グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2011年2月13日

DEジョリーが復帰願いを提出

薬物問題で無期限出場停止(昨年の記事へ)となっているDEジョニー・ジョリーが、NFLに復帰願いを提出していることを代理人が明らかにした。「無期限」といっても実情は1年出場停止にちかく、シーズンが終了すれば復帰願いを提出できる。ただし、復帰が認められるためには、更生してトラブルなく暮らしていることをコミッショナーに認めてもらう必要があり、すんなり復帰できる保証はない。たとえば2007年のLBオデル・サーマン(CIN)は、薬物カウンセラーの勧告によりコミッショナーは復帰を認めず、さらに1年間待つことになった。

昨年DEジョリーは制限付きFAとして1年契約を結んだあと出場停止となったので、パッカーズとの契約はそこで停止したまま、という扱いになるらしい。そのため復帰が可能になった場合、今春はFAとならず、改めてパッカーズとの1年契約が再スタートとなる。

トラブルメーカーを嫌ってパッカーズが解雇する可能性もあるが、本人がクリーンである限り迎え入れてくれるだろう、と代理人は自信を示している。「チームはジョニーのキャリアを通じてよく支えてくれたし、今回のトラブルの間でさえそうしてくれた。だから、もしチームに戻れなければ私は驚くだろう。しかしそのためには責任が伴うことも本人は理解しているし、必ず責任を果たすはずだ」

地元記者たちの反応は、「セカンドチャンスを与える分には構わないのでは。厳しく目を光らせておき、更生していないようならいつでも解雇はできるのだし」といったところ。ジョリーの場合チームでの振る舞いが問題になったことはなく、課題は地元ヒューストンの悪い友人たちと手を切れるかどうか、ではないか。

戦力的には、実績あるDEジョリーがチーム復帰となればDL陣の層はかなり厚くなる。そのため、無制限FAとなる予定のDEカレン・ジェンキンズと再契約する必要性が多少下がるかもしれない。

カテゴリ : Player, Scandal