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2011年6月19日

Notebook: 次はホワイトハウス訪問

2011年6月18日

スーパーボウルリング・セレモニー

待ちに待ったスーパーボウルリング・セレモニーがランボーフィールドのアトリウムで開催され、選手・コーチ・球団職員がスーパーボウル・リングを受け取った。レッドカーペットに始まる夫人同伴の豪華パーティの形式で、パーティの内容は公開されていない。

各人の前に名前入りの箱が置かれたものの、各種スピーチが終わって合図が出るまでは開けさせてもらえない。いっせいにオープンとなったとたん、選手たちが写真に撮ってTwitterでファンに報告している。リングのデザインについてマーク・マーフィ社長。「選手たちは大きいものを、豪華なものを望んだ。そのとおりにうまくできたと思う」

CBチャールズ・ウッドソン。「僕らは素晴らしいことを成し遂げたけど、仕上げが悪ければ意味がないからね。これがすべての頂点だよ。スーパーボウル・チャンピオンの1人として、自分の居場所ができたような気がする。これまで見たことのないような美しいリングだ。これ以上豪華にはできないだろう。今夜はこれをたっぷり楽しんで、NFLはロックアウトを終わらせ、僕らは2つ目のリングを手に入れる準備を始めなければ」

WRドナルド・ドライバー。「これ以上のものはない。素晴らしいリングだ。想像していた以上だった。これこそ僕やウッド(ウッドソン)が夢に見ていたものだ。ただ、僕は最後のマイルストーンに到達したわけじゃない。40歳までプレーを続けたいんだ」

マイク・マッカーシーHCが選手たちと会うのは4か月ぶりだ。「我々はあまりにも長く離れ離れになっていたからね。こうして個人的に会えるのは素晴らしいことだ。誰もが、次の戦いへと意欲を燃やしている。しかしその前に、この一章をこうして書き終えることが大事だ。今夜の催しはホームラン、いやグランドスラムだった。素晴らしい夜だったよ」

4つのスーパーボウルリング

NFL制覇13回 スーパーボウル制覇4回の歴史が盛り込まれた

サイドには名前とランボーフィールドと背番号が浮き彫りに

こちらのサイドはロンバルディ・トロフィー

内側にはプレーオフ4戦のスコア

いちばんラフな格好で来たCBチャールズ・ウッドソン

うっとりとリングを眺める マイク・マッカーシーHC

ついに念願のリングを手に入れた WRドナルド・ドライバー

地元ニュース映像 レッドカーペット入場の部分だけ

Jostens社のリング制作ビデオ

7つのリングを持つオレニチャック家を取り上げたニュース映像
亡き父ドミニクはパッカーズ社長、息子は現理事

2011年6月11日

RTマーク・タウシャーの今後は

WRグレッグ・ジェニングス主催チャリティ・ゴルフ・トーナメントが開催され、パッカーズ選手多数が参加した(写真)。RTマーク・タウシャーも久しぶりに顔を見せてインタビューに答えたが、(引退も含めて)今後のことははっきりしない、と語っている。負傷中に新人ブラガに先発RTの座を奪われ、2月末には彼に減俸を求めることを匂わすマッカーシーHC発言もあった。4月のドラフトではOTデレク・シェロッドが1巡指名され、33歳のタウシャーが先発の座を奪い返す可能性は低くなる一方だ。

「手術した肩の状態はいいよ。リハビリはうまく行ってる。手術前はすごい痛みがあったけど、ずっとよくなった。今は肩を100%の状態に戻すことに集中している。 来季プレーするか? 自分でもまだはっきりしないんだ。ロックアウトが終われば、自分の状況がどうなっているか、はっきりするだろう。それからじっくり考え、次のステップをどうするか結論を出すよ」

10年前にはRTアール・ドットソンが、若きタウシャーに先発の座を奪われたあと2年間ほど安いサラリーで控えを務めたことがあり、今はタウシャーが同じ状況になろうとしている。どの程度の減俸を求められるのか、交渉などなく単純にカットされるのか、FA市場に出たとして他球団で先発のチャンスがあるのか、控えに甘んじるよりは引退を選ぶのか。おそらくそういった選択肢を検討することになるのだろう。

ウィスコンシン大とパッカーズへの長きにわたる貢献を称え、この6月10日をマーク・タウシャーの日とする、とスコット・ウォーカー知事が宣言。この日のゴルフ・イベントの中でも、WRジェニングスがタウシャーを顕彰する機会を作ったり、ウィスコンシン大のマーチング・バンドが同大の応援歌を吹奏する場面もあった。

「昨季は素晴らしいシーズンだったよ。そりゃあ自分で最後までプレーしたかったけど、あのような成り行きでシーズンを終えることができて最高だった。ケガさえなければよかったとは思うけど、キャンプから目指してきた目標が達成できたんだからね。32球団が1つのゴールを目指し、僕らがその頂点に立つことができた。ほんとうに特別なことだ」

2011年6月 6日

チャリティ・ソフトボール・ゲーム

WRドナルド・ドライバー主催のチャリティ・ソフトボールゲームが開催され、満員御礼・過去最高8349人のパッカーズファンがアップルトン市の Fox Cities Stadium につめかけた。同イベントは2008年にドライバーが受け継いで以来4回目、ファーヴ主催の時代から数えると12回目の開催となる。今年はチケットが完売し、ファーヴ時代の最高に並ぶ観客動員数だった。ドライバーとロジャースへの声援がひときわ大きく、ドライバーの7歳の息子クリスチャンの人気も高い(写真)。

前座のホームラン・ダービーでは、昨年チャンプのQBマット・フリンを破ってRTブライアン・ブラガが6HRで勝利。ゲームは例によってオフェンス対ディフェンス。Pティム・マステイの連続ホームランなどで大量リードしたディフェンスに対し、オフェンスも終盤にQBアーロン・ロジャースの2打席連続HR(とうぜんチャンピオン・ベルトのポーズ)などで追い上げたが、けっきょくディフェンスが18-16で逃げ切り。4打数4安打2HRのPマステイがMVPに選ばれた。

6巡ルーキーのOLBリッキー・エルモアが先制ホームランを放ったほか、4巡指名CBデヴォン・ハウス、5巡指名TE D.J.ウィリアムズ、6巡指名ILB D.J.スミスといったルーキーたちも参加して先輩選手と初顔合わせ。収益(約$20万ドルの見込み)はドナルド・ドライバー財団を通して、北東ウィスコンシンおよびヒューストンのホームレス家庭への支援、スペシャル・オリンピックなどに寄付される。

以下は地元TV局のニュース映像から。

2011年6月 5日

Draft Notebook 10: DE Lawrence Guy

ドラフト指名選手紹介の最後は7巡30位(全体233位)指名のDEローレンス・ガイ(アリゾナ州立大)について。指名直後の記事も参照のこと。高校・大学と主にDTをプレーしてきたが、パッカーズでは3-4のDEに挑戦することになる。

これまで紹介したルーキー情報はすべてルーキー紹介のページにもまとめてあります。

2011年6月 4日

エリオット・ウルフが副人事部長に

パッカーズはプロ人事副部長のエリオット・ウルフを人事副部長に昇格させることを発表した。これまでは自球団を含めたNFLやCFLやUFL選手など(以前はNFLヨーロッパも)の評価を担当してきたが、今後はドラフトを含めてすべての人事に関わることになる。とはいっても、これまでもドラフト評価をアシストして大きな成果を残しているので、(昇給のほかに)仕事内容が大きく変わるわけではない。この昇進により、トンプソンGM、レジー・マッケンジー人事部長、ジョン・ドーシー・カレッジスカウト部長に次ぐ人事部門の4番手となるはずだ。

エリオット・ウルフはまだ29歳の若さ。90年代黄金期を築いたロン・ウルフ元GMの息子であり、顔立ちもよく似ている。10歳の頃からランボーフィールドに来て父のフィルム分析をアシストし、1993年以来パッカーズの全ドラフトに精通。マイアミ大在学中はフットボールのリクルーティング部門をボランティアで手伝っていた。卒業直後の2004年から(父は引退していたが)マイク・シャーマンHC/GM時代のパッカーズに加わり、レジー・マッケンジーの下でプロ人事アシスタントに。その仕事ぶりが認められて2008年春にはプロ人事副部長に昇進していた。

もともとアメリカはコネ社会であるうえ、フットボールのコーチやスカウティングの世界ではコネクションが物をいうことが多く、どこを見ても有名コーチやGMの息子は多い。最初のチャンスをつかむ上で圧倒的に有利なのはたしかだが、そこから出世できるかどうかは本人の実力しだい。エリオット・ウルフはすでに数年前からその眼力で評価が高く、球団内のライジング・スターとも言われていた。

2011年6月 2日

OL陣が合同ワークアウト

パッカーズのOLたちがテネシー州ナッシュヴィルで合同ワークアウトを行った。詳しい内容はわからないが、午前にトレーニング施設でワークアウトを行い、午後はゴルフやバスケなど親睦を兼ねた企画。日曜夜に集合し、水曜に解散となったようだ。場所がナッシュヴィルなのはLTクリフトンとCウェルズ(どちらもテネシー大)が同市近郊に住んでいるためで、指導もCウェルズのトレーナーである M.A.D. Sports Training 社のジャド・グランゾウに依頼した。

参加者はLTクリフトン、Cウェルズ、RGシットン、RTタウシャー、T/Gラング、T/Gニューハウス、C/Gディートリック=スミス。夫人が出産を控えているLGカレッジ(しかもFA移籍の公算も大きい)と、ドラフト指名ルーキーOL2人は参加していない。参加予定だったRTブラガはシカゴからのフライトがキャンセルになったため取りやめている。

ワークアウトを企画したCスコット・ウェルズ。「何人かが電話をかけてきて、やりたいと言ってきた。先行き不安のオフシーズンが長く続いて、みんな精神的に参ってしまいそうだと思った。例年なら毎日同じ連中と顔を合わせることができるのに、今はそれができず、いつまた会えるかわからないんだから。集まって一緒に過ごし、ワークアウトする必要があると思った。互いの状況をチェックして、それぞれでやっているトレーニングが適当かどうか、ちゃんと体ができているか、比べることができるしね」