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グリーンベイ・パッカーズニュース

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2011年2月 1日

Notebook: 現地入り

いよいよ両チームの選手たちが現地入り。スーパーボウルウィークがスタートした。

正午ごろ、雪をものともせずランボーフィールドのゲートに集まったファンが"Go Pack Go!"のチャントを繰り返すなか、パッカーズがチームバスで出発（写真1・写真2・地元ニュース映像）。ディフェンシブラインマン全員がカウボーイハットにカウボーイブーツという迫力あるいでたちだ（写真）。（昨夏の地元商工会との昼食会ではQBロジャースとOL陣がその格好だった）
機体の除氷作業で少し遅れ、午後1時すぎにチャーター機がグリーンベイ空港を離陸。
4時すこし前にダラス-フォートワース国際空港に到着（写真・ビデオ）。マーフィ社長、トンプソンGM、マッカーシーHCと命令系統順にタラップを降りてくるのが興味深い。スティーラーズは2時間ほど前に現地入りしている。（到着や会見の時間をずらしてあるため、記者たちは両ホテルで取材できる仕組み）
約30分ほどでホテル（Omni Mandalay）に到着。ここでもたくさんのパッカーズファンが出迎えている。
5時15分からホテルでマッカーシーHCが会見。つづいてQBロジャース、CBウッドソン、ILBホーク、WRジェニングス、WRドライバー、OLBマシューズの主力6選手も会見を行った（写真）。内容はとくに目新しいものではないので割愛。

両チームとも口の軽いチームカラーではないので、わざわざ相手の戦意をかきたてるような舌戦は誰も起こさないだろう、というのが大方の見方。
雨と寒波が到来するため、屋内練習場の使用が検討されている。その場合に使うのはHighland Park高校。QBボビー・レイン、HBドーク・ウォーカー、QBマシュー・スタフォード（3人ともDET）といったOBがいる名門校だ。いくら本場テキサスとはいえ、NFLの練習ができるほどの屋内練習場が高校にあるのがすごい、と記者たちも声を揃える。
ダラスのダウンタウンにある42階建てのシェラトン・ダラス・ホテル（地図）にメディアセンターは設置されている。そこから記者たちはメディア・バスに乗り、警察のエスコート付きで両軍のホテルへ（帰りはエスコートがなかったらしい）。「先導付きのバスを通行人が覗き込んで、ただのメディア・バスだとわかってものすごくがっかりしてる」とある記者。途中でケネディ大統領暗殺事件現場のそばを通ったりしている（地図）。バス移動の間もTwitterにあれこれ書いてくれるのが楽しい。
本番でパッカーズ選手が使うのはふだんカウボーイズの使っているロッカールーム（こちらがホーム扱いであるためだろう）。すでにパッカーズ用の装飾がなされている。（写真）
今季のNFL最優秀ディフェンス選手はSトロイ・ポラマルに決定。昨年はCBウッドソンが同賞に輝いたが、惜しくもパッカーズから2年連続選出はならなかった。発表がこの日に変更されたのはOLBクレイ・マシューズの現地到着を待つためかとも見られていたが、けっきょくスティーラーズの方だった。全米の有力記者50人による投票は、ポラマル17票、マシューズ15票、OLBジェームズ・ハリスン（PIT）8票、DEジュリアス・ペッパーズ（CHI）6票。
フォートワース生まれのSSチャーリー・ペプラーにとっては里帰りでもある。「ダラスでスーパーボウルに出られるなんて、子供のころからの夢だ。まあ僕ら仲間はカウボーイズでプレーすることを夢見ていたわけだけど（笑）。家族が空港に迎えに来るというから、『必要ないって。僕の方から会いに行くから』と落ち着かせたよ。母は興奮してる。父もこのゲームのためにガーナから来る。弟たちも叔母も従弟も来るし、僕のチケット割り当て15枚はすべて使うよ」
テキサス生まれのCスコット・ウェルズはカウボーイズファンとして育ち、10歳でペンシルヴェニア州ブルックヴィル（スティーラーズ圏内）に引っ越した。「16歳までしか住まなかったけれど、当時の同級生とは連絡を取り合ってるよ。Facebookでもメッセージがたくさん来る。『進出おめでとう！君のためにも嬉しいよ。ただここからは君を応援できない』ってね（笑）。別にかまわないさ。友人の中のスティーラーズファン？全員だ」
チームを離れてリハビリをしているとQBロジャースに指摘されてムッとなったTEジャーマイケル・フィンリー。「僕らはグリーンベイでダイナスティが築けると思っている。アーロン・ロジャースは僕のQBだ。これから10年間僕にボールを投げてくれる」と、わだかまりがないことを強調している。
元QBカート・ワーナーは前々回スーパーボウルでスティーラーズ相手に377yds（Gamebook）を投げまくった。彼はPITディフェンス攻略法として、「スプレッドがいいと思う。私なら優秀なWR4人を投入してLBたちにパスカバレッジさせたい。ただし（パスプロが薄くなり）両OLBのラッシュが短距離で届きやすいので、QBがボールを早く離すことが重要」としている。
ドム・ケイパースとディック・ルボウの両DCによる3-4ディフェンスの進化を取り上げたNFL.comのビデオ。
WRジェームズ・ジョーンズはスーパーボウルウィークの体験を、ウィスコンシン血液センターのサイトでビデオつきブログに書くことになった。彼は同センターのスポークスマンを務めて3年目。今週献血したファンの中から抽選で、1位はWRジョーンズ夫婦とのディナー・ナイト、2位は彼のサイン入りフットボールがもらえることになっている。
いっぽうOLBクレイ・マシューズはJournal Sentinel紙にスーパーボウル・ダイアリーを掲載。
パッカーズのスーパーボウル・メディアガイドはこちら（PDF・4.37MB）。
刻々と増えていくスーパーボウル関連写真はこちら。