話をしたし、きっと大丈夫だよ」
- NTハワード・グリーンは最初の5試合で計30スナップだったが、今回は10スナップも出場し、2タックルを記録。NTピケット、DEラジと彼が並ぶ超重量DLも何度かあった。
- 仮に第4Qのサックを除いたとしてもOLBクレイ・マシューズはインパクト十分のプレー内容。 QBをハードヒットしたのが3回あり、QBブラッドフォードは試合後にX線検査を受けていた模様。パスを叩き落としたのが3回、ホールディングの反則を引き出したのが1回。Journal Sentinel紙もPlayer of the Gameに彼を選んでいる。 「ウチは3サック止まりだったけど、それはゲームの実情を示してない。今季全体と同様にね。こちらはかなりよいヒットを浴びせ、QBが影響を受けてるのは感じられた」
- サック後にOLBマシューズは、両腕のホコリを払うしぐさをしてからいつもの”プレデター”のポーズ。 「あれはメディアのみなさんのためのものだよ。両腕のホコリを払って、(まだ1サックだとうるさかった)みんなを喜ばせようと思って。僕は自分の仕事をちゃんとしてる。プレッシャーをかけろと言われればかけているし、サックはいずれやってくる」
- 肩甲骨骨折が治って今季初出場のOLBフランク・ゾンボ。 「復帰できて気分がよかった。多少勘が鈍ってたけど、終わりに近づくにつれ自分のプレーができてきて、いいラッシュが何度かできた。身体的には申し分ない」
- ドラえもん状態で出場のFSモーガン・バーネット(写真)。 「最初のミスタックルはギプスとはあまり関係ないよ。アドレナリンが出てくれば手のことなど考えている暇もない。たしかに手でつかんだりボールをキャッチする能力に影響はあるよ。でもフィールドでの感じはよかった。アドレナリンのせいかもしれないけど。ギプスが骨折箇所を守ってくれるし、手の感じはいい」
- 第2週に首を負傷して以来初めてFSニック・コリンズがサイドラインに戻ってきた(写真)。 「彼は第三の目だ。コーチとは別に、僕らをコーチしてくれてる。僕らとは違った見方をして、ちょっとしたアドバイスをくれる。戻ってくれて嬉しいよ」とSSチャーリー・ペプラー。
- 中指を立てたことについてILB A.J.ホーク。 「これはチームメイト数人と繰り返してるちょっとしたネタなんだ。相手への怒りとか悪意とかでは全くない。単なるジョークであって、ゲームでの勢いでやってしまった。子供が見てしまったのなら心から謝罪したい。僕にも娘がいるし、あんなものは見せたくない。たちの悪いジョークだった。二度とやらない」
- 古巣との対戦を終えたラムズのCBアル・ハリスは南側エンドゾーン席のスタンディングオベーションに応えながらフィールドを後にした。 「(負けたがよく健闘した、などという)精神的勝利なんてものはないよ。僕らはいくつもカバレッジを失敗して失点を重ねた。あのようなチーム相手にそんなことをしていてはダメだ。アーロンは必ず穴を見つけ、オープンの選手を見つける」
- 今季10回すべて成功のKメイソン・クロスビー。 「ランボーフィールドでFGを蹴るのは今季これが初めてだったんだよ。ホームでわずか1回なんて奇妙だけど、ウチはオフェンスがタッチダウンを決めて得点してしまうからね。その方が大事だ。強い風の影響? たしかに難しい日だった。西風(画面の手前から奥へ)なんだけど、ちょっと巻いていたし。風の読みを信じて蹴っただけ。ウォームアップの出来がよかったんだ。風にも揺れ幅があるから、あまり深読みしすぎてもいけない」
- パッカーズがヤーデージで相手を下回りながら勝ったのは今季3試合目。
- ゲーム開始までのスタジアムの様子をまとめた"Sights & Sounds"。
- 試合後のインタビューを短くまとめた”Locker room sound bites”。 WRドライバーのロッカーが家族の写真でいっぱいになっているところが面白い。
- アル・デイヴィスが死去したレイダーズは新GM探しに乗り出している。ESPNによると、オーナー側はアドバイザー役を集めて選考委員会を作り、そこにはロン・ウルフ元GM(アル・デイヴィスの弟子にあたる)も含まれている。その委員会はパッカーズのレジー・マッケンジー人事部長を推薦したとのこと。言うまでもなく、ウルフの弟子の1人だ。