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Packers - Falcons Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年10月11日
LTクリフトンのケガ情報だけは月曜ヘッドコーチ会見のもので、それ以外はゲーム直後のもの。
- LTチャド・クリフトンについてマッカーシーHCは「ハムストリングの大きなケガ」と表現し、当分欠場するのが確実となった。「詳しいことがわかるまでに2週間ほどかかる。ハムストリングのケガはトリッキーで、予想が難しい。ただスキャンをすればわかるものではない」とのこと。
- 試合後半の巻き返しについてQBアーロン・ロジャース。 「自信によるところが大きいと思う。僕らは必要なアジャストをし、後半は勢いに乗った。僕らにはときどき火花が必要で、今回それは56ydsのフィールドゴールだった。その後ディフェンスがすごくよくなって相手にパントを蹴らせ、1つのビッグプレー(WRジョーンズへの70ydsTDパス)でモメンタムをつかむことができた」
- WRドナルド・ドライバー。 「アーロンはよかった。どんな環境でも彼はよいプレーができる。『落ち着きを失わなければ僕らは大丈夫だ』 と彼は言っていた。1stダウンを1つずつだと。最後まで厳しい戦いになると覚悟していたし、これからもアップダウンはあるはずだ。グリーンベイを倒すのに必要なもの? 僕ら(の自滅)だけだ」
- ILB A.J.ホーク。 「振り返ってみると、今年のゲームの中でもダントツで最高の勝利だと思う。序盤はかなりの困難に直面し、あっという間に0-14になった。ディフェンスはいいプレーができていなかった。でも僕らはその嵐をしのぎ、盛り返すことができた。むこうは最初にラン攻撃を確立しようとするのは分かっていた。フィジカルにこちらを圧倒しようと。あちらは波に乗り、第1Qは苦しかった。でもいったんアジャストメントができてしまうと、むこうのランにも対応できた」
- LTクリフトン(ハムストリング)の負傷退場でLTマーシャル・ニューハウス/RTデレク・シェロッドの若手コンビ。とくにLTニューハウスのプレーぶりは立派だった。2人とも練習では必ず左右両方をプレーしていたとのこと。
- マッカーシーHC。 「マーシャルとデレクはどれだけ褒めても足りない。明日テープを見直せば、彼らのプレーぶりをみな誇りに思うことだろう。(OTが両方代役になっても)我々はいつもどおりのオフェンスができたのだから。ウチは後半を通してオープン・エッジ(TEをつけずDEと1on1でパスプロすること?)でプレーした。これは彼らの仕事ぶりを示すものであり、アーロン・ロジャースからの信頼ぶりを示す証拠でもある。彼らのおかげでゲームプランを変えずにアグレッシブに攻めることができた」
- 試合中に左右サイドを切り替えるの難しいのに、見事な働きを見せたマーシャル・ニューハウス。「簡単ではないけど、僕にできないようなことはチームがさせないだろうと思ったしね。入団した時、僕はチームの勝利のため何でもやると言った。それは本心だ。今後も続けていけたらと思う」 「もちろんチャドが負傷するのを見るのはつらかった。チームメイトであり友人である彼が倒れるのを見るのはね。でも大事なのは僕らが穴を埋めて前に進んでいくことだ。代役が穴を埋め、頑張っていかないと。ただそのポジションに入るだけじゃなく、いいプレーをして勝利に貢献することを期待されてるから」
- 1巡指名OTデレク・シェロッドは経験不足の右タックルをプレー。 「まったく緊張はなかった。左右どちらのタックルも練習して慣れているし、このチームメイトとなら安心してプレーできる。このチームはお互いにハードに頑張っているから、仕事が楽だ。僕はリラックスしたタイプだけど、すごく興奮してる。素晴らしい勝利だ」
- QBロジャース。 「彼らのことを誇りに思っている。僕らはみんなそれぞれミスをした。でもデレクは途中出場でよい仕事をした。マーシャルも(大役の)左タックルに回ってしっかりやった。仲間を、そして逆境での自分たちの戦いぶりを誇りに思うようなゲームだった」
- 来週こそ復帰できるとRTブライアン・ブラガ。 「明日また検査を受けるよ。状況は上向いていて、見通しは明るい」
- WRジェームズ・ジョーンズは自己最高の140ydsを稼いだ。プレーオフを含めると100yds超は16試合ぶり。 「自分もよいプレーをして勝利に貢献できてうれしい。レシーバーとしてはいつでもボールをキャッチしたいけど、ウチはあまりにも武器が多いし、大事なのは勝つことだとみんな理解してる。結局そこが大事だ。いくら自分がよくてもチームが勝たなきゃ意味がない」
- 彼らしからぬ落球が3回あったTEジャーマイケル・フィンリー。 「1つミスをしては、次のプレーで取り返した。その繰り返しで、アップダウンの大きいゲームだった。これからキャッチングの細部を見直して立て直すことが大事だ。あんな失敗ばかりしていたら、引っ込められてしまいかねないから。でも何とか最後まで頑張って5勝0敗にできた。あのプレー(第4Qの24ydsキャッチ)は3rdダウンで、『お前が必要だ』 とA-Rodに言われ、それに応えることができた」
- RBライアン・グラント。 「体調はいいよ。あちこち痛いけど大丈夫。今日は苦しいゲームだったけど盛り返せた。僕らはファイターの集団だ。このチームはファイトし続ける。けっしてクリーンな(ミスのないという意味)ゲームではなかったけど、勝利をものにすることができた。2年1か月ぶりのファンブル? また連続記録を始めないとね」
- ディフェンスの健闘についてマッカーシーHC。 「今日はディフェンスが進歩した、それは明らかだ。第1Qにはアトランタの最高のパンチを喰らいながら、その後はシャットアウト。素晴らしい仕事だった」
- 14失点とその後の立て直しについてCBチャールズ・ウッドソン。 「その違い? 僕らはタックリングがよくなった。アサインメントミスをしなくなった。アグレッシブにプレーした。フットボールというゲームは本当はシンプルで、基本的なことをしっかりやることだ。序盤はタックルをミスし、アサインメントをミスした。僕自身もエンドゾーンでWRロディ・ホワイトに目の前を横切らせてしまった。そういった細かいミスが序盤は多かった」
- CBトラモン・ウィリアムズ。 「(最初の2シリーズは)むこうは手札をすべて使ってきた。出だしでリードを奪おうとし、それに成功した。僕らはサイドラインに戻り、自信や落ち着きを失わないようにした。それで第1Q以降は相手を完全に止めることができた」
- CBトラモン・ウィリアムズは肩がしだいに回復し、先週と比べると相手とのクッションが小さくなった。チャレンジでパス失敗に変更された第4Q初めのWRダグラスへの21ydsパスも見事なプレー。
- CBサム・シールズも今季最高のプレー。新人WRフリオ・ジョーンズとマッチアップすることが多かったが、相手が第4Q途中で退場するまでパスキャッチ1回16ydsに抑えた。ブリッツでプレッシャーをかけられたのも、彼とCBウィリアムズが1on1で両WRをコントロール(合わせて7回66yds)できたおかげ。
- ホイッスル後のヒットやローブロックなど、ファルコンズのプレーが汚いと何人もの選手が不満を述べている。
- NTライアン・ピケット。 「不必要なことだ。連中はあれが”フィジカルなプレー”だと言うが、ホイッスルが鳴った後なんだよ。フィジカルって問題じゃない。テープを見ればホイッスル後のヒットが分かるよ。パイルでは常に周囲に目を光らせないと」 「今日は(プレーオフの雪辱戦とあって)彼らにとってのスーパーボウルだった。彼らは僕らをすごく嫌ってる。プレー終了後にヒットしてきたり、ダーティなプレーがいろいろあった。でもこちらは落ち着きを保った」
- 昨季の経験から、DE B.J.ラジはゲーム前からファルコンズのやり方に不満を述べていた。 「偉大なチームはファルコンズのように小汚いことはしないものだ。僕たちはチャンピオンであり、そのようにプレーする。彼らの挑発に乗らずにね。あの連中はホイッスルが鳴った後もプレーするようにコーチされてるんだ。いったい何がしたいのかわからないよ。才能の欠如だと僕は思うけどね。でも僕らはああいったことを心配していなかった。ただ自分たちのプレーをしただけ」
- つい相手の挑発に乗ってアンネセサリーラフネスを取られたILB A.J.ホーク。 「ホイッスル後に背中を突かれたので反応したら、相手が(勝手に)地面に倒れた。僕はそんなに力強くないよ。あれぐらい強かったらいいんだけど」
- 球団記録タイの56ydsFG成功についてKメイソン・クロスビーは、「蹴った瞬間からいい感じだった。蹴ってすぐ振り向いてセレブレーションできるような1本だった。屋内だから(風に流されず)まっすぐ飛んでくれるし」と振り返っている。試合前のウォームアップでは60ydsを2回決めたので、敵陣40ydsまで進めば蹴れる、とコーチに伝えておいたのだという。 「毎試合それをやるんだ。でも現実にはこんなチャンスはそう来ない。今日はそれに近い数字が出せた。最高だよ」
- Kクロスビーはキックオフ7回のうちタッチバックが6回。 「今回はその点でも前進があった。すごくよくボールをヒットでき、まったく望んだとおりの蹴り方ができた。ボールの飛び方に満足しているし、この調子を来週にも持ち越したい」
- 開幕5連勝は球団史上7回目。過去6回はすべてNFL制覇を果たしている。(1929、30、31、44、62、65)
- 球団史上、ゲーム前半に3回しかオフェンスシリーズがなかったのは1954年以来わずか5回目。
- QBアーロン・ロジャースの記録について。
- WRジョーンズへの70ydsTDパスで通算100回目のTDパス成功。レギュラーシーズン59試合目での100TD達成はNFL史上5番目の早さ。
- TDパス100回到達は球団史上最速。過去に達成したのはブレット・ファーヴ(60試合目)、リン・ディッキー(85)、バート・スター(129)の3人。
- 1試合で12人にパスを通したのはもちろん自己最高記録(これまでの最高は10人)であり、球団記録タイ。ブレット・ファーヴは2003年12月22日レイダーズ戦で同じく12人を達成している。
- 開幕前にトレードしたFBクイン・ジョンソンが土曜にタイタンズから解雇された。FBアーマード・ホールの出場停止がタイタンズ側のトレードの動機だったが、処分が明けると同時に用済みに。トレード条件は「5試合出場したら7巡」だったので、パッカーズは何ももらえないことになった。