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2011 NFL Draft Primer
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2011年4月28日
2011年NFLドラフトがいよいよ日本時間29日朝に迫ったので、あらためて概要をまとめてみる。以下はすべて日本時間。
- 会場は6年連続でニューヨークのRadio City Music Hall。
- 初日は4月29日(金)朝9時(米東部時間20時)スタート。1巡のみ。各球団の持ち時間10分。
- 2日目は4月30日(土)朝7時から。2巡および3巡。持ち時間は2巡が7分、3巡が5分。
- 3日目は5月1日(日)深夜1時から。4巡から7巡。持ち時間はすべて5分。
- 持ち時間の間にトレードがあれば、残り時間のカウントダウンは数え直しになる。つまり、残り1分の時点でトレードアップしたチームでも、1分で指名する必要はない。
- 長らく2日制で行われてきたNFLドラフトだが、昨年から3日制に変更されている。
- かつて1巡の持ち時間が15分だった時代には1巡終了まで5時間以上かかっていたが、2008年に持ち時間が10分に変更されてからは大幅に短縮。'08年の1巡は3時間30分、'09年が3時間23分、'10年が3時間28分だった(1球団平均6分半)。土曜の昼からウィークデイのプライムタイムに移した以上、あまり夜遅くなってはTV的にも困るのだろう。
- 過去3年と同じペースだとすれば、パッカーズの1巡指名は日本時間昼12時半ごろ。
- 2巡指名(2日目)は各球団の元名選手たちが壇上でアナウンスする(全球団リスト)。パッカーズは殿堂入りフルバックのジム・テイラー(75歳)が担当。トレード等で2巡指名権のない球団は3巡となる。
- 全指名選手の速報リストはNFL.comのこちらやESPNのこちらで。
- これまでに成立した指名権トレードはウィキペディアで。
- パッカーズの指名順は以下の9つ。
- 1巡32位
- 2巡32位 (全体64位)
- 3巡32位 (全体96位)
- 4巡32位 (全体129位)
- 4巡34位 (全体131位) ← Compensatory Pick
- 5巡32位 (全体163位)
- 6巡32位 (全体197位)
- 7巡01位 (全体204位) ← LSジャンセンのトレードで獲得
- 7巡30位 (全体233位)
- 今年は総勢25人もの上位指名候補が招待を受諾し、ドラフト会場で家族とともに指名を待つことになる。以前は年5人か6人を招待するだけだったが、ここ数年で急に増やしてきた。
- 日本のプロ野球ドラフトとは違い、各球団首脳はドラフト会場に姿を見せない。球団本部に"War Room" つまり作戦司令室を設営し、そこで戦略を話し合ったり、電話でトレードの交渉をしたりする(昨年の写真)。普段着でリラックスし、途中でサンドウィッチをパクついていたりする。ドラフト会場には球団の代表者(実際は使いっ走りの役)が派遣され、"War Room" からの電話指示を待つ。指名選手が決まると、電話を受けた代表者がカードに書いてリーグ側に提出する。
- たとえば、パンサーズの「代表者」としてドラフト会場に詰めるのは用具主任のジャッキー・マイルズ(ESPN記事)。指名選手名を書き込んだカードを直接コミッショナーに手渡すのではなく、球団代表者の後にNFL職員2人が付き、彼らに手渡したカードがコミッショナーに渡るという手順とのこと。
- 毎年1巡指名選手は指名翌日にグリーンベイに飛んでスタジアム見学や記者会見を行うが、もしロックアウトが続いていれば(依然不透明だが)事情が変わってくる。コーチたちとは挨拶するだけでフットボール上のミーティングを行うことはできず(おそらくプレーブックも手渡せない)、にっこり笑って挨拶して記者会見をした後は、他の選手同様ロックアウトされてしまう。
- ロックアウトが続いている間は、ドラフト指名選手との契約もドラフト外ルーキーの獲得もできない。
- 放送は今年もESPNとNFL Networkが担当。例年どおりであれば、NFL Networkの生映像がNFL.com で見られるはず。アクセスが集中するのでどうなるかはわからない。NFL Game Passのオフシーズン・パッケージに加入していれば高画質のNFL Network映像が確実に見られるが、こちらは数分間のディレイがあるためおすすめしにくい。
- ドラフト中はパッカーズのWar Roomの様子もこちらで見ることができる。(静止画のはず)